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オーストラリアの理科教員研究組織(ASTA)訪問ニュース

キャンベラにできたSTEM教育の
教員向け研修施設を見学
オペラハウス前で、透明カップを用いて
北半球の太陽の位置を観察する先生

ソニー教育財団では、教員が海外の優れた理科教育実践に触れる機会として、オーストラリアの全国的な理科教員の研究組織であるASTA(Australia Science Teachers Association)とソニー科学教育研究会(SSTA)との相互訪問を支援しています。今年度は、2018年8月13日(月)から20日(月)まで、SSTAに所属する4名の理科教員とともに、サンシャインコーストとキャンベラの学校を訪問しました。現地では、理科授業の参観の他、日本流の理科授業をしたり、理科教育や学校運営に関する教員同士の意見交換や施設見学をしたりなど、さまざまな活動を行いました。

また今年度は、科学・STEM教育推進を目的に、今年キャンベラに開設された「Centre for Innovation and Learning(教員向け研修施設)」を見学し、小・中学校での科学やSTEM教育に熱心に取り組むキャンベラの「教育システム」について学ぶことができました。

帰国後、新潟県より参加した先生は、「(現地で)授業をすることで、オーストラリアの子どもも日本の子どもと同じように、不思議な現象や興味ある現象に目を輝かせながら探求する姿に感動した。これからたくさんの人々に、学んだことや科学の面白さを伝えたい。」と、理科教育への意欲をさらに高めていらっしゃいました。

10月には、オーストラリアからASTA所属の教員3名が、福島県の学校で授業を行う予定です。

STEM…
Science、Technology、Engineering、Mathematicsの略

日本の先生がオーストラリアで行った理科の授業

  • サンシャインコースト
    Tullawong state high school/Y7(日本の中学1年生)

    グラスハープと、音の振動を利用した紙コップのおもちゃを使い、音の性質を体験的に学ぶ授業。高音・低音のどちらがより振動するか、予想をたてながら楽しみました。

  • サンシャインコースト
    Yandina state school/Y6(日本の小学6年生)

    オーストラリアの先生が耐震構造の授業(ゼリーの土台にパスタとマシュマロで揺れに強い構造物をつくる)を行い、熊本から参加した先生が熊本地震の様子を紹介する連携授業を行いました。

  • キャンベラ
    Holy Family Primary school/Y3(日本の小学3年生)

    全てのものは粒で出来ていることを実感させる楽しい授業。ブロックや日本のお煎餅は、バラバラにしても重さは同じかの問いに、「軽くなる」「重くなる」という意見もでました。

  • キャンベラ
    Radford college school/Y7(日本の中学1年生)

    日本の“ダルマ落とし”で、慣性について理解した後、「一定の速さで動いている乗り物の上で真上にジャンプをしたらどこに着地するか」についてみんなで考えました。

2018/09/07