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<開催速報>2016年度 優秀園実践提案研究会:認定こども園こばと保育園(宮崎県)ニュース

テーマ 「科学する心を育てる」~自ら関わり遊びを深める環境の在り方を考える~
開催日 2016年7月2日(土)
会場 社会福祉法人愛育福祉会 認定こども園こばと保育園・清高島公民館
主催 社会福祉法人愛育福祉会 認定こども園こばと保育園
共催 公益財団法人 ソニー教育財団
後援 延岡市教育委員会・延岡市保育協議会
講演 門田理世氏/西南学院大学人間科学部児童教育学科 教授





2015年度ソニー幼児教育支援プログラム優秀園である社会福祉法人愛育福祉会 認定こども園こばと保育園において、「優秀園実践提案研究会」を開催しました。延岡・日向・宮崎市の保育園や認定こども園の保育者など、保育関係者約130名の参加がありました。

午前中の公開保育では、0~1歳児は2階の保育室やテラスでの遊び、2~5歳児は1階の保育スペースや園庭で、興味をもった遊びを存分に楽しむ姿が見られました。
0歳児は手作りの「くっつき遊びや引っ張り遊びの遊具」や「音の出るオモチャ」「ままごと遊具」など、好きな遊具での遊びを繰り返し楽しんでいました。
1歳児は保育室で好きな遊びを楽しんだ後、テラスの小さなプールにて、牛乳パックなどで作った遊具で全身が濡れる程水遊びを楽しんでいました。
2歳児は転がし遊びやコリントゲームで、転がす物を選んだり転がる様子に注目したりして繰り返し楽しんでいました。
3~5歳児は、お店ごっこや電車ごっこなど、役割を分担したり役になりきったりして遊ぶ姿がありました。また、紙飛行機やシャボン玉遊び、色水遊びやスライム作りなど、じっくり遊べる場があり、試したり繰り返したりすることを楽しむ姿が見られました。

その後、清高島公民館にて全体会が行われました。始めに、主題「科学する心を育てる~自ら関わり遊びを深める環境の在り方を考える~」を受け、2015年度の実践を中心に、2011年から継続してきた研究を「主体的に遊びを展開する子どもの姿」に視点を当てて研究発表がありました。子どもたちの変容や成長を捉えることで、保育への意欲や保育者間の共通理解が深まっていった成果が述べられました。

午後は、公開保育で記録した付箋紙を使い、約10名ごとにわかれてグループ協議が行われました。「子どもが主体的な遊びをするには、保育者が主体的に遊びや保育を存分に楽しむことが大切だと分かった」「子どもが楽しめる素材や環境が用意されていて、十分な時間と空間があり、豊かな人的環境が整っている」「異年齢の子どもたちが関わり合い、その中で遊びに必要なルールが生まれ、3歳児から5歳児まで年齢に応じた学びをしている」など、全てのグループから発表がありました。

最後に「遊びを通して育ち合う~保育者の工夫に支えられた保育実践~」を演題に、西南学院大学人間科学部児童教育学科 教授 門田理世氏によるご講演がありました。こばと保育園の子どもの姿を通して、「子どもの経験を具体的に把握するために、動詞や形容詞で姿を現わす」ことにより体験の質や保育の質を捉えることの重要性が強調されました。また、「子どもが主体であることが、子どもが作った物で遊んだり使う物を選んだりする環境から把握できる」と公開保育の写真を挙げ、遊びの中で育まれている「科学する心」と環境から捉えられる「保育者の工夫」についてお話がありました。

2016/07/05