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永明小学校 実地評価
| 謎解きの面白さを味わう子ども |
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学校長 |
小松 正夫 |
| 教頭 |
藤木 一弘 |
| 研究代表者 |
小林 俊男 |
| 生徒数 |
649 |
| 学級数 |
23 |
| 電話 |
0266-72-2207 |
| 審査員 |
大高 泉 |
1.計画の実践状況
成果が認められる実践
- 「謎解きの面白さを味わう子ども」を目指して、学びのサイクルとして「求め」「繰り返し」「味わう」を設定し、「自己評価力の発揮」をサブテーマにして授業づくりを行う計画である。
参観した授業は、「水のすがたとゆくえ」(4年)と「知りたい物の溶け方の秘密」(5年)、「結果を合わせて水溶液の正体を突きとめよう」(6年)である。三つの授業とも、「理科学習カード」が活用されていた。これは、探究(追究)の流れ・プロセスを方向付けるガイドの役割とともに、子どもたちの思考をそのつど深め・振り返る手だてとして有効である。
- 4年の授業では、実験机の狭さや日常とは異なる雰囲気の中での授業であったためか、児童に落ち着いた学びの姿勢がやや不足がちであった。ビーカーだったので、氷水の量の変化が同定し難く、僅かに減ったようにも見える可能性もあったため、結露の正体がコップの中から出てきた水であるという児童が過半数を上回った。
- 5年の授業では、マイタイム時の児童の個別実験・探究も熱心に行われており、かつ実験操作にも習熟がみられた。学習カードもよく記述されていた。マイタイムから交流タイムへの移行と交流タイムの展開がやや形式的で論議の深まりもやや物足りなく思われた。ただし、この点は、通常の授業とは異なる体育館での授業であり、しかも、参観者が多数囲んだ研究発表会である、という特殊性など、落ち着いた通常の授業との違いにも起因していると思われる。
- 6年生の授業では、学習カードに比べて、実験の記録・気づいたことのメモ用紙がまちまちで、かつ書き方も不十分であった。学習カードに倣いこちらの充実も求められる。また、異なる水溶液の入った試験管の区別が明確ではなく間違う懸念がある。土を溶かした水溶液の性質を調べるところでは、攪拌後しばらくしてからの上澄みをとらないため試験紙の色が土色になり、色の変化が不鮮明になってしまった。
- 全体的には、マイタイムの活動は活発である。マイタイムから交流タイムへの移行、交流タイムの充実・学級全体における共有の部分につては、今回の授業参観が不十分なため、実践状況について明確な判断はできなかった。
2.その他の活動状況
- 「わくわくサイエンスコーナー」には、児童の関心を惹く、さまざまな作品などが展示されていて、また、それを体験できるようになっていた。授業を離れた所でも、科学への興味・関心を向上させるのに役立つと思われる。
3.計画の成果
- 理科学習カードは、前述のように探究のガイドになると共に、その都度、自分の活動を振り返り、思考を深める手だてになっている。
- マイタイムは、児童一人ひとりが自分の疑問に応じて、相応しい方法で実験して疑問の解決をめざす個別実験活動のため、傍観者が存在しない理科実験活動を実現している点がよい。児童自らの疑問に応えるものであり、主体的な取り組みとなっているのが評価される。
- 交流タイムは、マイタイムでの気づきや経験を共有する場として有効である。教室全体での討論、共有化を促進するのに役立っていると思われる。
4.助言
- マイタイムにおける個別的主体的実験・観察活動は、科学への深い関わりを保障するもので大切にしたい。しかし、一人ひとりの取り組みであるゆえに、誤った考え(ミスコンセプション)をさらに強化する懸念もある。これを克服するには、交流タイム・学級での共有化である。望ましい交流タイムとなるように訓練すると効果的である。
- 授業への取り組み・態度、授業での学び方、児童相互のコミュニケーション力などは、理科の授業のみならず、全ての授業の基礎になるものである。
4年生や6年生の授業では、この点にやや課題が見られた。落ち着いてじっくり考える、他の児童の意見に耳を傾ける、協力して実験・観察を進める。
教師の指示に従う、等々の授業での学びの基礎的な習慣を十分形成することが望ましい。
- マイタイムでは、一人ひとりが実験・観察をするので、実験器具・試料の量・操作のポイント等に配慮して、その充実を図ることが望ましい。
以上
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