今年度は全国の小・中学校より161件の応募がありました。
厳正なる書類審査、オンラインインタビューや授業実践を記録したビデオによる審査を経て、審査委員会により、下記の入選校を決定しました。
今年度は全国の小・中学校より161件の応募がありました。
厳正なる書類審査、オンラインインタビューや授業実践を記録したビデオによる審査を経て、審査委員会により、下記の入選校を決定しました。
ソニー子ども科学教育プログラム 最優秀校(2校)
教育助成金300万円とソニー製品
ソニー子ども科学教育プログラム 優秀校(6校)
教育助成金50万円とソニー製品
ソニー子ども科学教育プログラム 奨励校(62校)
教育助成金10万円とソニー製品
●札幌市立白石中学校/北海道 ●遠軽町立丸瀬布中学校/北海道 ●おいらせ町立下田小学校/青森県 ●田子町立田子小学校/青森県 ●国立大学法人山形大学附属小学校/山形県 ●郡山市立明健小学校/福島県 ●国立大学法人福島大学附属中学校/福島県 ●北塩原村立裏磐梯小学校/福島県 ●中島村立滑津小学校/福島県 ●かすみがうら市立下稲吉東小学校/茨城県 ●つくばみらい市立伊奈中学校/茨城県 ●足利市立矢場川小学校/栃木県 ●さくら市立氏家中学校/栃木県 ●真岡市立物部小学校/栃木県 ●さいたま市立大宮西小学校/埼玉県 ●さいたま市立沼影小学校/埼玉県 ●匝瑳市立八日市場第二中学校/千葉県 ●袖ケ浦市立蔵波中学校/千葉県 ●千葉市立有吉中学校/千葉県 ●千葉市立磯辺中学校/千葉県 ●千葉市立大宮中学校/千葉県 ●千葉市立金沢小学校/千葉県 ●千葉市立さつきが丘中学校/千葉県 ●千葉市立千城台南中学校/千葉県 ●千葉市立花園小学校/千葉県 ●千葉市立誉田中学校/千葉県 ●千葉市立本町小学校/千葉県 ●千葉市立若松中学校/千葉県 ●相模原市立淵野辺小学校/神奈川県 ●横浜市立井土ヶ谷小学校/神奈川県 ●横浜市立大岡小学校/神奈川県 ●横浜市立白幡小学校/神奈川県 ●横浜市立西柴小学校/神奈川県 ●佐渡市立金泉小学校/新潟県 ●胎内市立胎内小学校/新潟県 ●山梨学院小学校/山梨県 ●国立大学法人静岡大学教育学部附属静岡中学校/静岡県 ●安城市立錦町小学校/愛知県 ●岡崎市立小豆坂小学校/愛知県 ●刈谷市立小垣江東小学校/愛知県 ●刈谷市立亀城小学校/愛知県 ●京都市立花背小中学校/京都府 ●国立大学法人大阪教育大学附属平野小学校/大阪府 ●和歌山市立木本小学校/和歌山県 ●国立大学法人和歌山大学教育学部附属小学校/和歌山県 ●阿南市立津乃峰小学校/徳島県 ●徳島市加茂名小学校/徳島県 ●北九州市立浅川小学校/福岡県 ●北九州市立深町小学校/福岡県 ●北九州市立光貞小学校/福岡県 ●北九州市立八枝小学校/福岡県 ●北九州市立湯川小学校/福岡県 ●北九州市立横代小学校/福岡県 ●福岡市立笹丘小学校/福岡県 ●宇城市立豊野小学校/熊本県 ●国立大学法人熊本大学教育学部附属小学校/熊本県 ●菊陽町立菊陽西小学校/熊本県 ●大分市立長浜小学校/大分県 ●薩摩川内市立東郷学園義務教育学校/鹿児島県 ●枕崎市立枕崎小学校/鹿児島県 ●南九州市立松山小学校/鹿児島県 ●南さつま市立益山小学校/鹿児島県
本年度の「ソニー科学教育プログラム」には、全国から161校の応募をいただきました。本プログラムの趣旨に賛同され「科学が好きな子どもを育てる」ために、コロナ禍の中で熱心に取り組みを継続されている多くの先生方に心より敬意を表します。
論文内容については、理科・生活科の単元の授業が中心に述べられおり、観察、実験、体験的な学習、探究学習などにより科学の面白さを実感させ、子どもたちが主体的に学んでいる姿をまとめているものが多く見られます。また、GIGAスクール構想の推進よってICT機器を活用した授業実践についての内容が増えています。
授業実践のレベルは毎年向上しているように思いますが、子どもたちが「科学が好きになる」という目標のもとに、学校の教育活動全体で取り組む実践や教科を超えた実践についても応募が見られればと思います。これからも、新しい取り組みが展開されていくことを期待したいと思います。
一方、論文の書き方については、規定ページ数に収めるため行間が狭く、図表が判読できないなど審査するのが困難な論文が多くみられます。実践の内容を他の多くの学校や先生方に伝えるために、文章や図表が読みやすい論文になるようまとめいただくことも大事なことです。
審査に当たっては、昨年同様、コロナ禍の影響によって現地に赴くことができなかったため、1コマの授業のビデオとオンラインによるインタビューを行い、それを参考にして最終審査を行いました。小学校、中学校ともに論文内容の評価が拮抗しておりましたが、慎重に審査した結果、今年度の最優秀校は、横浜市立立野小学校と刈谷市立朝日中学校が選ばれました。
横浜市立立野小学校は、どの実践も子どもが興味を持つような授業づくりで、じっくり観察させて、子どもたちが主体的に学習する姿がとらえられています。また、若い教員の方も積極的に研究に参加しており、学校全体で理科教育の充実に取り組んでいることが評価されました。
刈谷市立朝日中学校は、生徒の心をつかみ、疑問と興味を起こさせるような事象を提示し、話し合いを通してみんなで考え、問題を解決し、理解していくという生徒主体の授業が行われ、生徒の探究的な科学活動も活発に行われています。また、研究主任のリーダーシップのもと、地域企業との連携や他教科との連携も図りながら、学校全体で研究を進めて取り組んでいることが評価されました。
なお、今年度よりソニー子ども科学教育プログラムでは、個人で自分なりの研究課題を設定して実践を提案する「教育実践計画」の募集も開始しています。教科の指定もありませんので、独自性のある斬新な計画を立て、多くの先生方に応募して実践していただければ幸いです。
ソニー教育財団は、これからも「科学が好きな子どもを育てる」ことにチャレンジされる先生方を応援してまいります。
御手洗康/元文部科学事務次官
渥美雅子/弁護士
清原洋一/秀明大学 教授
西谷清/ソニー教育財団 元理事長
山下修一/千葉大学 教授
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