ものづくり教室

No.206 エネルギーを体験しようソニーものづくり教室

「エネルギーを体験しよう」というテーマのもと、ソニー科学教育研究会(SSTA)青森支部の先生方によるものづくり教室が行われ、ユニークな3つのプログラムでエネルギーについて学びました。

開催概要

  • 開催日:2014年1月11日(土)
  • 主催:ソニー科学教育研究会(SSTA)青森支部
  • 会場:ハートフルプラザはしかみ
  • 参加者:青森県南地区5小学校(階上町立道仏小学校・階上町立大蛇小学校・八戸市立白銀南小学校・八戸市立城北小学校・八戸市立白山台小学校)の1年生から6年生(8名)

プログラム

  1. オリエンテーション
  2. 「エジソン電球」の説明と制作
  3. 「たわっちくん」の説明と制作
  4. 「スティックジェネレーター」の説明と制作、発電実験
  5. 修了証授賞式

終了後のアンケート回答から

  • 一番楽しかったこと
    • タワシがブルブルふるえて動くところ
    • 磁石とコイルで発電できること
    • 今までに作ったことのないものを手作りで作ったこと
  • 驚いたこと
    • シャープペンシルの芯に電気を通したら燃えてとてもきれいに光ったこと
    • 振動でタワシが動いたこと
    • モーターで発電できたこと
    • モーターの中を見たこと
  • 一番難しかったこと
    • スティックジェネレーターの細かい作業や、きちんと光るように修理するところ
    • ペンシルの芯をはさむところ
  • 次に作りたいもの
    • もっと電気について知りたい
    • あまり手作りしない物

主催者より

今回は3つのプログラムを準備しました。1つ目は、回路の一部にフィラメントをはさみ、電気→光(熱)のエネルギー変換を体験できる「エジソン電球」。2つ目は、モーターの軸にゴムチューブをつけることで振動が増幅され、たわしがブルブルと震えて走る「たわっちくん」。3つ目は、発電・蓄電「スティックジェネレーター」です。

まず、「エジソン電球」は、電球の歴史から。ジョセフ=スワンが発明し、実用化のためにエジソンが様々な工夫や発明を行った白熱電球。みの虫クリップをビンのふたに通した簡易手作り電球で、当時の発明家と同じくいろいろな材料をフィラメントに使い試行錯誤の実験。子どもたちの発想をもとに、細い鉄線(スチールウールをねじったもの)で試してみると、赤く光りあっという間に切れてしまいます。エジソンが使った「竹」の代わりに、太さや硬さの違う数種類のシャープペンシルの芯を使って実験。ほどなく先ほどのスチールウールより明るく、そして長い時間点灯する子が出現。やがてフィラメントは焼き切れるものの、あちこちで子どもたちの歓声が上がりました。電源装置から流れる電流が光(熱)エネルギーに変換していく瞬間に立ち会い、エジソンやその時代の人々と同じ感動を体験できたのではないでしょうか。

次は、「たわっちくん」。乾電池とモーターの回路を“たわし”の上にホットボンドで固定。子どもたちは、スイッチを入れれば動き出すと思いますが、たわしはぴくりとも動かず「あれっ、おかしいよ!」。ここで、こちらからブルブル動く「たわっち君」を提示。子どもたちは、ゴムチューブの存在を指摘し、ゴムチューブを思い思いの長さにして実験。たわっち君が動き出すと大いに盛り上がりました。モーターが直接動かすのではなく、振動が伝わって動いていることに、より不思議さを感じていた様子でした。

最後は、ソニーが子どもたちのために作った「スティックジェネレーター」づくり。まずは、先ほどのたわっち君を手回し発電機で動かして発電機内を観察し、そこにモーターらしき存在を確認。「じゃあ、モーターで発電できるってこと?」子どもたちの疑問から、モーターを分解し、内部を観察。コイルと磁石があることを発見しました。「じゃあ、コイルと磁石で発電できるってこと?」子どもたちは、スティックジェネレーターの本体部分(コイルと磁石)を使った発電実験に取り組みました。半信半疑の中、スティックを振る子どもたち。検流計のわずかな動きに、「あっ動いた。発電できた!」と驚きの声が上がりました。
笑顔で帰って行く姿を見ながら、科学が好きな子どもたちとの有意義な時間の共有に講師一同感謝しました 。

(文責:SSTA青森支部事務局長)