ニュース

<開催速報>2017年度 優秀園実践提案研究会:わかば保育園(長野県)ニュース

テーマ 「子どもたちに育まれる感性」~子どものきらっとした姿から探る~
開催日 2017年6月3日(土)
主催・会場 社会福祉法人信州福祉会 わかば保育園
共催 公益財団法人 ソニー教育財団
講演 野村修治氏/茅野市立宮川小学校 教頭
親子栽培活動
畑に苗を植える
「ぽかぽか畑応援隊」に相談する子どもたち

6月3日(土)2016年度ソニー幼児教育支援プログラムの「優秀園」である社会福祉法人信州福祉会 わかば保育園において、「優秀園実践提案研究会」を開催しました。保育園、幼稚園、こども園や小学校、地域の関係者など、約70名の参加者、そして、公開保育では全園児の保護者のご参加があり、子どもたちを取り巻く様々な立場の多くの大人が、園児を温かく見守る研究会になりました。

午前中の公開保育では、本園恒例の「親子栽培活動」を中心に、子どもたちが今、興味をもっている活動が展開していました。園に隣接する広い畑は、園庭や園舎からいつでも見える位置にあります。夏に「ヒマワリ迷路」を楽しめるようにと、この日は全園児の親子でヒマワリの種まきを行ないました。その姿からは年齢毎の成長が伝わってきました。さらに、3歳児はブロッコリー、4歳児は綿花、5歳児はトウモロコシの種まきや移植を楽しみました。園庭や保育室では自由な遊びが展開し、クラスでは集まって絵本やゲームを楽しむ姿が見られました。

午後は、実践発表とパネルディスカッションがありました。
実践発表では、「子どもたちのきらっと輝く姿」に焦点を当て、飼育栽培活動を中心に取り組まれた研究の概要と、子どもたちの豊かな体験が紹介されました。
パネルディスカッションでは、宮坂園長のコーディネートにより、実践に深く関わっている3名のパネリストの方々の体験やお考えの他、フロアーからも意見が出され、活発な意見交換となりました。地域の協力者である『ぽかぽか畑応援隊』の堀晃氏からは、「見る力、観察力が大切。自然との関わりにも、もの作りにも、思いを実現するための技術の獲得にも結び付いている」。保護者会会長の池上則子氏からは、子どもの成長のエピソードとともに、「園に通い、我が子の成長と共に、親としての成長を感じている」。研究主任の松田美穂保育士からは、トウモロコシの種を手に、「カラカラしているけど生きているのだね」という本日の子どもの言葉を挙げ、「こうした姿を毎日の連絡会で話し合い、共有できるように資料にするという積み重ねが、保育の工夫や意欲に繋がっている」と述べられました。

その後、公開保育や実践発表、パネルディスカッションを受けて参加者が書き留めた付箋紙を使い、8グループに分かれ、「幼児にとって感性が育つとは」についてグループ協議が行われました。

野村修治氏

最後に、講師の宮川小学校 教頭の野村修治氏より、「子どもの感性を育み、科学する心を育むために」をテーマに、講話がありました。「広い園庭と、隣接する畑や斜面のある自然環境、子どもたちを支える『ぽかぽか畑応援隊』などの人的な環境は、園の特徴的な環境であり、感性が育まれるとともに、子どもたちの成長に活かされている」「グループ協議では、感性や主体性について様々な意見が出されていた。先生方には、子どもを見守り、見取り、育まれていく感性を捉えるセンスがある」と、環境や保育者の在り方に触れ、その中で子どもたちは小学校教育にも大切な“挑戦する心”や“問題を乗り越える力”に繋がる重要な体験を重ねられていると強調されました。

2017/06/06