保育のヒント~「科学する心」を育てる~

遊びの振り返り~ホワイトボードで共有~/まんのう町立琴南こども園(香川県)

色水遊びを、子どもたちが思い思い楽しめる環境はありますか?
子どもたちは、どのようなことをきっかけに、色水遊びを始めますか?

今回は、ヨモギ摘みをきっかけに、青汁研究所が発足し展開した実践です。保育者は、遊びの写真とホワイトボードを活用し、子どもと共に作り上げていく手作り“らんらんマップ”により、子どもと一緒に遊びを振り返る工夫をしています。

色水研究所 発足!/4〜5歳児

子どもの「遊び込んでいる姿」に目を向けた昨年までの実践や振り返りを通して、「子どもの心を動かすきっかけは『おもしろそう』『不思議だなぁ』『なんでだろう?』と感じることから始まる」ということが明らかになってきた。そして、「不思議」と感じる感性、つまり「直感の気づき」がきっかけとなり、子どもの中に「知りたい」という興味・関心が生まれ、それに後押しされるように、「やってみよう」という探究心が生じると考えた。そこで今年度は、「直感の気づき」の原点となる子どもの感性を育むことに焦点を当て、写真とホワイトボードを活用し、子どもと一緒に遊びを振り返る工夫をした。

手作り“らんらんマップ”(保育者と子どもたちが共に作り上げていくマップ)

「遊びの育ち」(過程)と「子どもの育ち」がどのように連動していくのかを探っていく。

ホワイトボードを活用して、子どもたちの姿や遊びの様子を「見える化」し、保育者と子どもが共通理解しながら、次を見通し、期待がもてるようにする。

職員研修も「らんらんマップ」を囲んで。
保育を語り合う楽しそうな笑い声が……
写真の様子を語る友達の考えや思いを、ホワイトボードで共有する。

写真の子どもの姿に、吹き出し(子どもの発言)をつけて、子どもと保育者が一緒に遊びを振り返りながら、子どもの思いに寄り添い共に語り合い考えていく。

毎週水曜日の「らんらんでー」の後で、
子どもたちと一緒に遊びを振り返りながら
「らんらんマップ」作り。

クラスの友達、異年齢の友達に自分の考えや思いを伝えたり、課題について一緒に考えたりする。

自分の思いを友達に伝える子どもたち。

色水遊び「青汁研究所〜色水研究所発足!」(4月〜5月)

ボードでの対話を通して、子どもたちが自分の言葉で発信していく。

振り返って

  • 子どもの行動には表れていない“心の内の思い”の理解につながる言葉を聴ける時がある。
  • 子ども同士の対話やみんなの前で発言することを通して“伝え合う”力が育つ体験を重ねることができる。“みんなで考える”ひと時(環境)になっている。
  • 異年齢の子ども同士での関わりが豊かになり、様々な表現の仕方でアイデアや考えを出し合っている。 疑問に思ったことにアプローチしていき、色水を作ることから、「いろいろなジュース」になるように「研究所」とし、色の出し方や葉や花の枚数、水の量など考えながら課題解決へと取り組めるようになってきた。
  • 振り返りながら、環境構成を見直し、子どもと一緒に職員間でも話し合い、再構成していけるきっかけとなっている。
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