科学の泉-子ども夢教室

第8回 科学の泉(2012年度)開催レポート科学の泉-子ども夢教室

開催概要

  • 開催日:2012年8月5日(日)~8月10日(金) 5泊6日
  • 場所:新潟県十日町市
  • 参加者:小学校5年生~中学校2年生、27名

活動報告

8月5日~10日、新潟県十日町市当間高原 ベルナティオにおいて、第8回となる「科学の泉」を開催しました。全国から集まった塾生27名、指導員10名と地元新潟からボランティア参加した教員、スタッフなどを加え、総勢47名が参加しました。

1日目

午後2時からの「始めの会」によりスタート。指導員、塾生、スタッフの紹介、西谷理事長のあいさつの後、白川塾長より講話がありました。続いて、教室の主たる活動となる「自然に学ぶ」、生活オリエンテーションがおこなわれ、その後塾生は5泊6日分の大きな荷物をもって、宿泊するコテージへと移動。入浴、夕食の後、活動する班ごとの会議がおこなわれ、まずは班の仲間との交流がはじまりました。その後、フォーラムセンターに移動し全体での親睦を深めるためのレクレーションがおこなわれ、数時間以上かけて移動してきた塾生が多いにもかかわらず、活発な交流がおこなわました。

2日目

朝から「自然に学ぶ」活動を、安藤忠雄氏設計の水辺のホールを拠点にしておこないました。まずは全員で周辺の活動フィールドを散策しこれから4日間の活動の方向性を探りました。自然の中では塾生、指導員ともにそれまで以上に活き活きとしていました。フィールドから戻った後に、4日目の導電プラスチックの実験で使用する簡易テスター「トオル君」を全員で製作。発光ダイオードやトランジスタをはじめて手にする塾生が多く最初は戸惑っていましたが、指導員の手引きで全員完成させることができました。
午後には、6つの班に分かれて「自然に学ぶ」活動を展開。早い班ではとってきた生き物の観察や実験をはじめるところもありました。夕食後は星空観察をおこないました。夕方から曇ってしまい星が見えないかと思われましたが、塾生が観察場所に移動する頃には北の空からきれいな星空が見えるようになりました。指導員の解説で星座を確認しながら、全員夢中になって星空を堪能しました。

3日目

午前中は特別プログラムとして、近隣にあるブナ林に出かけました。ベルナティオの学芸員による楽しい解説に塾生は興味津々で、一部の班はここで説明された「赤ねずみ」の捕獲を検討しはじめました。午後は再び「自然に学ぶ」活動を班別に展開しました。すでに多くの班でいろいろな「収穫」があり、活動拠点に使っている水辺のホールの机の上は収穫物でいっぱいになりました。 夕食の後は、そこまでの成果を発表する中間交流会が開催されました。各班とも、まだまだ模索中ではあるものの、自然体験から多くの疑問を持って探究に取り組もうとする姿勢が見られました。

4日目

この日はいよいよ、もうひとつのメインイベントである「導電性プラスチック」の実験をおこないました。ソニー(株)の研究所メンバーが塾生の指導にあたった。全員、慣れない化学実験にもかかわらず、手際よく導電フィルムの作成をおこないました。昼食をはさんで透明フィルムスピーカーの仕上げをおこないましたが、今回は全員見事な音量でスピーカーを鳴らすことができました。午後には、再び「自然に学ぶ」活動をおこないました。夕食後は宿泊しているコテージ近隣の林に仕けたトラップを使った夜の昆虫観察をおこないました。昆虫観察の後、林を出たところ雲がほとんどない見事な星空だったため、急遽星空観察に。天の川まで見える澄んだ星空に一同歓声をあげました。

5日目

「自然に学ぶ」の探究最終日。午前中は各班が狙いを絞ってフィールドに出かけました。塾生の自然を見る目はわずか数日で非常に研ぎ澄まされ、昆虫を捕獲する腕が上達する塾生も見られました。夜の「自然に学ぶ」最後のまとめの後には、全員水辺のホールの外に出て、国際宇宙ステーションが雲の間から移動している様子を見ることができ、塾生は星出さんに声援を送っていました。

最終日

午前中はそれまでの「自然に学ぶ」活動の集大成のための活動報告会が開催されました。前夜までいろいろ模索していましたが、最後にはそれぞれしっかりと得られたものをまとめました。塾長が常々話しているように、これで終わりではなく、ここで持った疑問を大切に科学していくことが大切なことを塾生は実感しました。午後には終わりの会があり、塾生ひとりひとりに白川塾長から修了証書が授与されました。会の終わりからバスが出発するしばしの間、塾生たちは別れを惜しむように懇談していました。 今回の科学の泉は、ベルナティオや十日町市をはじめとする多くの協力をいただき、恵まれた環境で開催することができました。期間中、塾生、指導員ともに大きな病気やけがもなく、全員が活動を全うしました。

自然に学ぶ(異学年グループの活動)

各班の代表者によるレポートをご覧ください。(PDF)
※グループ名はか・が・く・い・ず・みの頭文字からつけています。

グループ名 テーマ
科学のトンボ トンボライフ
ガッツり学び隊 水辺のホール周辺の生き物しらべ
クエスチョン・サイエンス班 カエルと環境~なぜアマガエルはガラスにくっつくの?~
一等星 アカハライモリの住みやすい環境を調べよう!
ズームイン十日町 ヤゴはどんなところが好きか?(ヤゴをだますことはできるか?)
緑の森と青き水辺班 トンボについて