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ソニー子ども科学教育プログラム

2019年度 教育実践論文 入選発表

今年度は全国の小・中学校より171件の論文応募があり、
書類審査、現地調査および厳正なる最終審査を経て、下記の通り入選校が決定しました。

最優秀校

ソニー子ども科学教育プログラム 最優秀校(2校)
教育助成金300万円とソニー製品

北九州市立藤松小学校/福岡県 イメージ画像
最優秀校

北九州市立藤松小学校/福岡県

テーマ:
科学する心を育む
藤松の教育2019~「見る」から始まる「考える」理科・生活科学習の創造~
豊川市立南部中学校/愛知県 イメージ画像
最優秀校

豊川市立南部中学校/愛知県

テーマ:
「どうしても解き明かしたい!」
導入と問い直しの工夫により、子どもが主体的に活動し、自然の神秘と科学の有用性を実感する科学教育を目ざしてⅡ

優秀校

ソニー子ども科学教育プログラム 優秀校(10校)
教育助成金50万円とソニー製品

遠軽町立丸瀬布中学校/北海道

国立大学法人福島大学附属小学校/福島県

旭市立干潟中学校/千葉県

匝瑳市立八日市場 第二中学校/千葉県

横浜市立立野小学校/神奈川県

三条市立大崎学園/新潟県

十日町市立中条小学校/新潟県

諏訪市立中洲小学校/長野県

静岡市立麻機小学校/静岡県

国立大学法人山口大学
教育学部附属山口小学校/山口県

奨励校

ソニー子ども科学教育プログラム 奨励校(73校)
教育助成金10万円とソニー製品

●旭川市立大有小学校/北海道 ●旭川市立永山南小学校/北海道 ●札幌市立白石中学校/北海道 ●札幌市立円山小学校/北海道 ●十和田市立ちとせ小学校/青森県 ●十和田市立藤坂小学校/青森県 ●平川市立柏木小学校/青森県 ●南部町立剣吉小学校/青森県 ●南部町立向小学校/青森県 ●階上町立階上中学校/青森県 ●国立大学法人山形大学附属小学校/山形県 ●いわき市立小名浜第一小学校/福島県 ●いわき市立汐見が丘小学校/福島県 ●いわき市立中央台東小学校/福島県 ●田村市立都路小学校/福島県 ●福島市立三河台小学校/福島県 ●川俣町立富田小学校/福島県 ●稲敷市立新利根中学校/茨城県 ●かすみがうら市立上佐谷小学校/茨城県 ●取手市立戸頭小学校/茨城県 ●美浦村立安中小学校/茨城県 ●さくら市立氏家中学校/栃木県 ●さいたま市立大戸小学校/埼玉県 ●さいたま市立大谷口小学校/埼玉県 ●幸手市立上高野小学校/埼玉県 ●袖ケ浦市立蔵波中学校/千葉県 ●千葉市立大椎中学校/千葉県 ●千葉市立さつきが丘東小学校/千葉県 ●千葉市立都賀小学校/千葉県 ●千葉市立本町小学校/千葉県 ●横浜市立相沢小学校/神奈川県 ●横浜市立井土ヶ谷小学校/神奈川県 ●横浜市立権太坂小学校/神奈川県 ●横浜市立瀬谷小学校/神奈川県 ●佐渡市立金井中学校/新潟県 ●三条市立井栗小学校/新潟県 ●新潟市立白新中学校/新潟県 ●甲府市立上条中学校/山梨県 ●岐阜市立柳津小学校/岐阜県 ●岡崎市立小豆坂小学校/愛知県 ●岡崎市立愛宕小学校/愛知県 ●岡崎市立岩津小学校/愛知県 ●岡崎市立河合中学校/愛知県 ●岡崎市立三島小学校/愛知県 ●刈谷市立朝日中学校/愛知県 ●刈谷市立小垣江東小学校/愛知県 ●刈谷市立刈谷南中学校/愛知県 ●刈谷市立住吉小学校/愛知県 ●刈谷市立富士松中学校/愛知県 ●刈谷市立富士松南小学校/愛知県 ●刈谷市立依佐美中学校/愛知県 ●西尾市立中畑小学校/愛知県 ●堺市立鳳南小学校/大阪府 ●姫路市立城北小学校/兵庫県 ●和歌山市立宮北小学校/和歌山県 ●下関市立向井小学校/山口県 ●阿南市立中野島小学校/徳島県 ●阿南市立平島小学校/徳島県 ●今治市立西中学校/愛媛県 ●北九州市立合馬小学校/福岡県 ●北九州市立曽根東小学校/福岡県 ●北九州市立湯川小学校/福岡県 ●福岡市立勝馬小学校/福岡県 ●福岡市立笹丘小学校/福岡県 ●西海市立大島東小学校/長崎県 ●天草市立牛深小学校/熊本県 ●熊本市立桜木東小学校/熊本県 ●山鹿市立稲田小学校/熊本県 ●別府市立上人小学校/大分県 ●出水市立東出水小学校/鹿児島県 ●鹿児島市立中洲小学校/鹿児島県 ●鹿児島市立平川小学校/鹿児島県 ●薩摩川内市立東郷学園義務教育学校/鹿児島県

審査委員長総評

2019年度は、ソニー教育助成60周年にあたる年になります。

本年度の「ソニー子ども科学教育プログラム」は、全国の小学校・中学校より合わせて171校から論文のご応募をいただきました。60年もの長い間、本プログラムの趣旨に賛同され、「科学する」ことの楽しさを子どもたちに伝えるために、熱心な取り組みを継続し、この事業を支えていただいている多くの先生方に心より敬意を表します。

論文内容の審査は、独自性のある実践を行っているか、学校全体で取り組んでいるか、子どもたちが学習に主体的に向き合っているか、地域との連携があるか、次年度の計画においてより深化のある発展させた内容になっているかなど、様々な角度から評価を行っています。実践成果の報告が高い評価を受けている学校でも、次年度計画において新規性・発展性のある具体的な内容が乏しい計画となっているのは大変残念です。優れた実践を踏まえて更に独自性のあるチャレンジングな内容の計画を立て、取り組んでいただければと思います。

今年も、最優秀校の審査はいずれの学校も評価が拮抗しておりましたが、論文内容の評価と現地調査の評価を加味して慎重に審査した結果、今年度の最優秀校には北九州市立藤松小学校と、豊川市立南部中学校の2校が選ばれました。藤松小学校は11年連続応募し、一人一人が主体的に追及して問題解決を図るこれまでの授業改善の取り組みを集大成した「藤松小プラン」が評価されました。南部中学校は、「自然の神秘」と「科学の有用性」を実感する理科教育の実現を目指す問題解決的な学習を重視した研究実践が評価されました。また、優秀校は小学校7校、中学校3校が選出されました。

近年、学校や教員を取り巻く環境が徐々に変化しており、働き方改革や中堅の教員の減少等様々な理由により、残念ながら、論文の応募数も減少傾向にあります。実践の結果を論文にまとめることは手間のかかる大変なことです。しかし、その過程を通して実践を振り返り、指導方法の改善と指導力の向上を図ることが児童・生徒の成長に繋がります。科学が好きな子どもたちを育てる理科教育の充実・発展のために、次年度もより多くの先生方の積極的なご応募を期待しております。

最後に、子どもたちの未来のために、日々創意工夫をして実践に取り組んでおられる学校や教員の皆様、ご支援してくださる保護者や地域の皆様にあらためて敬意を表しますとともに、ソニー子ども科学教育プログラムに対するご理解とご支援にお礼申し上げます。

審査委員長

御手洗康/元文部科学事務次官

審査委員

渥美雅子/弁護士
清原洋一/秀明大学 教授
西谷清/ソニー教育財団 元理事長
山下修一/千葉大学 教授
(五十音順)

募集要項