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オーストラリアの理科教員研究組織(ASTA)訪問ニュース

ソニー教育財団では、研究の成果を海外に発信するとともに、海外の優れた実践を学ぶ機会を設けるため、オーストラリアの全国的な理科教師の研究組織であるASTAとの相互訪問を行っています。2015年8月10日(日)から15日(土)まで、日本からソニー科学教育研究会(SSTA)に所属する3名の理科教員とともに、キャンベラとシドニーを訪問しました。オーストラリアでの理科授業の見学と教員同士のディスカッションの他に、日本の先生が現地の学校で日本流の理科授業を行いました。以下は、日本の理科教師による現地での理科授業の様子です。

St Clare’s College

10年生(日本における高校1年生)約30名が日本の傘袋でロケットを作り、どうしたらまっすぐに飛ばせるのかを考えました。おもりや比翼を付けるなど、さまざまなアイデアが出ました。最後は的(まと)に当てるコンテストを行い、得点の高い生徒には、先生から日本のお土産がプレゼントされました。

Maribyrnong Primary School

理科教育にとても熱心な、郊外の小さな公立小学校で、海外ではめずらしい、日本の「振り子」の授業を行いました。各自が積極的に手を動かし、どのような条件で周期が変わるかを実験しました。見ているだけの児童はひとりもなく、「糸の長さ」「おもりの重さ」などの他に、日本の児童では出にくい「重力に関係しているの?」「糸の伸縮に違いがあるの?」といったさまざまな発話がありました。

Redlands

8年生(日本における中学2年生)を対象に、「虹の水溶液」作りの実験を行いました。完成形を見せた後、実験台に置かれた色水4色と食塩を使用して、各自実験開始。何のヒントも与えません。全員が機敏な動きで実験台に向かい、手を動かし、真摯に取り組む姿は、本当に素晴らしく、わずか15分で見事な4色を作る生徒もいて、日本の先生を驚かせていました。

9月27日より、今度はオーストラリアの先生方が日本を訪問し、日本の学校でオーストラリア流の授業を行う予定です。

2015/08/21