第3期 保育実践ゼミナール ゼミ生募集のイメージ画像

地球規模の問題が山積する中で、子どもたちが自らのよさを発揮し様々な価値観を持つ人々と共に明るい未来を創っていくために、今、保育実践者は何ができるでしょう。この課題に挑戦するために、持続可能な社会とこれからの保育・幼児教育を結ぶ「ぐうたら村」と、子どもの “科学する心” (豊かな感性・創造性・主体的に遊び学ぶ力)を育てる保育を提唱する「ソニー教育財団」が手を携え、未来志向の「保育実践ゼミナール」を開講します。

第3期ゼミ生募集

第3期開催イメージ(ぐうたら村の屋根にのぼり、壮大な八ヶ岳の自然を体で感じる2期生)
第2期の様子

本研修会は、小西先生・大豆生田先生も含め、ゼミ生同士が共に学び・支え合う「ゼミナール形式」です。ぐうたら村でのフィールドワーク(宿泊研修を2回)と、園での実践を積み重ねながらの「往還型」で取り組んでいただきます。飼育や栽培や散歩や食などの保育実践について未来志向で仲間と共に考え、自ら実践しながら、また講師や仲間と考え合う。そんな保育実践ゼミに参加しませんか。

開催概要

講師
小西貴士氏(森の案内人)
大豆生田啓友氏(玉川大学教授)
開催期間
2024年6月20日(木)から2025年2月15日(土) 全4回
研修形態
  1. オンラインオリエンテーション 1回
  2. 体験(ぐうたら村(山梨県)での宿泊研修) 2回(1泊2日)
  3. 最終ゼミ(ソニーグループ本社にて集合形式) 1回
参加費用
無料
  • 宿泊研修の現地(ぐうたら村)までの交通費および宿泊費は自己負担です。
  • 宿泊研修中のお食事はご用意します。
宿泊場所
ぐうたら村近隣の宿泊施設
  • 参加者のみなさんで同じ場所に宿泊していただきます(相部屋・当財団にて手配)。
  • 宿泊費(1泊あたり8千円程度)は自己負担で、各自お支払いいただきます。

スケジュール

開催時間やテーマ等の詳細は募集要項PDFに掲載しています。(PDF/1.32 MB )

第1回 2024年6月20日(木) オンライン オリエンテーション
第2回 2024年7月6日(土) ~7月7日(日) ぐうたら村(宿泊:1泊2日) フィールドワーク(森・畑など)・レクチャー
第3回 2024年11月16日(土) ~11月17日(日) ぐうたら村(宿泊:1泊2日) フィールドワーク・中間発表・最終ゼミへのワーク
第4回 2025年2月15日(土) ソニーグループ本社(集合形式) 最終ゼミ(ゼミ生全員による発表と講師も含めた検討)
活動終了後 1か月以内 「活動報告書」提出

※オリエンテーション、最終発表は所属園の先生方もオンラインで聴講いただけます。

募集概要

募集人数
最多10名(保育実践者のみ)
  • ご自身の保育実践を持ち寄るゼミナールのため、管理職は対象外です。
  • 応募フォーム記載内容にて選考となります。
集募期間
2024年5月20日(月)~ 2024年6月3日(月) 6日(木) *締切を延長しました
応募方法
「参加条件」を必ずお読みいただき、応募フォームより必要事項を送信してください。
選考方法・結果通知
応募フォーム記載内容にて選考の上、6月上旬に本人宛にメールで連絡します。
参加条件
下記の参加条件を満たす方のみご応募いただけます。

参加条件

以下の全ての条件を満たす方のみご応募いただけます。必ずお読みください。

  • ソニー教育財団の「乳幼児のための”科学する心”ネットワーク」の正会員(園で保育に従事されている方)であること。これからご入会いただく先生もご応募いただけます
  • 「ゼミナール形式」のため、原則として全日程に参加できること。さらに、自主的なゼミ生同士の学び・支え合いに積極的に参加できること。
  • 「往還型」研修のため、課題について自園で取り組み実践し、事例を持ち寄ることができること。また、その活動について所属長および自園の先生方の理解と協力が得られること。
  • そのプロセスをまとめたプレゼンテーションを準備し、中間発表および最終ゼミにて発表できること。さらに、研修会終了後に、「活動報告書」(A4で5枚程度)の提出ができること。
  • 発表や報告書の内容を、ソニー教育財団やぐうたら村のウェブサイト等に公開したり、書籍等に掲載したりすることに同意いただけること(子どもの写真等、個人情報には配慮します)。

PDF版の募集要項はこちら(PDF/1.32 MB )

募集は終了しました

参加を検討される方へ

本ゼミナールが目指すこと

講師:大豆生田啓友氏
(玉川大学 教授)

大豆生田啓友氏 写真

本ゼミナールの特徴は、「いのち」を通して保育実践を考えることにあります。SDGsのことが語られることが多くなったことは喜ばしいことですが、まだまだ表層的な側面が強いようにも思われます。そこで本ゼミナールでは、実際にぐうたら村での「からだ」を通した森の「いのち」の体験を通して、同じ志を持つ仲間と学び合うことを大切にしたいと思います。そして、それを具体的にご自身の保育の取り組みにつなげていただくことで、「往還的な学び」としたいと考えています。「こどもがまんなか」であると同時に、「いのちをまんなか」にした保育のあり方を探っていきましょう。みなさまとご一緒できることを楽しみにしています。

講師:小西貴士氏
(森の案内人/ぐうたら村共同代表)

小西貴士氏 写真

私はこの23年間八ヶ岳南麓の森や暮らしの場を舞台に、環境教育やESD(持続可能な開発のための教育)を、「いのち真ん中の教育」と呼び実践してきました。 このゼミでは、なぜ「いのち真ん中」が叫ばれる社会になっているのかを、みんなでレクチャーやフィールドワークを通して理解した上で、それぞれの保育現場で実践に取り組み、またみんなで考え、発信してゆきます。つまり、このゼミ自体が「いのち真ん中の教育」のひとつの実践であると言えます。そんな本ゼミでの私の大切な役割は、森で畑で実践者のみなさんを大いに刺激し、豊かな保育実践につなげ応援することです。ぐうたら村でお会いして、森を歩き、火を囲み、畑で体を動かし、共に考えることを楽しみにしています!!

根本章二
(ソニー教育財団 理事長)

根本章二 写真

この「保育実践ゼミナール」では、八ヶ岳山麓の大自然の中で、人間が如何に、自然の下で育まれているかを感じ、子どもたちが未来に夢を抱いて生き抜いていく為の力を、保育を通して皆さんに探究して欲しいと思っています。 そして、ソニー教育財団の大きなテーマである、「科学する心」を育む7つの要素にもある、「動植物に親しみ、様々な命の大切さに気付き、命と共生し、人や自然を大切にする心」をどうやって保育実践で実現するのか、考えを深めて貰いたいと思っています。 子ども真ん中社会、いのち真ん中社会の実現に向け、自分に今何が出来るか? 仲間と一緒に大いに議論する機会にしてみてください。

1期生、2期生による感想や報告書

ぐうたら村にて。自ら感じた問いや気づきを振り返るワークに取り組んでいるゼミ生
第2期の様子

第1期ゼミ生の感想やその後の活動、第2期ゼミ生による実践最終報告書をPDFで公開しています。