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「科学する心を育てる」って何だろう?

ソニー教育財団が大切にしている
「科学する心を育てる」保育。

なんだか難しそうと思っていませんか?
人や自然と関わり育まれる豊かな感性、遊びや体験を通して育まれる創造性の芽生え……
キラキラと目を輝かせる子どもたちの中に「科学する心」がたくさん育っています。

長年、保育実践論文の審査に携わられている先生方に、「科学する心」についてお話をいただきます。
ぜひこの機会に「科学する心を育てる」保育に触れてみてください。

オンラインセミナーアーカイブ動画配信

秋田喜代美氏 写真

2022年72日(土)

秋田喜代美氏
学習院大学教授

「科学する心の20年」

「科学する心を育てる」保育の20年を振り返り、子どもの心を見つめる保育についてご講演いただきました。その後、秋田先生のご講演に加え、事例発表園の先生方と、園が「科学する心」の視点をもつことで、子どもたちの好奇心や探究心、先生方の思いや関わりがどのように変化したか語り合っていただきました。

事例発表園
  • 京都市立中京もえぎ幼稚園(京都府)/2019年度最優秀園
  • 世田谷区立希望丘保育園(東京都)/2020年度最優秀園

アーカイブ動画公開中

大豆生田啓友氏 写真

2022年713日(水)

大豆生田啓友氏
玉川大学教授

「『科学する心』って何だろう」

保育事例を中心とした大豆生田先生のご講演に加え、事例発表園の先生方が日常の保育の中で見つけた子どもと先生の中にもある「科学する心」を失敗談や悩みも含めてお話いただきました。参加者からの質問にお答えしながら、双方向で「科学する心」を見つめます。

事例発表園
  • つばさ保育園(東京都)/2019年度審査委員特別賞
  • 愛の園ふちのべこども園(神奈川県)/2021年度最優秀園

アーカイブ動画公開中

小泉英明氏 写真

2022年827日(土)

小泉英明氏
(株)日立製作所
名誉フェロー

「学びの原点に見える科学する心」

乳幼児期(0~5歳)の子どもは、誰もが“サイエンティスト(科学者)”です。周囲に強い興味を持って試行錯誤をくりかえし、学びをみずから進めるのです。「科学する心を育む」とは、小学校以上で学ぶ科学教育を幼児期に試みることではありません。ましてや、子どもに結果を教え込むことでも、記憶させることでもありません。学びの本質は、外からの刺激を取り入れ、脳の情報回路を構築することです。体を土台に主体的に行動し、失敗を繰り返しながら、子どもたちの「心と体」は育っていきます。一度、子どもの心に戻って、乳幼児期にこそ大切にしたい「科学する心」を、改めて考えてみませんか。

アーカイブ動画公開中

保育実践事例集

保育実践事例集では「科学する心を育てる」保育実践をご紹介しています。
最新号には小泉先生・秋田先生・大豆生田先生からのメッセージも。

「科学する心を育てる」とは
豊かな感性と創造性の芽生えを育む

主旨

子どもたちが自ら人や自然、もの、出来事と様々にかかわるくらしの中で、豊かな感性が育まれ、主体的に遊ぶ楽しさ、学ぶ楽しさを味わう体験を通して創造性の芽生えが育まれる保育を実践する。

科学する心

  • すごい!ふしぎ!と身の回りの出来事に驚き、感動し、想像する心
  • 自然に親しみ、自然の不思議さや美しさに驚き、感動する心
  • 動植物に親しみ、様々な命の大切さに気付き、命と共生し、人や自然を大切にする心
  • 暮らしの中で人、もの、出来事と意欲的にかかわり、ものを大切にする心、感謝する心や思いやりの心
  • 遊び、学び、共に生きる喜びを味わう心
  • 好奇心や考える心、その心の動きから生まれる創造性や分かった時の喜びを味わう心
  • 自分の思いや考えを表現し、考え・つくり出していく楽しさの体験や、やり遂げる心

みなさんは、子どもたちの「科学する心」をどのように捉え、どのように育んでいますか?