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<開催速報>2016年度 最優秀園実践発表会:幸田町立大草保育園(愛知県)ニュース

テーマ 「出会いから始まる科学する心~子どもの好奇心に寄り添う保育~」
開催日 2016年6月4日(土)
会場 幸田町立大草保育園・幸田町立幸田小学校
主催 幸田町・公益財団法人 ソニー教育財団
講演 大豆生田啓友氏/玉川大学大学院教育学研究科 教授




2015年度ソニー幼児教育支援プログラム最優秀園である幸田町立大草保育園において、「最優秀園実践発表会」を開催しました。
幸田町町長をはじめ、幸田町の職員の方々や県内外の乳幼児関係者の方々、合わせて265名の参加がありました。

午前中は、公開保育が行われました。園で収穫した野菜でピザを作り、作った自慢の釜(論文に出てくる5歳児)でピザを焼く活動をしている子どもたち、泥団子作りに熱中する子どもたちなどの姿がありました。

隣接の「幸せの森」では、虫探しをして虫の住み処について考えたり、草木で鳥の巣を作ったりなど、身近な自然に関わる中で、発見や気付きを友達や保育者と共有する姿が多くありました。園外保育の「竹山」では、片手に軍手、利き腕には小さなのこぎりを持ち、巧みに竹を切って、竹水を楽しみました。友達と竹水の味の違いを伝え合い、分け合って飲んだり集めたりしました。竹を叩いて音を楽しむ子どもたちもいました。 また、「育てた綿を使っての製作」「竹を使った製作」「竹水体験」など、参加者が、「子どもたちの気持ちになる」ワークショップのコーナーもありました。

研究発表では、子どもたちの「好奇心=ハテナの心」を見逃さず、保育者がとことん寄り添った実践の報告がありました。「見て・触れて・感じて・発見すること」を友達や保育者が共有し、保護者や地域や遠地の小学生とも繋がりを深めていきました。“小さな出会い”からスタートした子どもたちの好奇心は、大きな発見や深い探究、命の大切さへの気付き、など豊かな「科学する心」に繋がった内容でした。

参加者が本日の保育の中で記録した「子どもの好奇心に繋がるような出会い」の場面を基に、「子どもに寄り添うということは?」という視点でグループ協議が行われました。グループ協議のまとめとして、元大草保育園園長である竹本弥生氏と成瀬英子氏による報告がありました。

最後に、当日の保育の場面や研究発表、さらにグループ協議で話題になったことを踏まえ、「遊びの中には主体的な学びの姿」がいかにあふれているか、生き生きとした子どもの姿をふんだんに取りいれた大豆生田啓友氏による記念講演がありました。「遊びの姿を“遊びこむ”や“学び”に繋がっているかの観点で見ること」「遊びの姿から、何を経験しているのかを読み取りエピソードで語れること」「自分の思いが大事にされた子どもには自己肯定感が築かれること」「子どもの見ている世界を共に見る保育者の存在」「子どもの見ている世界に応じた環境の構成であること」などが、質の高い保育を考えた時に重要であることを強調されました。

2016/06/09