SSTAについて

ごあいさつ

理事長 神谷拓生

「 SSTA 」を検索すると「ソニー科学教育研究会(SSTA)」が先頭に出てくるかと思います。クリックすると「ソニー科学教育研究会(SSTA)とは」、「理念」の文章に、「科学が好きな子どもを育てる」と述べられています。

初任者として赴任した中学校で、先輩教員に誘われて会員となりました。当時は「科学が好きな子どもを育てる」を、そういう考え方もあるのか程度の理解でした。しかし、論文に応募し受賞した学校が、助成金による素晴らしい環境と教材開発のための豊富な予算をもとに、授業に取り組むのを目の当たりにし、うらやましい限りでした。

後に知ったのですが、宮本喜一著「井深大がめざしたソニーの社会貢献」のとおり、またSSTAの理念のとおり、「我が国の科学教育の振興と科学的文化の発展に寄与」のために本気で取り組む姿勢に感謝するとともに、共感するようになりました。

ソニーの設立趣意書にある「自由闊達」という言葉のとおり、SSTAは正解のない答えを追究しています。それは、今まで誰も使ったことのない教材を創出し、授業に取り組むことであり、子どもたちから今まで自分が考えもしなかった見方や考え方を聞きたいと願って授業に取り組むことと似ていると考えます。

できるはずなのにうまくいかない、教材開発はこの繰り返しです。そして、教科書の教材がたいへん優れていることを思い知らされます。しかし、優れている教材だからこそ、誰が取り組んでもうまくいくからこそ、自然を甘く見てしまう危うさも感じるようになりました。

理科のおもしろさは、「なぜそうなのか知りたい」「できることは分かっているが方法が分からない」にあると思います。まもなく始まる小学校英語なら、「あなたと話したい」「ここに何が書かれているのか知りたい」、歴史なら「そのときにどうしてそう決断したのか知りたい」でしょうか。

SSTAは、理科の授業の在り方を模索する全国の教員が、様々な地域の理科教育の文化を持ち寄り、「自由闊達」に議論したことを基に実践し、再び議論する場であります。SSTAのホームページにあるとおり、本年度も幾つもの研修会を設定しております。どうか、全国の教員と議論し、自分の考えを磨き、肉付けをし、科学の好きな子どもを育てていきましょう。

ソニー科学教育研究会
理事長 神谷拓生
(愛知県刈谷市立双葉小学校 校長)

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