見えた!?科学する心

皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。

Vol.67
テーマ

小学校との連携

ここから見える 応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
写真をクリックすると、詳細が表示されます。
鳥のえさ台作り 小学生との交流活動
大野町保育園(石川県)
大野町保育園(石川県)
昨年作ったえさ台が壊れているので作り直すことに。
設計図を作り、4年生と一緒に作り上げました
番町幼稚園(東京都)
番町幼稚園(東京都)
年間を通して小学生と様々な交流活動をしています。
交流を重ねることで、5歳児と6年生は信頼感を深めていきました。

心を育む交流活動

 幼児は遊びや活動を楽しむばかりでなく、一緒に活動する「相手」とのかかわりも楽しんでいます。
 「鳥のえさ台作り」の事例は、難しい作業を4年生と一緒に考えたり工夫したりして乗り越え、目的を達成することで、協同作業をする喜びを味わい、作業を進めるための学びをしています。「小学生との交流活動」の事例は、6年生のゆとりや安心感をもてるかかわりにより、心のつながりを感じる経験を重ねることができ、ルールを守って遊びに集中するという「人として守ることを身につける」ことにつながっています。小学生も幼児も充実した活動をし、達成感や満足感を味わえるような交流活動の工夫が大切です。

実践事例集は http://www.sony-ef.or.jp/preschool/practice/ へ
ことばのたね 応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。
「どのザリガニを一緒に入れようか」
乙立幼稚園(島根県出雲市)
「水が泥んこになっちゃった。どうしよう?」「砂を少しにして、何回も水を入れ替えると、きれいになるよ」
乙立幼稚園(島根県出雲市)

 「園児が自然体験を楽しめるように」と、保護者や地域の方々の協力でできた「もりもりランド」への通り道に、竹薮があります。「たけのこ」ができるという情報を聞いて、竹薮をのぞいてみるようになりました。
 たけのこが、日に日に伸びていくことが分かると、「どこまで大きくなるのか」と話題になりました。
また、自分の手に印を付けてたけのこの高さを示し、園にもどって3、4歳児に教えるようになりました。

手がとどかなくなったらどうして測る?」「なんかこんな物に(脚立を表す動作)乗って測る?」「長―いの(スケールを表す動作)で測る?」「抱っこしてもらって測る?」「肩車がいい」そして、「学校の先生に聞いてみるー」といろいろな考えが出てきました。
 幼児にとって「学校の先生」はいろいろなことを教えてくれる存在となっていることがわかります。いろいろ考えてみたけれど、「やっぱりこういう問題は、学校の先生がいい方法を教えてくれるだろう」という発想がこうした場面で出てくるほどに先生は身近な存在であり、「学校に行くことへの期待」「学校の先生への期待」もうかがえることばです。

えぴそーど 現場の先生方からお寄せ頂いたエピソードを3つご紹介します。

小1グッドスタート計画/乙斐みどり幼稚園(広島県広島市)

乙斐みどり幼稚園(広島県広島市)

 幼稚園と小学校では、同じ学校と位置づけられていても、実際の生活スタイルには大きな隔たりがあります。幼稚園である方向性を持って教育を展開し、スムーズに生活を送ることが出来ても、それがそのまま小学校で通用するとはいえません。小学校での集団生活にスムーズに繋げることができなければ、幼稚園での発達もそのままスムーズに伸びる事が難しくなります。そこで当園では、小学校に入学後、学校生活を送る上で必要になると思われる能力に視点を合わせ、「小1グッドスタート計画」を実施しています。
 そのひとつとして、「考える力(学ぶ、創造力)を育てる」カリキュラムがあります。
 考えるための動機づけとして、まず自発的な学ぶ意欲が求められます。幼児は「なぜ?」という疑問を持つことを出発点として「考える」ことが多いです。そこで幼児が不思議や疑問に思うことをきっかけに、「自発的に学ぶことを数多く経験できるようにすることを目的」にするカリキュラムとして“なぜなぜ教室”を実施しました。
 また、野菜の苗の植え時や、花が咲いたり実がなったりした時には、生長を楽しみにし、生長や収穫を喜ぶといった思いを大切にしながら、絵日記にして表現できるようにしました。

みて、ふれて、感じる心/豊島区立西巣鴨幼稚園(東京都豊島区)

豊島区立西巣鴨幼稚園(東京都豊島区) 飼育動物とのかかわりを通して、自分も動物も共に生命のあるものとして大切にようとする感性を育てたいと願い、4月から積極的な飼育活動をスタートしました。
 飼育しているウサギのリボンちゃんが人に慣れず、悩んでいたことをきっかけに、獣医師の中川美穂子先生・地域の獣医師 藤村先生をお招きして「ふれあい授業」を実施しました。「ふれあい授業」では、聴診器でウサギやモルモットの心音を聴き、それぞれの特徴に気付かせていただいたり、動物の気持ちになってお世話をすることの大切さを教えていただきました。子どもたちが抱くときのサポート役として保護者にもお手伝いいただき、子ども・保護者・教師が共に学ぶ機会にしました。

ふれあい授業で学んだこと(抜粋)
  1. 人間がいやだと思うことは動物もいやだということに気付いてほしい。
  2. 動物は人間が怖い。やさしくしてあげると人になれてくれる。
  3. 動物は汚い部屋が嫌い。汚れていたら掃除してあげる気持ちをもってほしい。
  4. 食べることに休日はない。幼稚園は休みでも食事ができる環境をつくってあげてほしい。
  5. 地域の獣医師と連携し、動物の健康管理と正しい知識を得ること。

 日々の動物飼育を通して、様々な出来事や感動体験をすることができました。
 ある時、モルモットの“しろ ななみ”が、あっという間に大きな野良猫にさらわれてしまいました。
 職員が必死で探しましたが、残念なことに“しろ ななみ”は見つかりませんでした。
 事件のことを包み隠さず子どもに伝えた時、飼育動物が子どもたちにとってかけがえのない存在になっていることを実感しました。

豊島区立西巣鴨幼稚園(東京都豊島区)

この実践をまとめ、第8回全国学校飼育動物研究大会(1月13日東京大学にて)で発表いたしました。
http://www.vets.ne.jp/~school/pets/8kaihoukoku.htm

今日はどこへお散歩に行こうか...
       /森のようちえん ねっこぼっこ(愛知県春日井市)

森のようちえん ねっこぼっこ(愛知県春日井市)
森のようちえん ねっこぼっこ(愛知県春日井市)
森のようちえん ねっこぼっこ(愛知県春日井市)
森のようちえん ねっこぼっこ(愛知県春日井市)

 今日も山の向こうの池沿いにある東屋まで。
 途中、山に入る前にあるビオトープで待っていてくれた先頭サン達。
 面白いものを発見した。ビオトープの水が凍って、氷が張っている。脚でツンツン固さを確かめるRYO君。石をもってきて投げ入れると割れる子、割れない子。木の棒で突付いてみる子。
 割れた氷を持ち上げて きれ〜い!!と透かして見ている子。アスファルトの上で足で割って 散らばる様子を楽しんでいる子。大人なら「冷たくって嫌〜!!」って思うところを、やってみたいと大はしゃぎ!
 年長のGA君が、ちょろちょろと水路に流れ出ている水を見て、氷が溶け出しているんだ!と考察していたよ。
 凍っている所、流れているところ、割れる氷、割れない氷、厚さも様々、色々なことを発見しては 君達は色々考えているんだね。
 どうにも手が冷たくなって 痛くなって、息ではあ〜ってやったり、大人の手で温めてもらったりして 散歩にまたまた出発。坂を登って東屋に到着。
 みんなお腹が空いて よく食べている。
 お弁当の後 思い思いにごっこ遊びが始まった。
机の下にもぐりこんでアイスクリーム屋さんになった SHIちゃん、MIWちゃん、SYU君。
犬になったRYO君と猫になったAYUはみんなに 可愛がられてご満悦。
焼きそば屋さんのMAHちゃん、焼肉屋さんのGA君(昨夜食べに行ったらしい・・・)。
落ち葉や石ころを見立てて みんなの遊びがどんどん展開されていく。

 今日はお休みも多くてこじんまりしていたけど、みんなそれぞれの居場所で自分を生きているなあ・・・って感じたよ。スタッフTOMO

<ねっこぼっこホームページ http://plaza.rakuten.co.jp/morinoyoutienn/ >

エピソードをご紹介ください
 

貴園のエピソードをお寄せください。「えぴそーど」のコーナーに掲載いたします。

ご連絡はメールフォームまたは電話(03-3442-1005)にて受け付けています。

 
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"見えた!?科学する心"は、次回は3月3日(月)に更新です。テーマは【感動する】〜遊ぶ喜び、学ぶ喜びを味わう感動体験〜です。

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