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ソニー教育財団について
ごあいさつ
会長ごあいさつ
ソニーの創業者である井深大氏が心に抱いた「子どもたちに科学を好きになってもらいたい」という願いから始まったソニー教育財団、その会長の任を仰せつかり、あらためて教育助成活動の開始以来65年余りの歴史の重みを感じ、身の引き締まる思いでいます。
戦後で荒廃した日本を立て直すために、非常に永い目線で、未来を担う子どもたちへの「教育に対して貢献する」という崇高な理念は、今でも当財団内で不偏的に力強く息づいています。この理念を更に深化させて、未来社会に対して貢献できることを考え続け、皆さんのご支援とご協力を賜りながら、井深さんの願い、そして当財団のパーパスにそった社会貢献活動を継続・発展させることが私の使命であると思っています。
「ヒトへの投資」という考えは、今でこそ広く言われますが、少子化の加速、経済の長期低迷、不安定な世界情勢といった厳しい状況下にあっても、私たちは、子どもたちに心動く感動機会を提供することによって、豊かで美しい心もったヒトに育ってくれると信じて事業を継続しています。そのためには「科学する心」を育む時間・環境を創り、子どもたちの考えや想いを真正面から受け止めて支援していく事が如何に大切か、私たちは改めて認識しています。その高い理念に見合った活動を、これからも皆さんと共に検討し、実行・実践していきたいと考えています。
未来社会を担う子どもたちが、輝いて自らの力で前進し続ける事を夢見て、社会全体で子どもたちを育み、応援するという環境が日本に根付く事に、少しでも貢献できる様に努力してまいります。引き続き皆さまからの、ご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願いします。
公益財団法人 ソニー教育財団
会長 根本章二
理事長ごあいさつ
この度、公益財団法人ソニー教育財団の理事長を拝命いたしました。
乳幼児期からおもに中学生まで、人間の成長期でいちばん大事な時期に、子どもたちの好奇心や探求心、そして人を思いやる豊かな心、つまり当財団が大切にしている「科学する心」を育むことは、人として大きく成長するために大変重要なことです。子どもを中心とした素晴らしい教育や保育を実践いただくため、当財団は教育現場と先生方の活動支援を続けております。
また、子どもたちが実際に手を動かして、さまざまなことに挑戦する「ものづくり」体験の場づくりにも力を入れています。未来を生きる子どもたちに、ものの仕組みや原理をより深く理解してもらい、豊かなものの見方や観察ができるようになってもらいたいと考えています。これらの経験が子どもたちの将来に少しでも影響を与えられることを期待しています。
不安定な世界情勢、経済金融不安、環境問題、少子化の問題など、地球規模でいつどのようなことが起こるかわからない状況です。子どもたちがそのような中を生き抜いていくために、教育現場では何が求められているのか、これからの教育、保育のあるべき姿を想像しながら、皆さまと共に考え続けていくことが、当財団の使命であると思っております。当財団の論文事業、および教育・保育のグッドプラクティスの共有、教育者・保育者間の人脈づくりの場の提供、教育・保育の変革のリーダーをめざす研修会開催などさまざまな活動を通じ、熱意ある教育者、保育者の思いが少しでも社会に根付き、教育・保育の未来を変えるお手伝いをさせていただきたいと願っています。
公益財団法人 ソニー教育財団
理事長 盛田陽一
沿革
設立までのあゆみ
- 1959
- ソニー小学校理科教育振興資金贈呈開始
- 1961
- ソニー株式会社創立15周年を記念し新たに中学校を加える(第6回ソニー理科教育振興資金贈呈式)
- 1963
- ソニー理科教育振興資金受賞校連盟結成大会を滋賀県豊郷小学校にて開催
- 1971
- ソニー株式会社創立25周年を記念し連盟会員を米国に教育研修交流のため派遣(以降10年継続)
財団のあゆみ
- 1972
- 主務官庁文部省から民法第34条によって財団設立認可
財団法人ソニー教育振興財団設立(井深大理事長)
ソニー株式会社の拠出資金1億円を基金とする(平成12年現在基金31億円)
業務開始(ソニー株式会社教育振興室の行う助成活動を継承)
- 1973
- 文部大臣から試験研究法人(昭和63年4月「公益の増進に著しく寄与する法人」)として認可(以後継続認可)
- 1974
- 第1回国際シンポジウム開催(1979年のワシントンDCを含め、1980年までに10回開催)
- 1981
- National Science Teachers Association(全米科学教育者連盟)より 日米教育交流の貢献によって表彰を受ける
財団設立10年記念式典にあたり文部大臣より感謝状を頂く
- 1983
- ソニー理科教育振興資金贈呈25年を記念しソニー株式会社より副賞として ビデオ・テレビ機器一式の贈呈開始
- 1984
- 入選校の児童生徒に記念品贈呈開始
- 1986
- 国際姉妹都市間における教師交換研修発足(以降9年継続 14組・29都市で実施)
- 1987
- 「ソニー理科教育振興資金」を「ソニー教育資金」に改称
- 1989
- ソニーによる教育助成30周年・ソニー受賞校連盟結成25周年記念事業として「科学の遊び-エクスプロラトリアム
(サンフランシスコの科学博物館)展」を東京・科学技術館において開催
- 1990
- 「科学の遊びーエクスプロラトリアム展」地方巡回展を、1990年より1992年まで、旭川市・新潟市・千葉市・東京都・
川崎市・名古屋市・久留米市・神戸市で開催(入場者数約94万人)
- 1992
- 井深大理事長 文化勲章を受章
- 1996
- 中学生「英語ビデオメッセージ」募集開始(2000年まで継続)
- 1997
- 井深理事長 逝去(勲一等旭日桐花大綬章を追贈され正三位に叙せられた)
- 1998
- 大賀典雄理事長就任
- 1999
- ソニー教育資金40周年記念式典にあたり文部大臣より感謝状を頂く(2回目)
- 2001
- (財)幼児開発協会と統合し(財)ソニー教育財団と名称変更
「ソニー教育資金」を「ソニー子ども科学教育プログラム」に改称
- 2002
- 「ソニー幼児教育支援プログラム」開始
- 2003
- ハーバード大学教育学大学院の夏期講座「Project Zero Classroom」へ理科教員の派遣を開始
(2012年までに10回派遣)
- 2005
- 「科学の泉-子ども夢教室」第1回開催
- 2006
- 幼児開発センター活動終了
- 2007
- 「ソニーものづくり教室」、「『科学する心』を見つけよう フォトコンテスト」 開始
- 2009
- 教育助成活動 50周年記念事業開催
ソニー教育資金50周年記念式典にあたり文部大臣より感謝状を頂く(3回目)
- 2020
- ソニー教育資金60周年記念式典にあたり文部大臣より感謝状を頂く(4回目)