ものづくり教室

No.293 科学の不思議を体験しようソニーものづくり教室

「科学の不思議を体験しよう」というテーマのもと、八戸市立吹上小学校(青森県)を会場として、ソニー科学教育研究会(SSTA)青森支部ものづくり教室を行いました。今回は、6つの小学校から28名の子どもたちが参加し、中には、2度目3度目となるリピーターもいました。

主催:ソニー科学教育研究会(SSTA)青森支部

開催概要

  • 開催日:2016年02月20日(土)
  • 主催:ソニー科学教育研究会(SSTA)青森支部
  • 会場:八戸市立吹上小学校
  • 参加者:八戸市内6小学校から3~6年生(28名)

プログラム

  1. オリエンテーション
  2. 「光通信送受信機」づくり
  3. ボルタの電池実験と「LEDマジックライト」づくり
  4. 「リモコンたわっち君」づくり
  5. 「水飲み鳥」の仕組みの説明
  6. 修了証授与

終了後のアンケート回答から

  • 一番楽しかったこと
    • ものを作ったり、仕組みを考えたりしたところ
    • 自分が作ったものがちゃんと動いてくれたこと
    • 自分が作ったものがちゃんと動いてくれたこと
    • 使ったことがない道具でたくさん工作できたこと
  • 驚いたこと
    • かんたんに電気をつくれたこと、金属と水で電池ができたこと
    • 光が音に、音が光にかわったこと
    • 科学はすごいということ
  • 一番難しかったこと
    • 光送受信機づくり、端子の足をまげるところ
    • 回路づくりでちゃんとつながっているか確かめること
  • 次に作りたいもの
    • ロボット、エンジン、リモコンカー、エコな電気製品
    • マジックライトの金属をもっともっと増やす

主催者より

今回は4つのプログラムを準備しました。まずは、フォトトランジスタ・メロディIC・抵抗・圧電スピーカー・ボタン電池を組み合わせた「光通信送受信機」づくり。設計図を頼りに、端子を折り曲げたり伝導性テープで貼り付けたりして基板を組み立てていきます。ラジオペンチを使い、手先をじっと見つめて作業すること60分。手のひらに乗る小さな機器でありながら、音楽という情報を光信号に変換して送受信することができます。LEDの赤い光を受けて「It's a small world」が鳴り響くとともに、会場に「わあっ」という歓声が起こりました。

次は、約200年前のボルタの電池実験と、LEDを利用した「マジックライト」(倉元製作所が子ども向けに作成した組み立てキット)づくり。マグネシウムとステンレスを組み合わせ、たった数滴の水でLEDを点灯させる仕組みに、「水と金属で電気がつくれるんだ」と子どもたちは驚きを隠せませんでした。すると、ある子どもが「この光をさっきの受信機に近づけたらどうなるかな」と試すことに。うまく鳴らない様子から「光だったら何でもいいわけじゃない。送信機は音楽を光に替えて、受信機は光を音に替えていたんだ」と2つのものづくりをつなげ、科学の目で見つめていました。

3つ目は、乗せたモーターの振動でたわしがブルブルと動く「たわっち君」づくり。青森県在住の「お楽しみ科学実験出前屋」萠出浩さんが考案されたものです。今回は、モーターを2つにし、手元で操作できるリモコン機能をつけてバージョンアップ。2つのモーターを1つの回路に組み入れ、それぞれが独立して動けるような切り替えスイッチ付き。一見簡単ではありますが、回路を作るのは意外に難しいものです。説明をもとに、導線をねじり配線していきます。「できたっ」と喜ぶものの、スイッチを入れても動きません。「プラスからこういって…」電流の流れを意識しながら、回路を確かめていく子どもたち。そのまなざしは、将来の日本を支えるものづくり職人の目でありました。

4つ目は、毛細管現象で吸い上げた水の重さでししおどしのようにレンゲが動く「水飲み鳥」。ものづくりのために材料は準備していたものの、残念ながら時間制約のため、この日は説明にとどめ、各自材料はお持ち帰りに。

そして、参加者全員に修了証が手渡され、2時間半のものづくり教室はあっという間に終了。「また来るね」と笑顔で帰る姿に、ものづくりを通して科学の不思議さに触れることができたのではと感じました。

(文責:SSTA青森支部)