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<開催速報>子ども科学教育研究全国大会:刈谷南中学校(愛知県)ニュース

テーマ ~“全員参加”の授業から生まれる感動!感性・主体性・創造性を伸ばす生徒を目指して~
開催日 2018年7月18日(水)
会場 刈谷市立刈谷南中学校/刈谷市中央図書館
主催 刈谷市立刈谷南中学校、ソニー科学教育研究会(SSTA)、公益財団法人 ソニー教育財団
講演 茂木健一郎氏/脳科学者、ソニーコンピューターサイエンス研究所 シニアリサーチャー
研究発表
公開授業
茂木健一郎氏

2017年度に、ソニー教育助成論文で最優秀を受賞した刈谷南中学校において、その優れた実践と研究を発表する全国大会を開催しました。猛暑にもかかわらず、200名を超える先生方にご参加いただきました。開会式には、刈谷市長 竹中義則氏にもお越しいただき、長年に渡る刈谷南中学校の科学・理科教育の研究と、最優秀受賞を称える温かいお言葉をいただきました。

刈谷南中学校では、「自然事象に『あれ、なぜだろう』を感じることができる」生徒を育てるため、「全員参加授業」の研究をされています。生徒が自然事象と出会ったときに、感動したり不思議だなと感じたりすることが、主体的な追究活動に繋がると考え、さまざまな教材や事象提示を工夫されています。

今回の公開授業でも、ひとりひとりが体験できるバネや振り子の大型の実験装置、グループで互いの考えを伝えやすくするための直接書き込める大判作図など、先生方のたくさんの工夫を見ることができました。中2の生物単元では、人の目のピントがあう仕組みを光学台でしっかりと学んだあとに、実際に豚の目を解剖し、自分の立てた仮説と照らし合わせる授業が行われていました。他県から参加された先生方は、「ただ“面白かった”で終わらせない事前の準備と工夫がたくさん見られた」「理科室の設備、置かれている実験道具などを見ても、先生方の日々の努力が感じられる」と話していました。

午後は会場を近くの刈谷市中央図書館に移動し、脳科学者である茂木健一郎氏の記念講演「脳と学び ~AI(人工知能)時代に必要な能力と学習について~」を行いました。茂木氏から「今の中学生は、生まれたときからデジタル・AIネイティブの世代。スマホさえあれば世界中のさまざまな文献や論文を読むこともできる。先生より生徒の方が深い知識を持っていることさえある。世界中ではさまざまなイノベーションが起こっているが、日本はその分野では眠っているように思えてならない。偏差値、国を超えた、もっと大きな世界があることを、ぜひ先生から子どもたちに伝えてほしい。」と、先生方への期待を熱く語られていました。

2018/07/19