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ソニー子ども科学教育プログラム

2020年度 教育実践論文 入選発表

今年度は全国の小・中学校より177件の応募がありました。
厳正なる書類審査、例年の現地調査に代わる、コロナ禍でのオンラインインタビューや授業実践を記録したビデオによる審査を経て、審査委員会により、下記の入選校を決定しました。

最優秀校

ソニー子ども科学教育プログラム 最優秀校(2校)
教育助成金300万円とソニー製品

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最優秀校

国立大学法人千葉大学教育学部附属小学校/千葉県

テーマ:
科学が好きな子どもの育成
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最優秀校

旭市立干潟中学校/千葉県

テーマ:
科学が好きな子どもを育てる「原点とは何か?」~本当に理科が好きな子どもを目指して~

優秀校

ソニー子ども科学教育プログラム 優秀校(12校)
教育助成金50万円とソニー製品

南部町立剣吉小学校/青森県

匝瑳市立八日市場第二中学校/千葉県

横浜市立井土ヶ谷小学校/神奈川県

横浜市立立野小学校/神奈川県

学校法人山梨学院山梨学院小学校/山梨県

諏訪市立中洲小学校/長野県

富士見町立富士見中学校/長野県

川上村立川上中学校/長野県

刈谷市立朝日中学校/愛知県

国立大学法人愛媛大学教育学部附属小学校/愛媛県

北九州市立木屋瀬小学校/福岡県

大分市立長浜小学校/大分県

奨励校

ソニー子ども科学教育プログラム 奨励校(74校)
教育助成金10万円とソニー製品

●旭川市立大有小学校/北海道 ●遠軽町立丸瀬布中学校/北海道 ●十和田市立ちとせ小学校/青森県 ●十和田市立藤坂小学校/青森県 ●十和田市立南小学校/青森県 ●おいらせ町立下田小学校/青森県 ●南部町立向小学校/青森県 ●山形市立第六小学校/山形県 ●会津若松市立城西小学校/福島県 ●いわき市立泉小学校/福島県 ●いわき市立小名浜第一小学校/福島県 ●いわき市立汐見が丘小学校/福島県 ●いわき市立渡辺小学校/福島県 ●郡山市立明健小学校/福島県 ●田村市立都路小学校/福島県 ●川俣町立川俣小学校/福島県 ●川俣町立富田小学校/福島県 ●北塩原村立裏磐梯小学校/福島県 ●国立大学法人福島大学附属小学校/福島県 ●稲敷市立新利根中学校/茨城県 ●土浦市立下高津小学校/茨城県 ●さくら市立氏家中学校/栃木県 ●国立大学法人宇都宮大学共同教育学部附属中学校/栃木県 ●さいたま市立高砂小学校/埼玉県 ●さいたま市立沼影小学校/埼玉県 ●幸手市立上高野小学校/埼玉県 ●千葉市立あすみが丘小学校/千葉県 ●千葉市立金沢小学校/千葉県 ●千葉市立さつきが丘東小学校/千葉県 ●千葉市立本町小学校/千葉県 ●学校法人成蹊学園成蹊小学校/東京都●学校法人成城学園成城学園初等学校/東京都●横浜市立相沢小学校/神奈川県 ●佐渡市立金泉小学校/新潟県 ●佐渡市立新穂中学校/新潟県 ●三条市立大崎学園/新潟県 ●新潟市立白新中学校/新潟県 ●十日町市立中条小学校/新潟県 ●国立大学法人上越教育大学附属中学校/新潟県 ●国立大学法人富山大学人間発達科学部附属小学校/富山県 ●白山市立北星中学校/石川県 ●岡崎市立岩津小学校/愛知県 ●岡崎市立大門小学校/愛知県 ●刈谷市立雁が音中学校/愛知県 ●刈谷市立刈谷南中学校/愛知県 ●刈谷市立富士松南小学校/愛知県 ●刈谷市立依佐美中学校/愛知県 ●西尾市立佐久島しおさい学校/愛知県 ●西尾市立中畑小学校/愛知県 ●京都市立錦林小学校/京都府●京都市立九条弘道小学校/京都府●京都市立室町小学校/京都府●京都市立洛中小学校/京都府●姫路市立高浜小学校/兵庫県 ●姫路市立安室東小学校/兵庫県 ●国立大学法人兵庫教育大学附属中学校/兵庫県 ●国立大学法人広島大学附属三原小学校/広島県 ●阿南市立平島小学校/徳島県 ●徳島市加茂名小学校/徳島県 ●今治市立乃万小学校/愛媛県 ●北九州市立枝光小学校/福岡県 ●北九州市立合馬小学校/福岡県 ●北九州市立小石小学校/福岡県 ●北九州市立星ケ丘小学校/福岡県 ●北九州市立光貞小学校/福岡県 ●北九州市立八枝小学校/福岡県 ●北九州市立湯川小学校/福岡県 ●熊本市立桜木東小学校/熊本県 ●菊陽町立菊陽西小学校/熊本県 ●南関町立南関第三小学校/熊本県 ●薩摩川内市立東郷学園義務教育学校/鹿児島県 ●枕崎市立枕崎小学校/鹿児島県 ●南九州市立宮脇小学校/鹿児島県 ●国立大学法人鹿児島大学教育学部附属小学校/鹿児島県

審査委員長総評

今年度は、コロナ禍の影響によって、各学校においても大変な状況であったと思いますが、そのような中で全国177校の学校から応募をしていただきました。皆さんのご努力に感謝します。

特に4月、5月の実践では、休校中の対応として、多くの学校でオンラインによる課題提供等の新しい取り組みが行われたことは非常に新鮮でした。今後GIGAスクール構想の実現に伴い、ICTの設備が全ての学校にそろうことになります。ICTを活用した理科教育がさらに推し進められ、先生方の教育研究や研修会などでもこのような新しい取り組みが展開されることを期待したいと思います。また、プログラム教育についても非常に良い実践が見られ、取り組みが進んでいるのも実感できました。大変な状況の中で新しい実践の芽が出てきており、これからの取り組みに希望の持てる年になったのではないかと思います。

審査に当たっては、例年、優れた論文と評価された学校を訪問して、実際の授業や学校、子どもたちの様子などを見学した上で論文審査の評価を確認し、最優秀校を決定していましたが、今年度は、コロナ禍の影響によって現地に赴くことができませんでした。そのため、2コマの授業と学校紹介の動画を撮影して送っていただき、それを参考にして最終審査を行いました。

今年度の最優秀校は、千葉大学教育学部附属小学校と旭市立干潟中学校が選ばれました。千葉大学教育学部附属小学校は、子どもの疑問を一つ一つ取り上げて発展的な学習に取り組んでいる点が評価されました。旭市立干潟中学校は、授業の基本方針がしっかりしており、子どもたちが挑戦する姿が具体的に示されていることが評価されました。各学校の取り組みについては、審査講評およびソニー教育財団ホームページにある上位入選校の論文に目を通していただきたいと思います。いずれの学校も確かな実践に支えられ、それぞれの学校の特色を生かした取り組みとなっています。

一人でも多くの先生方がこれらの論文に触れられ、自分も応募してみようと思っていただければ幸いです。ソニー教育財団はこれからも本論文への応募はもちろん、「科学が好きな子どもを育てる」ことにチャレンジされる先生方を応援してまいります。

審査委員長

御手洗康/元文部科学事務次官

審査委員

渥美雅子/弁護士
清原洋一/秀明大学 教授
西谷清/ソニー教育財団 元理事長
山下修一/千葉大学 教授
(五十音順)

募集要項