皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。
応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
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園庭にあるいろいろな草木は、栽培している植物とは違ったかかわりのできる環境です。ご応募いただいている実践の中には、そうした自然にある草木や栽培物による食育に関する取り組みが年々増えています。その中でも、梅干作りに関する事例は少なくありません。そこで今回は、園で収穫した梅を梅干にすることがきっかけになって「不思議!」に感じて考え合ったり「不思議」なことを発見したりした事例をご紹介します。これらの事例から「科学する心」は目的を達成することで育まれるばかりでなく、その過程での豊かな経験が大切であることが伝わってきます。
応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。

むしゃむしゃ農園へ行った時、A児が「ここ見ててな」と、大きなサトイモの葉のくぼみに水が少し溜まっているのを確かめて言いました。「ほら、水がまんまるで転がるねん」と言うと、友達も試し始めました。「うわー、すごい!水が葉っぱの上に落ちたらビー玉みたいや」「あっちの葉っぱでもできるかな?」と喜び、さらに試すと葉のまん丸の水滴がくぼみに流れ落ち、そこでどんどん引っ付いて一つの大きな水たまりになっていきます。「何で水がビー玉みたいになるんやろ?」「なんか不思議やな?」と言い、葉っぱを触り始めたA児とB児。「何か、この葉っぱ少し分厚いな」「本当や。でも分厚いけど葉っぱの上は何かツルツルや」…
「分かった。このサトイモの葉っぱは、少し分厚いから水が下に流れへんから、水が丸くなるんと違う」
「そうや。それから葉っぱがツルツルやから水がいっぱい転がって丸くなってしまうんや」
「そうや。面白いな。もう一回やってみよう」と、二人は水滴を落とさないようにする遊びを楽しみました。
<実践事例集vol.5 P16事例「水が“まんまる”で転がるねん」の場面です>
現場の先生方からお寄せ頂いたエピソードを2つご紹介します。
5月当初、園舎の裏にある竹やぶで竹の子探しを楽しみ、竹の子の様子や大きさを見たり感じたりしました。その後も、6日後・13日後と見に行きました。13日目に行った時には、「きっと天まで行っちゃったよ」と言って見に行ったものの、そのイメージよりもはるかに実際の竹の生長は驚くもので、「すごい!」「もう、測れんね」「ドリルみたい」と急激に伸びている様子を表していました。
また、伸びた竹の子の皮がめくれている所を見て、「竹になってるわ」「光っとる」「皮が小さくなっとる」と、竹の子と竹の違いに気付く言葉も聞かれました。そこで、のこぎりで切り出して、「重かった」「手が痛くなっちゃったよ」「これ足より太い」「毛が付いとる」「毛が取れたら、ツルツルになったよ」などと言いながら、園に持ち帰りました。
![]() <皮むき> 「皮がいっぱい」 「めくってもめくっても出てくる」 「皮が丸まっちゃう」 「あっ竹の子になっちゃった」 |
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![]() <のこぎりで切って> カップにして「いらっしゃいませ」 組み合わせて「車だよ」 積み上げて「高いよ」 縦に割って「これで掘れるよ」 竹の子の先を使って「ケーキができた」 |


大量に収穫できた枝豆に少し遅れて、トウモロコシがようやく膨らんできました。「トウモロコシの粒々たくさんあるかなぁ」と心待ちにしていたある日、A児が触って「硬いからもう食べられるってことだよ。どこ触っても硬いから、中にいっぱい入っているよ」とみんなに伝えました。


「ヒゲいっぱい生えてたけど、もう茶色になってるからいいかな」と違いを見つけて言う言葉、「グリグリって引っ張ってみようか」と友達と協力して収穫する言葉、粒の所を頬に当てて「冷たいよ。みんながあげたお水が冷たかったから、トウモロコシの中も冷たいのかな」と世話をしてきたことを思い出す言葉など、いろいろ話しながら、収穫を楽しみました。
"見えた!?科学する心"は、次回は7月22日(火)に更新です。
テーマは【疑問・追求】〜どうして?〜です。