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<開催速報>2016年度 優秀園実践提案研究会:ろりぽっぷ保育園(宮城県)ニュース

テーマ 「科学する心を育てる」「心を動かす環境 ―あそびの中での学びを捉えて―」
開催日 2016年7月9日(土)
会場 学校法人 ろりぽっぷ学園 ろりぽっぷ保育園・ろりぽっぷ幼稚園
主催 学校法人 ろりぽっぷ学園
共催 公益財団法人 ソニー教育財団
講演 神長美津子氏/國學院大學人間開発学部 教授
野菜をちぎる・潰す/2~3歳
色水遊び/3~4歳
シソジュース/4歳
ドカン風呂・足湯/5歳
飼育物との関わり/3~5歳
グループ協議会
神長美津子氏

2015年度ソニー幼児教育支援プログラム優秀園である学校法人ろりぽっぷ学園 ろりぽっぷ保育園において、「優秀園実践提案研究会」を開催しました。仙台市の保育園や幼稚園、認定こども園の保育者や保育関係者を中心に、北海道や山形、新潟から約200名の参加がありました。

午前の公開保育では、ろりぽっぷ保育園とろりぽっぷ幼稚園の学年やクラスの枠を越えて、0歳児から5歳児までの子どもたちが、自分の思う遊びが実現できる場所で、生き生きと遊んでいました。
「本物に触れて、心を揺さぶる遊びを楽しむ」という本園らしい教材や環境のもと、遊びに集中する子どもたちの姿が様々な場面で見られました。
どの遊びも、子どもたちが遊びへの思いや目的があり、自分たちで遊びを展開していました。

その後、本学園(保育園や幼稚園)が重視している「生きる力」の基礎を培う保育方針や、昨年度の実践について発表がありました。
論文に示された「もち作り」や「稲作」の実践から、その後、劇的な表現活動へと体験が豊かになり、学びを重ねていった保育展開が紹介されました。
そして、保育者間の共通理解の深まりについて経緯と成果が述べられました。

午後は、1グループ約10名でのグループ協議会が行われました。公開保育について参加者各自が記述した付箋紙を、「そうだ!」「どうして?」「こうしよう!」「もっと!」の4つの視点に分けて台紙に貼り、「遊びの中での学び」や「心を動かす環境」について話し合われました。
「保育園や幼稚園の別なく、異年齢の子どもたちが関わり合う保育だからこそ、一人一人の子どもの発達や変容を捉えて、環境構成や援助が考えられている」などと、自身の保育と重ね合せて、本園の環境や援助について語り合う場になりました。

最後に講師の神長美津子氏より、「心を動かす環境~遊びの中での学びを捉えて~」を演題に記念講演がありました。
冒頭で、「本日は、子どもたちも大人も、今、教育に求められている『対話的な学び』をし、『深い学びへ』と体験を重ねる研究会になっていた」と強調されました。
さらに、子どもの姿や環境を写真で示しながら、「遊びの中での学び」「遊びの教育的機能」に触れ、保育環境や保育者の援助の重要性を述べられました。
そして、最後に学びと「科学する心」を関連づけて子どもの体験や育ちを示し、「保育者の資質と能力をどのように高めていたか?」明らかにすることが、今、保育者に求められていると力説されました。

2016/07/14