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<開催速報>2016年度 最優秀園実践発表会:社会福祉法人晴朗会 すくすく保育園(大阪府)ニュース

テーマ 「科学する心を育てる」~科学する心が育まれる場面を捉えて考察する~
開催日 2016年6月18日(土)
会場 社会福祉法人晴朗会 すくすく保育園・南煙会館
主催 社会福祉法人晴朗会 すくすく保育園・公益財団法人 ソニー教育財団
講演 秋田喜代美氏/東京大学大学院 教授
瀧川光治氏/大阪総合保育大学大学院 教授




秋田喜代美氏(左) 瀧川光治氏(右)

2015年度ソニー幼児教育支援プログラム最優秀園である社会福祉法人晴朗会 すくすく保育園において、「最優秀園実践発表会」を開催しました。
北は宮城県から南は鹿児島県まで、全国15都府県の乳幼児関係者170名の参加がありました。

午前中は、公開保育が行われました。
本園では、3歳児から5歳児が、継続して展開している遊びや友達との遊びを夢中になって楽しんでいました。3歳児は生活や遊びで使っている身近にものを遊びに取り入れて、転がし遊びやお寿司屋さんごっこ、パズル遊びなどを楽しんでいました。4歳児は磁石や空気清浄器の風など見えない力を取り入れて楽しむ遊びや、子どもたちの工夫やルールのある転がし遊びを繰り返し楽しんでいました。5歳児は様々な素材や作り方を工夫して、飛ばして遊ぶ物やパラシュートを作っていました。作った物を保育室や廊下、屋上などで繰り返し試したり、友達と情報交換や相談をしたりして遊ぶ姿が見られました。
分園では0歳児から2歳児子どもたちが、たくさんの参観者に囲まれながらも、思い思いの遊びを楽しんでいました。窓や扉、段差、トンネルなどの気に入った場や物の所で、開けたり覗いたり登ったり入ったりする動きをしながら遊びを楽しむ姿がありました。また、いろいろな布やマグネット、洗濯バサミや風船など身近な素材を使った遊びを繰り返し楽しむ姿がありました。

その後、南煙会館にて全体会が行われました。始めに、「科学する心を育てる」~科学する場面を捉えて考察する~をテーマに研究発表がありました。子どもの姿やその記録を大切にして2010年から継続されてきた研究の積み重ねの成果や、2015年度の論文「“浮く”と“あがる”の違いって」の具体的な実践について発表されました。

午後の全体会は、研究協議から始まりました。本発表会の副主題「科学する心が育まれる場面を捉えて考察する」について、公開保育で記録した「一口メモ」と園の捉えた9つの観点を示した台紙を使って、テーマに迫る協議を深めました。

研究協議を受け、大阪総合保育大学大学院 教授 瀧川光治氏より指導講評がありました。すくすく保育園の挙げた「科学する心」に繋がる9つの観点が、幼児教育のねらいである「心情」「意欲」「態度」に結び付くこと、そして、こうして9つの観点を基に自身の実践を振り返って、自園の保育に取り入れることの大切さについてのお話がありました。

最後の、東京大学大学院 教授 秋田喜代美氏による記念講演では、すくすく保育園の保育の特徴と「『科学する心』を支える保育者の在り方」の重要性について、当日の保育の場面や子どもの姿を通してお話がありました。研究紀要にある保育実践の一部を題材として、参加者がバズセッションを行った後、保育者の援助の仕方について秋田先生が丁寧に掘り下げて解説されことにより、「保育者の在り方」の深い理解に繋がりました。

2016度から始まった保育者助成「他園の保育に学ぶ研修」に参加された数名の先生からは、「保育参観も研究協議も同じグループに設定していただいたので、研修者同士の意見交換が深まり、『科学する心』を育む保育についての様々な学びを得ることができた」という感想が聞かれました。

2016/06/21