科学の泉-子ども夢教室

第11回 科学の泉(2015年度)開催レポート科学の泉-子ども夢教室

開催概要

  • 開催日:2015年8月2日(日)~8月7日(金) 5泊6日
  • 場所:長野県小県郡青木村
  • 参加者:小学校5年生~中学校2年生、26名

活動報告

第8回~第10回までの新潟県十日町市から場所を変えて、長野県小県郡青木村において第11回「科学の泉-子ども夢教室」を開催しました。青木村は歴史ある温泉地でもあり、かつ美しい山々に囲まれた自然がとても豊かな農山村です。 全国から集まった小5から中2の塾生26名、および指導員として全国から応募された小中学校の教員8名が参加しました。開催期間中は天候にも恵まれ、素晴らしい環境の中で、活動の中心となる自然探究「自然に学ぶ」は予定通り進行しました。

1日目

白川英樹先生、塾生、指導員が初めて一緒に集まったこの日、「始めの会」を青木村文化会館にて行いました。白川先生はお話の中で、これから始まる「自然に学ぶ」で大切にして欲しいことに触れられ、塾生の活動への期待が一層膨らんだようでした。続いて行われたレクリエーションでは、それまで緊張のためか口数が少なかった塾生たちも、自己紹介やゲームを通じて、同じグループとなる先生や仲間たちとも打ち解け、すっかり仲良くなりました。

2日目

午前中から7つの異学年のグループに分かれて、中村生活改善センター(公民館)を活動拠点に、近郊の休耕田、“ほたるの里”や“野鳥の森”に加え、宿泊所周辺の小さな水路での自然探索がスタートしました。“与えられた課題”ではなく、“自分たちが不思議に思った課題”を見つけて探究する「自然に学ぶ」の始まりです。

3日目

塾生たちが楽しみにしている、もう一つのメインプログラム「導電性プラスチックの実験」がありました。近郊の中学校の理科実験室をお借りし、白川先生の指導のもと、「透明フィルムスピーカー」の製作に挑戦しました。全員が白衣を身にまとい、自分で作ったスピーカーが鳴った瞬間には、大きな歓声と共にその音に深く聴き入っていました。 夜には「中間交流会」が行われ、各グループの活動について、塾生同士が活発に意見交換をしました。翌日からの活動の貴重なヒントになったようです。

4日目

「自然に学ぶ」の活動も3日目に入りました。各グループでは活動のテーマが具体的になり、それぞれの課題に向かって集中して取り組みました。蝶を捕まえてきて、白川先生に教えて頂きながら標本作りに挑戦する塾生もいました。昼食後には、「信州昆虫資料館」を見学しました。青木村に棲息する蝶などの昆虫に加え、世界から集められた珍しく美しい標本の数々に、塾生も指導員もとても感動していました。また、館内には昆虫に関する沢山の図書が備えられており、夢中になって本を読む姿も見られました。

5日目

「自然に学ぶ」の最終日。連日の暑さや活動で疲れも溜まっていましたが、翌日の報告会に向けて、その疲労も忘れてしまいそうなほど一生懸命準備をしました。これまで観察してきた生き物には愛着もわき、少し寂しい様子でしたが、午後にはグループごとに、これらの生き物を元の場所に戻しに行きました。

最終日

保護者も参加しての「活動報告会」では、活動の集大成として各グループより、 “カエルや沢蟹、トンボなどの水辺の生物の生息分布” “多種多様なキノコの調査” “昆虫や水生生物の捕食(どんなモノをどう食べるか)” “ハチの生態系を明らかにする実験”など、探究してきた内容の報告が行われました。どのグループも、深い洞察と特徴に富んだ内容で、参加者一同、興味深く聞き入っていました。
引き続き行われた「終わりの会」では、塾生や指導員一人ひとりが6日間を振返り、予定の時間を超えるほどの沢山の感動や達成感に満ち溢れていました。終了後は、参加者全員が充実した表情で、毎年3月に開催される「交流会」での再会を誓い合って帰路につきました。

自然に学ぶ(異学年グループの活動)

各班の代表者によるレポートをご覧ください。(PDF)
※グループ名はか・が・く・の・い・ず・みの頭文字からつけています。

グループ名 テーマ
科学の泉生物館班 富士屋から中村生活改善センターまでに住む生物調査
ガンガン生き物調査隊 水辺の生き物たち
草原・水辺調査班 水辺にすむ生物調べ
のはら班 休耕田の生物 ~食べる食べられるの関係~
生き物GET班 青木村にすむ生き物たちの生態 青木村に生育するキノコ類
ず~っとのんびり隊 青木村の生きもの調査と標本作り 及びハチが人を襲う要因調べ
みんなの水辺のビオトープ班 水辺のビオトープづくり/卵の謎にせまる