今年度は全国の幼稚園・保育所・認定こども園より121件の応募がありました。
審査委員会による、書類審査・現地調査および厳正なる最終審査を経て、下記の通り入選園を決定しました。
今年度は全国の幼稚園・保育所・認定こども園より121件の応募がありました。
審査委員会による、書類審査・現地調査および厳正なる最終審査を経て、下記の通り入選園を決定しました。
ソニー幼児教育支援プログラム 最優秀園(2園)
教育助成金200万円とソニー製品
ソニー幼児教育支援プログラム 優秀園 審査委員特別賞(1園)
教育助成金30万円とソニー製品
ソニー幼児教育支援プログラム 優秀園(6園)
教育助成金30万円とソニー製品
ソニー幼児教育支援プログラム 優良園(14園)
教育助成金10万円とソニー製品
●いぶき(同) いぶき保育園宮城野/宮城県 ●(福)遍照会 東大沢保育園/埼玉県 ●(福)砂原母の会 幼保連携型認定こども園そあ/東京都 ●(福)種の会 アルテ子どもと木幼保園/東京都 ●(福)久良岐母子福祉会 くらき永田保育園/神奈川県 ●(福)清心福祉会 幼保連携型認定こども園 清心こども園/石川県 ●岐阜市立岐阜東幼稚園/岐阜県 ●京都市立翔鸞幼稚園/京都府 ●(福)堺暁福祉会 幼保連携型認定こども園 あかつき保育園/大阪府 ●(福)ゆずり葉会 深井こども園/大阪府 ●芦屋市立西蔵こども園/兵庫県 ●(福)夢工房 夢の園保育園/兵庫県 ●幼保連携型認定こども園 奈良市立都跡こども園/奈良県 ●国立大学法人鳥取大学附属幼稚園/鳥取県
ソニー幼児教育支援プログラム 奨励園(46園)
教育助成金5万円とソニー製品
●(学)星学園 泉幼稚園/福島県 ●相馬市立日立木幼稚園/福島県 ●(学)若山学園 緑の詩保育園/埼玉県 ●(学)勝田学園 認定こども園 大成幼稚園/埼玉県 ●(特非)おれんじハウス おれんじハウス中葛西保育園/東京都 ●(学)みのり学園 大森みのり幼稚園/東京都 ●(福)砂原母の会 幼保連携型認定こども園すなはら/東京都 ●千代田区立番町幼稚園/東京都 ●(福)聖愛学舎 もみの木保育園長峰/東京都 ●(特非)東京学芸大こども未来研究所 東京学芸大 学芸の森保育園/東京都 ●(特非)東村山子育て支援ネットワークすずめ 幼児教室すずめ/東京都 ●(福)喜慈会 子中保育園/神奈川県 ●(福)岡山福祉会 岡山乳児園/新潟県 ●(福)岡山福祉会 岡山幼保連携型認定こども園/新潟県 ●伊那市 高遠第2・第3保育園/長野県 ●(特非)ふじみ子育てネットワーク 野外保育森のいえ ぽっち/長野県 ●(福)春風会 なかいず認定こども園/静岡県 ●名古屋市立桶狭間幼稚園/愛知県 ●西尾市立鶴城幼稚園/愛知県 ●(福)心暖まる会 認定こども園ひかりの森/滋賀県 ●(福)徳雲福祉会 幼保連携型認定こども園 千代川こども園/京都府 ●(福)楽慈会 幼保連携型認定こども園 藍咲学園/京都府 ●(学)藤の樹学園 安井幼稚園/京都府 ●(株)いろどり 伏見いろどり保育園/京都府 ●(福)心育会 幼保連携型認定こども園 さつきこども園/大阪府 ●(学)道輝学園 認定こども園おしお幼稚園/大阪府 ●(福)桃林会 保育所型認定こども園 あとりえらぼ遊育園/大阪府 ●(株)なーと こどもなーと摂津保育園/大阪府 ●(福)種の会 エールこども園/大阪府 ●(福)博光福祉会 幼保連携型認定こども園 宮前つばさ幼稚園/大阪府 ●芦屋市立岩園保育所/兵庫県 ●芦屋市立精道こども園/兵庫県 ●芦屋市立緑保育所/兵庫県 ●(学)七松学園 認定こども園七松幼稚園/兵庫県 ●(福)種の会 幼保連携型認定こども園 はっとこども園/兵庫県 ●(福)堺暁福祉会 幼保連携型認定こども園 きらり保育園/兵庫県 ●三木市立三樹幼稚園/兵庫県 ●幼保連携型認定こども園 奈良市立神功こども園/奈良県 ●田原本町立北幼稚園/奈良県 ●(特非)あいあいの杜 あいあい保育園/岡山県 ●(福)森友会 保育所型認定こども園 ひかりの森こども園/福岡県 ●(福)森友会 きぼうの森こども園/福岡県 ●(福)芽豆羅の里 幼保連携型認定こども園 めずらこども園/大分県 ●(福)和順会 幼保連携型認定こども園 むさしこども園/大分県 ●(福)育友会 幼保連携型認定こども園 飫肥こども園/宮崎県 ●延岡市立西階幼稚園/宮崎県
2023年度、「ソニー幼児教育支援プログラム」の保育実践論文には、全国の幼稚園・保育所・認定こども園から121件という多数のご応募をいただきました。保育者の思いや願いのもと、子どもたちがさまざまな感覚・感性を働かせ、遊びや生活を通して「科学する心」が育まれている実践事例を、考察と共に論じた優れた論文が数多く寄せられ、いずれも甲乙つけがたく、選考は非常に困難を極めました。審査委員による論文査読のみならず、現地に赴いての個別調査を踏まえた結果、今年度、最優秀園2園、優秀園6園、優良園14園、奨励園46園を選出いたしました。加えて、「科学する心」を育てる特にユニークな実践に贈られる優秀園審査委員特別賞を、2年ぶりに1園、決定いたしました。応募園のみなさまをはじめ、本プログラムにご賛同とご支援をいただきました多くのみなさまに、厚く御礼申し上げます。
入選論文では、子どもたちが「好き」から心をときめかせ、夢中になることで、「科学の本質」に迫る経験や「遊びの中での学び」の姿が多く見られました。一人の子どもの「好き」は、「もっとやりたい・知りたい」につながり、予想したり、試したり、体で表現したり、何かを作りだしたりすることへと広がっていく様子がわかります。さらに、お友達の「好き」とも繋がり、対話が生まれ、遊びがダイナミックに展開していきます。そこには必ず、一人一人の子どもに寄り添い、子どもの実態をしっかりと把握しながら、その発達過程に応じた関わりや環境構成の工夫をしている保育者の姿がありました。子どもの「好き」はいつしか保育者の「好き」となり、子どもと一緒に自然や事象に関わりながら心を動かしている先生方の存在が、安心して遊び込める場を保証していることを、論文から学ぶことができます。
また、子どもたちの興味や関心を深めるための一つのツールとして、デジタル機器等が用いられている実践もありました。無理に「使わせる」ではなく、「もっと知りたい」「もっと見たい」「みんなでやりたい」の延長線上で有効的に活用されていたように思います。さらに、ICTやSNSを活用し、園の取り組みや、子どもたちの興味・関心、「科学する心」を育てる保育の取り組みについて、保護者や地域に発信している園もありました。リアルな体験やコミュニケーションはとても大切なことではありますが、保育や日々の業務に新たなアプローチを取り入れるという面で、明日の保育へのさまざまな可能性が感じられました。
応募園の先生方の保育にかける情熱と、未来を生きる子どもたちのために必要なこれからの保育の在り方について研究を重ねられたすべての論文を高く評価いたします。次年度も、園の独自性を活かした「科学する心」を育てる実践のご応募をいただけますことを心より期待しています。
安井正人/慶応義塾大学 教授
秋田喜代美/学習院大学 教授
安梅勅江/筑波大学 教授
大豆生田啓友/玉川大学 教授
河合優子/聖徳大学 教授
島田啓一郎/ソニーグループ(株) 社友
(五十音順)