公益財団法人 ソニー教育財団    
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2000年度最優秀校 
 青森県南部町立向小学校

ふるさとに対する思いを実現し、
街づくりと自分づくりを進める。
学校長
関口 義光
PTA会長
後藤 光吉
はじめに

 本校では、「自作の筏で馬淵川を太平洋まで下りたい」「ブドウを収穫して町営市場に出荷し、消費者と交流したい」「馬淵川を日本一の清流にしたい」というような大きな夢を持ち、その実現に向けて個性を発揮し、自分づくりに励む子どもが年々増えている。
 青少年が大きな夢と希望をもってこそその国には未来がある。しかし、我が国の現状は、青少年非行が低年齢化する中で、学校は不登校やいじめの問題に有効な解決策を見い出せないでいる。私達はその原因は、価値観が多様化する社会の中で人々が求心力を失い、自信を持って自らの生き方を追求できなくなっていることにあると考えている。まさに現代は青少年が夢をもてない時代を迎えている。

 こうした現状を打破するため、本校がふるさと学習に取り組んで4年目になる。ふるさと学習のねらいは、ふるさとを求心力にその良さに気付かせ、ふるさとに希望と誇りを持って堂々と生きていく子ども、ふるさとに対する思いを実現していく中で街づくりと自分づくりに励む子どもを育てることである。ふるさと学習は、教科と総合的な学習を臨機応変にリンクさせていく、子どもによる子どものための学習なのである。本校でふるさと学習に取り組んでから、ふるさとの自然や生活に強い関心を持ち、自分自身やふるさとを変革していく子どもがたくさん育ってきた。その実践について紹介していきたい。

I. 一人一人の特性を伸ばし、自主的な活動をうながす工夫
1.本校の教育理念と全校的な取り組み

(1)子どもが創るふるさと学習ABCプラン

 本校では、身近な生活の中から問題を発見し、子どもの自由な発想で解決していくふるさと学習に、全校体制で取り組んでいる。ふるさと学習は、方法知の獲得と創造性や個性の伸長を目指している。特に、自然と人間生活との関わりや人としての生き方を学ばせるため、次の3つのプランで構成している。

  1. Aプラン: 教科学習を発展させる学習
     自分の生活に密着した問題をどこまでも追及していくと、学習は強化の枠や学習指導要領の内容を超えて深まり広がっていく。そんな学習場面を創造するのがAプランである。
     小川で水生生物を調べていた4年生は、その源流を見てみたいという願いを持ち、源流探検をした。険しい沢をさかのぼって行くと源流は岩盤から染み出る湧水であった。学区ではこの湧水を簡易水道に利用しているので広域水道の水と味比べをしてみた。すると、特にお茶の味などで簡易水道の方が勝っている。両方の水道のしくみを調べると、広域水道は取水する馬淵川の水が汚れているために消毒の回数が多く、そのことが味にも影響していることが分かった。馬淵川の水の汚染に問題意識を高めた子ども達は、その原因が生活排水であることを突き止め、「子どもふるさとサミット」で生活排水の浄化を訴え、「子ども議会」では町長に下水道の整備と生活排水学習会の開催を提案した。
     本校ではこのような学習場面を総合的な学習に位置づけ、ふるさと学習の中心的学習として積極的に実践したいと考えている。
  2. Bプラン: 全校合同で行うふるさと学習
     全校合同で、自然に親しむ、福祉、国際交流、郷土芸能などを体験するプランである。
     子ども達はバイク事故で脊椎を損傷して以来車椅子生活をしているT氏を招き、交流会を開いた。T氏は当初は家に閉じこもっていたが、アームレスリングを始めてから人生観が変わり、現在は世界チャンピオンである。人間は生きがいを持つことによって強く生きられることを熱く語ってくれた。子ども達はT氏の生き様に強く共感すると同時に、自分達の地域は障害を持つ人が生活できるのだろうかと問題意識をもち、車椅子で学区を歩いてみた。その結果、車椅子には厳しい環境に強い憤りを感じ、障害を持つ人に優しい街づくりに強い意欲を持ったのである。
     このように、Bプランでは様々な人との出会いを通して人としての生き方を学び、ふるさとを見直す機会にしたいと考えている。
  3. Cプラン: 子どもの発想による自由な学習
     近年、生活の利便性の追及のあまり、耐性や野生の感性が退化してきている。そこで、厳しい環境の中でも逞しく生き抜く力を培うため、サバイバル活動、自然エネルギーの体験活動、森林や川にこだわった活動などをしている。このように、教科学習とは切り離した体験中心の自由な学習がCプランである。
     5・6年生は馬淵川の筏下りに挑戦した。筏下りは流れへの転落や橋げたへの衝突などの危険も予想されるが、子ども達は一致団結してコースを調査し、危険を回避して大成功に導いた。そして深い成就感を味わった。
     このように、Cプランではリーダーシップやメンバーシップなど、教科学習では達成が難しい活力や完成を培いたいと考えている。

(2)ふるさとへの夢を語る街づくりの学習

 バーチャル世界に慣れた子ども達に、今こそリアリズムを体験させたい。ふるさと学習からは様々な願いが生まれるが、本校ではその願いを実現していく本物体験によって、より実践的な力を育てたいと考えている。
 具体的には、「子どもふるさとサミット」を開催し、自分達の願いを全校児童や関係者に訴え、意見交換をしている。このサミットでは専門家のアドバイスを受けるので、願いの実現に向けて具体的な見通しを持ち、実践化につながっていくことを期待している。

 さらに、5・6年は町議会の協力を得て「子ども議会」を開催している。これは前述したサミットの成果を受け、町長などの町理事側に様々な街づくりのプランを提案するのである。この子ども議会からは、携帯用吸殻入れの配布など、実際に実現する施策も出てきた。さらに、「子ども議会新聞」を発行し、学区民にも議会の情報を公開している。
 このように、街づくりにかける子どもの夢に大人が共感すると地域も変わっていく。地域の大人を巻き込み、ふるさと学習が街づくりの学習になっていくことを期待している。

(3)街づくりの基礎になる環境学習の推進

 「ふるさとの山、ふるさとの川、ふるさとの人々から学ぶ」がテーマのふるさと学習はふるさとが丸ごと学習ステージとなるため、教材として自然の占める割合が高く、ごく自然に環境学習に発展していく。ふるさと学習としての環境学習は、身近な自然と自分の生活との関係を学ぶので、環境に優しいライフスタイルの確立が最終の目標である。そこで環境学習をその深まりに応じて次の6つの階層で捉え、各学年が発達段階に応じて次第に学習レベルを高めていく目安とした。

  • レベル1・・自然の中で楽しい自然遊びを体験し、自然に対する望ましい感性を培う。
  • レベル2・・自然の成り立ちの巧みさを感得させ、自然を畏敬する理科学習にしていく。
  • レベル3・・名久井岳と馬淵川の自然度を調べ、身近な自然のすばらしさに感動させる。
  • レベル4・・ふるさと南部町の身近な環境問題を調査し、その実態や原因を探る。
  • レベル5・・環境問題に大して、自然保護や環境保全のための具体的な活動を進める。
  • レベル6・・省エネや自然エネルギー、企業の環境保全の工夫などを学び、環境に対する望ましいライフスタイルを確立する。

 以上の階層に従って学び続けることによって、自然の成り立ちや役割を正しく理解し、自分の意志と判断で環境に優しい生活を送る人間に育てていきたいと考えている。

(4)汗の尊さに目覚めさせる勤労生産学習

 本校では、自分も社会の一員として生きていることを実感し、社会に貢献できるという自身と自覚を育てる教育を進めるために、職業教育を大切にしたいと考えている。
 そこで、地域の専門家を先生に、ふるさとの特産物である果物や野菜を栽培し、収穫物を町営市場に実際に出荷している。そして、生産活動に潜む自然の摂理やそれを巧みに利用している農業技術、生産者の農作物にかける思いや願いなどを総合的に学んでいく学習を進めている。そうすることで、真剣に働くことの価値に目覚めさせたいと考えている。

(5)人としての生き方を学ぶ交流学習

 人の生き方に感動することによって、人は自らの心を磨いていく。そこで、本校では様々な特技を持った人々、地域に住む外国人、また、環境の異なる学校などとの交流を進めている。さらに、農薬問題では農業改良普及センターの職員、福祉問題では障害を克服して強く生きる人というふうに、様々な立場の人々との出会いを演出している。そのことによって人の生き様への感動体験が増え、進んで独り暮らしのお年寄り宅を訪問するなどのボランティア活動をする子どもも出てきた。私達は今、目の前の子ども達に「日本一の優しい子ども」の手応えを感じている。

2.ふるさと学習(理科、生活科、総合)を通しての工夫

(1)一人一人の追及を保証する「むかい学習」

 本校では、子どもが自分なりの感性で物を見、考え、発想することが大切だと考えている。そこで、理科や総合では各自で決めたテーマを自力で追求する複線型の授業を進めている。この個々の追求を保証する学習スタイルを本校では「むかい学習」と呼んでいる。
 4年「流れる水の動き」の学習では、馬淵川周辺を実地踏査して流れの様子を観察したところ、A〜Fの5つの疑問が生まれた。

  1. 向こう岸は流れが速く、自分がいる側の岸の流れが遅いのはなぜか?
    (B〜Dは省略)
  2. 自分の側の岸は石の河原なのに、向こう岸が崖になっているのはなぜか?
    我が国では、このような場合学習問題を一つにしぼるのが一般的だが、それが子どもの意欲をそぎ、受け身の授業の原因になってきたことを反省したい。むかい学習ではこのような場合、個々が調べたい疑問を自分の計画で追及していくのである。しかし、個々の学習場面だけでは追求が行き詰まることも多いので、全体での対話場面を設け、個と集団を往復するように授業を構成している。

 この授業でも、Aを選んだA男は「カーブの外側が速い」ことは分かっていたが、川の削る働きについては意識の外である。一方、Eを選んだE子は「川の削る働き」については意識していたが、そのことと流れの速さとの関係には考えが及んでいない。ところが、お互いの考えを聞き合うことによってA男もE子も「流れの速さ」と「川の削る働き」を瞬時に結びつけ、「カーブの外側は流れが速いから向こう岸が削られて崖になった」と、より因果関係を意識して発想したのである。
 本校では、むかい学習を始めてから友だちの考えをよく聞き、新たな論理を構成する力が眼に見えて高まってきたと感じている。

(2)理科学習を総合的な学習で深め広げる

 理科教育の真髄は、自然の成り立ちの巧みさやおもしろさを感得させていくところにある。しかし、新教育課程では内容の削減もあり、その機会が少なくなっている。そこで本校では、子どもの発想や願いを生かして自然のおもしろさを感得する場面を積極的に作り出し、総合的な学習として深化させている。

 3年生は町営市場に出荷しようとキャベツを栽培していたが、いつの間にかアオムシに食われてキャベツが穴だらけになったので、アオムシをどうするか話し合った。その結果殺すのはかわいそうだと言う子がいたため、アオムシを畑の外のイタドリの葉っぱに逃がしてやった。 しかし、アオムシはその葉っぱを食べようとせず、地面に下りていく。翌日確認すると、何匹かのアオムシがキャベツ畑にもどっていたので、子ども達はびっくりした。「アオムシはキャベツしか食べないのかな?」。この疑問をさっそく調べてみることになった。人間が食べる野菜はアオムシも食べると予想していたが、実際に食べたのはカリフラワーやブロッコリーで、ほうれん草などには見向きもしない。「モンシロチョウは幼虫が食べる葉っぱが分かっている!頭がいいなあ!」とつぶやいた3年生は、チョウと食草の関係と虫の知恵に深く感動した。
 この深い自然理解は、理科の内容を超えて追求したからこそ得られた成果と言えよう。

(3)地球の未来を託す科学教育の推進

 環境教育は、進め方によっては子どもが地球の未来に希望を失うことも懸念される。そこで、人間の英知で地球の危機を乗り越える事例について是非学ばせたいと考えていた。

 こうした折、アースデイ八戸に環境一日学校を開設した6年生は、バイオ生菌を使って生ゴミを完全消滅させるゴミ処理機エトムのデモンストレーションを見学した。この機械の威力に感動した6年生は、他にも地球環境保全のための取り組みがあるのではないかと考え、新聞やインターネットで探し始めた。

 その結果、発泡スチロールのリサイクル化に成功したソニー株式会社や、バイオマス発電の実用化に成功したスウェーデンの取り組みなどを知ることができた。特に、発泡スチロールを溶かすオレンジオイルの不思議な力には目を輝かせた。科学がもたらした危機は科学の力で取り払うことができる。6年生は地球の未来に希望という灯を再点火させた。さらに、大人になったら地球を環境汚染から救う研究をしたいという夢を持つ子どももでてきた。本校からそんな科学者が生まれることは私達にとっても大きな夢である。

(4)ふるさと遊び隊と出会い隊の生活化

 1・2年のふるさと学習は、生活科を中心に自然の中で楽しい遊びを体験することと、探検などを通して多くの人々との出会いやふれあいを体験することがメインである。

 1年生は四季折々にふるさとの森公園に出かけ、自然の音調べをした。春の野鳥の声が夏には蝉時雨に変わり、9月になると虫の声に変わっていく。季節の変化を自然の音で感じ取った1年生は、その音を全校児童に紹介したいと思い、ふるさとの音づくり活動を始めた。学校の遊びランドの玩具をヒントに、シジュウカラの鳴き声は竹笛で、蝉の鳴き声は伝統工芸品の鳴きゼミで、虫の声は風鈴を利用して、というふうに次々にアイディアを出し、ふるさと学習発表会ではたくさんの自然の音を楽しく教えることができた。この活動を通して、1年生はふるさとの自然に関心の高い子どもに変身していったのである。
 また、ふるさと学習における遊びは、放課後や休日も巻き込んで、野外に子どもの群れが形成されてこそ本物と評価したい。

 2年生は昔の遊びについて調べたところ、おうちの人から「秘密基地遊び」の話を聞きさっそく作り始めた。近くの製材所からは角材、家からはビニールシートなどの材料を集め、スコップで柱の穴を掘り、紐で角材を結び、ビニールシートをかぶせてテント型やハウス型の秘密基地が次々と完成した。近くの大木にはターザンロープもぶら下げられ、秘密基地のコーナーは遊びの国に変身した。
 これを契機に子どもの遊びが明らかに変わった。休み時間や放課後には集まって他学年の子ども達とお話ししたり、パチンコや草笛を教えたりするようになった。屋内でのゲーム遊びから野外でのダイナミックな集団遊びへと大転換したのである。子どもが遊びの感性を取り戻した瞬間でもあった。

(5)子ども議会で町が動いた

 5年生は町の基幹産業のリンゴなどの果樹栽培を体験するにつれ、農薬による地下水の汚染や化学肥料の河川への流出など、環境に及ぼす悪影響について分かってきた。この問題の解決策として、無農薬有機栽培に関心を持った5年生は、経験的に無農薬で作物が育つことが信じられなかったので、「子どもふるさとサミット」で、「これからの農業は無農薬有機栽培がいいと思うが、これについて知っている人がいたら教えて下さい」と質問した。

 これに対して、出席していた保護者が「EM農法」について話してくれたので、5年生は微生物の働きに大きな関心を持ち、試してみたいと考えた。そこで、町長始め町理事者出席のもと開催された「子ども議会」では、代表の子ども議員が「南部町の無農薬有機栽培の実態とEM農法について教えてほしい」と質問した。それに対して、産業課長は「南部町でも数人が無農薬有機栽培に取り組んでいる。EM農法のように微生物を利用する農法は大変重要なので、町で学習会を開きたい」と、回答してくれた。5年生は今、来年のEM農法への挑戦を楽しみにしている。

 この子ども議会は地元紙でも大きく取り上げられ、子ども達は自分達の力で町を変えることができることに自信を深めた。ふるさと学習の究極の目的である自立した市民意識の養成は、今実現の手応えを感じている。

II. 今後の発見への具体策
1.教科を総合で深める研究と著書の出版

  教科学習と総合的な学習をリンクさせていく実践は、子どもの育ちという点で成果が大きいが、教材開発に相当の時間とエネルギーを要する。それだけに、教育関係者が共有するに値するものと考えられるので、その実践を著書にまとめて出版し、全国に発信したい。

2.究極の自然エネルギー教育の推進

 環境学習はクリーンで安全なエネルギーへの見通しを持てない限り、子どもには消化不良である。そこで、今後は風力発電・太陽光発電・小水力発電・バイオマス発電の自然エネルギーについて、体験を通して学べる環境を整備したい。また、企業の環境保全のための取り組みについても学習を継続し、子どもが地球の未来について明るい見通しを持ち、生きる勇気を獲得できるようにしたい。

3.馬淵川流域子どもサミットの開催

 馬淵川流域10市町村の小学校に呼びかけ、馬淵川を清流にしていく方策について子どもの視点で話し合い、実践活動に結びつけていくためのサミットを開催したい。

4.子ども議会の一層の充実に向けて

 前回の子ども議会での16の提案の中で、子どもの力でできることを実現し、子ども達の本気を町当局に伝えたい。
 1点目は、町の自然のすばらしさを伝える「町の自然マップ」の制作である。ふるさとの自然に関する情報をたくさん持っている本校児童が制作して、町当局に提案したい。
 2点目は馬淵川パトロール隊のボランティアの組織である。パトロールの結果を「広報なんぶ」に載せ、町民に馬淵川の清流計画について訴えたい。子ども議会への提案は誠意を持ってフォローし、子どもの手による町づくりの意識をより一層高揚させていきたい。

5.ふるさと学習を世界に向けて発信

 子どもの手による街づくりの支援体制を作るため、本校のホームページにメッセージを送ってくれる人材をネットワーク化したい。特に全国各地で活躍している本校OBからのメッセージコーナーを開設し、公開したい。
 また、町配置のALTとの交流をきっかけに、外国の小学校との交流に発展させたい。
 これらの交流を通して、ふるさと学習への反響を手応えとして感じ、世界に向けて目を開いていける環境を作っていきたい。

6.自然の中で生き抜く力を高めるために

 現在子どもからの希望が多い次の事項を実現し、子どもの耐性や活力を向上させたい。

  • 馬淵川の筏下りを太平洋まで伸ばしたい
  • 名久井岳の冬期間の登山に挑戦したい
7.学社融合教育の一層の推進

 本校では馬淵川ランドなどの環境教育の拠点作りが進んでいる。今後は「環境一日学校」のような学校外に発信する機会を一層増やしたい。そして、今以上にいつまでもどこでも誰からでも学べる環境を作り、自分自身で自分を高めていく意識を一層高めていきたい。

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