見えた!?科学する心

皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。

Vol.67
テーマ

ここから見える 応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
写真をクリックすると、詳細が表示されます。
生き物の立場になってかんがえようとする 新しい命の誕生に感動する
名古屋市立第二幼稚園(愛知県)
名古屋市立第二幼稚園(愛知県)
飼っていたゼニガメが動かなくなってしまいました。
子どもたちはカメの死を知ります。
岡崎市細川保育園(愛知県)
岡崎市細川保育園(愛知県)
クラスで飼育を始めたカタツムリが卵を生みました。
小さな命の誕生に、子どもたちが感激します。

命を感じる

 子どもたちが「命」を感じたり考えたりするのは、どのような時でしょうか。保育者は、子どもたちがどのような体験を通して、「命」を知ったり思いをめぐらしたりして欲しいと願っているでしょうか。
 子どもたちの「科学する心を育てる」ことは、保育者自身の「命」や「自然」への思いを振り返るような場面になるかもしれません。互いの心の動きを共感し、体験を共有できるように、子どもたちと保育者がしっかりと命と向き合ったり、見逃さずにかかわったりした事例をご紹介します。

実践事例集は http://www.sony-ef.or.jp/preschool/practice/ へ
ことばのたね 応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。
「どのザリガニを一緒に入れようか」
ゆたか保育園(埼玉県)
「水が泥んこになっちゃった。どうしよう?」「砂を少しにして、何回も水を入れ替えると、きれいになるよ」
ゆたか保育園(埼玉県)

 5歳児20人でザリガニ釣りに行き、捕まえた8匹のザリガニを飼うことにしました。8匹のザリガニがケンカしているのを見て、「分ければいいんだよ」「1匹ずつにすれば?」「入れ物がないよ」「2匹ぐらいにしたら」「バケツいっぱいあるかな」「小さいとかわいそう」「逃げないようにしよう」と言い、相談しながら入れ物を探しました。「これなら深いから逃げない」「大きいからいっぱい遊べる」と言い、見つけた入れ物で飼うことになりました。
 ところが「どのザリガニを一緒に入れようか」と悩みました。「大きいザリガニと小さいザリガニを一緒に入れると食べられちゃうよ」という意見が多いので、大きさで分けました。
 そして本を見ながら、ザリガニが住めるように、入れ物の準備をしました。
 入れ物に砂や石を入れ、「水が泥んこになっちゃった、どうしよう」という声にみんなが集まり相談しました。「ザリガニが死んじゃう」「水から出した方がいい」元のバケツに戻しました。砂をいっぱい入れたからなのか、入れ物のためなのか原因を探しやってみました。「やっぱり泥んこになっちゃうよ」「どうしようか…」そこでA児が「砂を少しにして、何回も水を入れ替えると、きれいになるよ」と言い、数人に分かれて砂場のバケツで砂を洗うと、どろどろだった水が濁らなくなりました。洗った石を入れ、しばらく石の影のザリガニを見ていました。
 その後も、餌や脱皮などいろいろなことを考え相談し、飼育をしました。
 ザリガニのことを考えながら、飼育の準備をする意欲的なことばです。

えぴそーど 現場の先生方からお寄せ頂いたエピソードを2つご紹介します。

オタマジャクシを飼う/岡崎市常磐保育園(愛知県岡崎市)

 保育園でオタマジャクシを飼いました。

堺市立北八下幼稚園(大阪府堺市)

 3、4、5歳児(縦割りで生活をしています)は、オタマジャクシが次第に足を出ししっぽがなくなり、カエルになっていく様子に関心をもって育てていました。ところが、カエルになる時期に近づいて「オタマジャクシ?カエル?」という姿になったことで、何と呼んでいいのか分からなくなる姿が見られました。
 2歳児は、食べ物をあげたり足が出てきたことに興味をもったりしていました。
 ある日、オタマジャクシのお尻から出ている黒くて長いものが「うんち」だということに気付き、不思議な気持ちになりました。
 「オタマジャクシがカエルになる」「成長する」ということを感じながら育て、「カエルさんバイバイ!」と言って、カエルを池に逃がすことができました。

“地球を守ろう”を合い言葉に/もぐし保育園(熊本県天草市)

揖斐幼稚園(岐阜県揖斐川町) 皆様、こんにちは、もぐし保育園です。もぐし保育園では、2003年1月に国際環境規格ISO14001を認証取得し、“地球を守ろう”を合い言葉に園児達と環境活動に取り組んでいます。
 牛深(うしぶか)には、熊本県でもトップクラスの美しい白浜海水浴場があり、その自然は、四季の変化に富んだ美しい景観を保っています。近年、地球の温暖化、オゾン層の破壊等、環境汚染が広がり環境問題へ関心が高まリ、自主的な環境への取り組みが重要になっています。

 私達は、環境目標として『保育活動を通じて、自然との共存をはかり、人と自然に優しい環境を目指し、この豊かな自然を次世代に引き継ぐよう、よりよい環境作りに取り組みます』を掲げ、園児と共に、毎月1回地域の道路や白浜海水浴場等の空き缶拾いなどのボランティア活動を通し、自然を大切に出来る子ども、ゴミを捨てない子どもを育てようと保育の一環として取り組んでいます。職員や園児のみならず、保護者の皆様にも、園だよりなどを通して啓発や環境関連のアンケート調査を行ったり、また、いろいろな行事を通し、チラシを配布したりして、地域への啓発も行っています。
 地球温暖化の影響などで、今の園児達が大人になったとき、地球はどうなっているのだろうと言う思いがあります。いつまでもこの子らのために、美しい地球を残して行こうではありませんか。一度、自然環境を破壊してしまうと、元に戻すためには莫大なエネルギーを必要とします。その為にも、今、自分達が出来ることから取り組んでいけたらと思います。


揖斐幼稚園(岐阜県揖斐川町)
エピソードをご紹介ください
 

貴園のエピソードをお寄せください。「えぴそーど」のコーナーに掲載いたします。

ご連絡はメールフォームまたは電話(03-3442-1005)にて受け付けています。

 
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"見えた!?科学する心"は、次回は2月18日(月)に更新です。テーマは【小学校との連携】〜心を育む交流活動〜です。

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