第1期 保育実践ゼミナール 開催報告のイメージ画像

第1期 開催報告[2022年度開催]

ぐうたら村でのレクチャーの様子
第1期の様子

2022年度にソニー教育財団と「ぐうたら村」が手を携え、新たに開講した未来志向の「保育実践ゼミナール」。地球に暮らす私たちにとってこれから求められる未来の保育とは何かについて、自ら課題を抽出し、園で実践したことを持ち寄りながら、じっくりと考える9か月間となりました。「ぐうたら村」で過ごした1泊2日、講師の先生方、ゼミの仲間と寝食を共にしながら語り合い、仲間と森を歩き、土の匂いを嗅いだり触ったり、モグラの穴を探したりしながら、自然と命の循環について、体と心で感じる貴重な体験をしました。ゼミ生は経験年数も年齢もさまざまでしたが、助け合い、支え合いながら最終ゼミに臨み、ゼミナール終了後も、周りの仲間を巻き込んだ実践や、園を超えた自主的な活動にチャレンジされています。

第1期開催概要

講師
小西貴士氏(森の案内人)
大豆生田啓友氏(玉川大学教授)
開催期間
2022年6月14日(火)~ 2023年2月25日(土)
研修形態
  1. オンライン研修 2回(最終発表会含む)
  2. 体験(ぐうたら村(山梨県)での宿泊研修) 2回(1泊2日)
参加人数
12名

スケジュール

第1回 2022年6月14日(火) オンライン オリエンテーション
第2回 2022年8月7日(日) ~8月8日(月)※1泊2日 ぐうたら村(宿泊) フィールドワーク(森・畑など)・レクチャー
第3回 2022年10月18日(火) オンライン 中間報告
第4回 2023年2月25日(土) オンライン 発表(プレゼンテーション)・講師コメント

第1期ゼミ生からのメッセージ(抜粋)

第1期ゼミ生の感想やその後の活動についての一部を抜粋してご紹介します。全文はPDFでご覧いただけます。(PDF/1000.41 KB )

遍照広尾保育園
宮西実也(ジョニー)先生

ぐうたら村でのゼミ生たちの語りあいの様子

ぐうたら村で、自然を歩き、落ち葉をかき分けた土の中に生きる小さな生き物たち、岩のコケの存在意義、滝から流れる水、ミツバチの役割…人間だけでない地球全体との関係の中で生き、共生関係を持っているんだ。そう感じられた。自然物を「モノ」としてではなくつながり中での「コト」として見る視点。言葉では上手く伝えきれないが、この世界で生きている人間は自然の一部であるという感覚をゴリさんから教えてもらった。「いのち真ん中社会」の実現のとは?というメッセージをマメ先生は、私たちに投げかけてくれた。この世界に生きる全ての「いのち」を主体とする考え方は、生きる豊かさ、生きる面白さを感じさせてくれる。

※ゴリさんは講師の小西先生、マメ先生は大豆生田先生のこと。

むさしの森保育園
田畑貴子先生

花の蜜を吸うみつばちの写真

みつばちは持続可能な社会にとても大切な存在。その大切なみつばちと共に園で子どもの時から暮らせるような環境が出来たらとても素晴らしい! と、研修後、早速SNSで「みつばちの好きな花を育ててみませんか?」と呼びかけました。たくさんの先生達が賛同してくださり、とても嬉しかったです。自園を超え想いが一緒の保育園さんたちと出会え、さらにその先生達の手によってそれぞれの園で活動が広がっていったことがとっても幸せでした!