
2009年度もウェブマガジンを、よろしくお願い申し上げます。掲載を始めて5年目。
今回から第1・第3水曜日の更新になります。6月には100号を記念し、特別号を企画しております。乞うご期待!!
ダンゴムシは子どもたちにとってとても身近な生き物です。捕まえては逃がす子、たくさん捕まえて容器に集める子、見つけることを楽しむ子…飼いたいと言う子、家に持って帰りたいと言う子…などの姿が、春の虫が現れる頃に特によく見られます。昨年の北区立うめのき幼稚園の実践発表会でのワークショップでも、ダンゴムシの迷路を楽しむことができました。当日研究会の終わりには、そのダンゴムシが卵を産んでいました。 大人も心大きく動かされることがわかりました。
「先生、ダンゴムシさん
まるくなっとう」
「どうしてかな?」
「寒いんちゃう」
「だから きゅーっと
まるくなっとう」

「あのね、白いダンゴムシがいたの」
「どれ、どれ」
「ホントだ!白いダンゴムシ!」
「先生、何でダンゴムシ白いの?」
保育者が「何でだと思う?」と訊ねると
「わかんない」
「病気なんじゃないの?」
そして、保育者が体の皮を脱いで大きくなることを話すと
「そっか。じゃあこのダンゴムシは子どもだね」
「うん、うん」

「ふかふかベットみたいな方が野菜も気持ちいいかな?」
などと言いながら、土を掘って畑作りをしていると、
「ミミズが出てきた」
「ミミズはどっちが頭?」
「前にも後ろにも行くからどっちも頭!」
「違うよ。輪っかがあるのが前だよ」

園庭のあちらこちらでダンゴムシ探しを楽しむ子どもたち。近所の老人ホームには園の倍の大きさのダンゴムシがいると知りLet's Go!! こうしてダンゴムシとのかかわりを楽しむ日々の中「飼いたい!」と飼ってみたのだが…ダンゴムシが死んでしまった。話し合いにより「きちんと世話をしなかったから」「今度はきちんと調べて世話をする」ということになり、図鑑や絵本、インターネットで調べ…「土、入れなあかん」「枯れた葉っぱ食べるんやて」「隠れる所もいるらしい」…とわかってきて「ダンゴムシのお家ができた!」そして、ダンゴムシの好む葉っぱを見つけてあげたり家の掃除をしたりしました。
大事に飼っていると「これ なに!?」「赤ちゃんダンゴムシ!?」「なんか色が白いで」「お母さんダンゴムシの周りに集まってるで」「あ〜おっぱい飲んでる」「ちゃう!今、産まれたんや」と口々に気付いたことを話し…顕微鏡で順番に観て「背中にちゃんと筋あるで」「足もいっぱい付いている」と、確かに赤ちゃんダンゴムシだとわかりました。ところが数日すると、数が減ったようです。死骸はないのですが数が減っていきま。そこで、「やっぱり育てるのは難しいんか?」「やっぱり逃がしてあげよう」と、捕まえた場所に逃がしてあげました。
桑の実保育園は、緑豊かな自然環境に恵まれ、戸外遊びやお散歩が大好きな「健康で良く遊ぶ子どもの育成」を目標にした園です。
園庭に設定した大型遊具「HEY! HEY! HO!」は、子どもの年齢に応じた挑戦のできる石垣の上に展望台のついた冒険型遊具で、遊具プロジェクト(現在、危険学プロジェクトにて継続)の作成により安全性にも配慮された設計となっています。
4月には登れなかった2歳児も何度も挑戦しているうちに最近では下のブロックを上手に登れるようになりました。恐る恐る登っていた3歳児も、4・5歳児に混じって登っているうちに、冬までにはスムーズに展望台まで昇り降りができるようになりました。内側が滑り台やかくれ部屋的な構造になっていて、異年齢の子ども同士のかかわりや刺激をし合う姿が見られ、子どもたちに人気の遊具です。
また、当園は老人施設「ケアステーション所沢」との合築施設です。近年核家族化が進みお年寄りと接する機会が少なくなっていますが、4・5歳児は給食を一緒に食べたり、2・3歳児は一緒に遊んでいただいたり、行事に招待したり、されたりなど交流を行っています。お年寄りの皆さんも保育園が隣にあり、元気な子どもたちとの交流を楽しみにしてくださっています。近隣の小学校・福祉施設とも様々な形で交流し、人とかかわる力思いやりの心など「心の育ち」を大切に日々の保育を進めています。
豊かな自然や環境やいろいろな人々との出会いを通して、子どもたちは日々法人の理念である「その子らしさ」を発揮し、のびのびと園生活を楽しみながら生きる力を育んでいます。