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国際交流:オーストラリアの理科教諭来日ニュース

今年8月に4名の理科の先生がオーストラリアを訪問したのを受け、今年もオーストラリア全土の科学・STEM教員団体(ASTA: Australia Science Teachers Association)から、会長、CEOを含む5名の先生が来日し、日本の児童・生徒にオーストラリア流の授業を行いました。

今年度は来日中の2日間(10月1日(月)から2日(火))で、ASTAが長年希望していた福島県の学校訪問が実現し、再生可能エネルギー教育推進校での取り組みや(スーパーサイエンスハイスクール)指定校での研究などを見学しました。また、福島県の児童が学校行事として訪れる福島県環境創造センター「コミュタン」や、同施設内で研究を行っている国立環境研究所および日本原子力研究開発機構を訪れ、エネルギー教育や未来への技術開発などについて、知識を深めていただきました。

訪問した中学校の2年生の生徒さんたちは、海外から先生が来ることを期に英語の勉強に一生懸命取り組み、英語で学校紹介をしたり、自分の夢についてひとりずつ発表したりしました。

オーストラリアの先生方は福島の訪問校での温かいおもてなしや、自然の美しさに触れられ、「短期間ではあったが、教員としても人としても成長を感じる。また、日本の学校のよいところだけでなく、自分たちの学校のよさも気づくことができた。すばらしい機会を与えていただいた。必ず福島に帰ってきたい。」と感想を述べられていました。

教員の国際交流を、両国の先生の日頃の理科授業に活かしていただけることを願っています。

STEM教育
Science(科学)、Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をつなげた言葉で、教育分野で国際的に使われている。

オーストラリアの先生が行った理科の授業

  • 福島市立森合小学校

    Trudy Spargo先生

    6年生 べジマイト、コアラ、ブーメランなど、オーストラリアのさまざまな食物、動物、物などを、科学者の視点で分類する授業。同じ物が配られているのに、グループによって分類方法が異なることに児童のみんなはびっくり。

  • 福島大学付属中学校

    Katrina Holewa先生

    2年生 「動いている空気は気圧が低くなり、物体は動いている空気の方へ動く」ことを、A4用紙の簡単な実験で徹底的に頭に入れた後、飛行機やブーメランの構造を学ぶ授業。生徒は運動場でのブーメラン飛行実験に大盛り上がり。

  • 福島県立福島高校

    Veronica Ross先生

    1年生 STEM教育のデザインプロセスの説明と、世界にある様々な橋の形を写真で見た後に、A4用紙だけを使って強度のある橋を作る授業。糊もテープも使わず、アイデアだけで300g以上のおもりに耐える構造を見事に実現。

2018/10/16