地球規模の問題が山積する中で、子どもたちが自らのよさを発揮し様々な価値観を持つ人々と共に明るい未来を創っていくために、今、保育実践者は何ができるでしょう。この課題に挑戦するために、持続可能な社会とこれからの保育・幼児教育を結ぶ「ぐうたら村」と、子どもの “科学する心” (豊かな感性・創造性・主体的に遊び学ぶ力)を育てる保育を提唱する「ソニー教育財団」が手を携え、未来志向の「保育実践ゼミナール」を開講します。

第3期 開催報告[2024年度開催]

ぐうたら村でのフィールドワーク
第3期の様子

第3期も「ぐうたら村」での宿泊研修を夏と冬の2回実施。森に入り土の感触や匂いを確かめたり、冷たい滝に足をつけて自然の中の水の循環を体感したりするなど、ゼミ生の保育者たちがセンスオブワンダーを全身で感じる機会となりました。この経験を園で持ち帰り、自分なりの実践を行う「往還型研修」のため、報告会では、滑り台の下の小さなスペースを子どもたちと耕して植物を植えてみたエピソードや、園庭に虫を呼び込む環境作りの工夫、土づくりの活動が子ども達や園の仲間、保護者への協力につながった様子などを聞くことができました。ゼミ生の試みはまだスタートしたばかりかもしれませんが、人間も自然の循環の一部であることを改めて認識させられる、持続可能な社会への挑戦となっていました。

開催概要

講師
小西貴士氏(森の案内人)
大豆生田啓友氏(玉川大学教授)
開催期間
2024年6月20日(木)から2025年2月15日(土) 全4回
研修形態
  1. オンラインオリエンテーション 1回
  2. 体験(ぐうたら村(山梨県)での宿泊研修) 2回(1泊2日)
  3. 最終ゼミ(ソニーグループ本社にて集合形式) 1回
参加人数
10名

スケジュール

第1回 2024年6月20日(木) オンライン オリエンテーション
第2回 2024年7月6日(土) ~7月7日(日) ぐうたら村(宿泊:1泊2日) フィールドワーク(森・畑など)・レクチャー
第3回 2024年11月16日(土) ~11月17日(日) ぐうたら村(宿泊:1泊2日) フィールドワーク・中間発表・最終ゼミへのワーク
第4回 2025年2月15日(土) ソニーグループ本社(集合形式) 最終ゼミ(ゼミ生全員による発表と講師も含めた検討)
活動終了後 1か月以内 「活動報告書」提出

活動報告書

第3期ゼミ生による活動報告書(五十音順、敬称略)