ニュース

<開催速報>2015年度 最優秀園実践発表会:函館美原保育園ニュース

テーマ 「科学する心を育てる~子どもの気付き・保育者の援助・考える力~」
開催日 2015年7月4日(土)
会場 社会福祉法人育星園 函館美原保育園・北海道教育大学附属特別支援学校
主催 社会福祉法人育星園 函館美原保育園(2014年度ソニー幼児教育支援プログラム 最優秀園)
公益財団法人 ソニー教育財団
講演 大豆生田啓友氏/玉川大学教育学部 教授
協議助言者 佐々木正幸氏/函館市立磨光小学校 校長、函館市小学校理科教育研究会 副会長
毛利悦子氏/函館大谷短期大学こども学科 教授
木村美佐子氏/函館短期大学保育学科 専任講師

2014年度最優秀園である社会福祉法人 育星園 函館美原保育園に於いて、最優秀園実践発表会を開催し、保育所・幼稚園・子ども園・小学校・大学などから教育・保育関係者合わせて222名の参加がありました。

朝の公開保育では、3歳児は、段ボールや様々な素材に関わり、見立てたり、素材の特性に触れたりしながら、それを友達と共有して遊びを楽しんでいました。
4歳児は、ダンボールの家・船作りや色水遊びや樋を使った遊びの中で自分の気付きを相手に伝えたり、友達と試したり、疑問を考え合ったりしている姿がありました。
5歳児は、自分たちの家を作る共通の目的の中で、屋根が落ちてしまう、壁が倒れるなどの困難に出合い、試行錯誤しながら、それらを友達と協力して乗り越えようとする姿が見られました。
どの年齢も1時間半の間、主体的に熱中して遊ぶ姿が見られました。

全体会の研究発表では、園が子どもの気付きや考えを大切にする子ども主体の保育へと変革したことと、「ボードフォリオ」という保育の可視化の工夫により、園と保護者が子どもの姿を共有したことが「科学する心の芽が育まれる保育」へと繋がったことが発表されました。

グループ協議では「科学する心」を育むためにを基に「学びにおける保・幼・小連携」「子どもの気付きや驚きを学びに繋げる保育者」という視点で、熱心な協議が進められ、佐々木氏・毛利氏・木村氏によるまとめがありました。

最後に大豆生田啓友氏による「学びに向かう力を育てる乳幼児教育・保育」という演題で、公開保育の姿など具体的な保育の場面を例に、乳幼児保育や学校教育の今日的課題にも触れた記念講演がありました。「乳幼児期の環境と、大人の関わり方が将来に亘り影響する」「乳幼児期は遊びが学びであること」「学びの一番の根底は心の問題であり、ワクワクしながらいろいろなことに向き合える力が大切」「自己肯定感に繋がる体験の発端は保育者が丁寧に応じていること」「名もない遊びの中に学びの姿があることに気付くこと」「保育を可視化し、園と保護者とが学びを共有する大切さ」などについて保育の質を高めることに繋がる内容を強調されました。

2015/07/09