見えた!?科学する心

皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。

Vol.62
テーマ

大切に思う 大切にする

ここから見える 応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
写真をクリックすると、詳細が表示されます。
目指せエコレンジャー! 森の木を強くするには
岡崎市緑丘保育園(愛知県)
岡崎市緑丘保育園(愛知県)
地域の環境部のプロジェクトに参加することで、
ゴミについて考えたり分別をしたりする
活動が展開されました。
会津若葉幼稚園(福島県)
会津若葉幼稚園(福島県)
雪で折れた木に気付き、「若葉の森の木をつよくしたい」
と思う子どもたち。幼児も真剣に、
環境に気付き考えることができます。

幼児に育つ環境を思う心(環境教育)

 自分たちの生活の場やもの、人や生き物を大切に思う気持ちを、幼児ももっています。子どもたちは生活も遊びも真剣、主体的・意欲的な子どもたちは、持てる力や知っていることをフルに使って生活しています。そのため、「ゴミ対策」「環境を大切にする」という環境「エコ」に関する活動も、興味をもちその必要性を体験することで、自分たちで生活に取り入れることができます。「きれい」「気持ちいい」「もったいない」「ゴミにしない」「大切にする」などのキーワードは、大人も子どもも共有できる言葉です。

実践事例集は http://www.sony-ef.or.jp/preschool/practice/ へ
 9月よりホームページの「事例・教材」コーナーに、新たに「環境教育」の項目を設けました。様々な実践をご紹介していますので、是非ご覧ください。「環境教育」(エコ)に関してみなさんの園でも取り組んでいるのではないでしょうか。実践をご紹介ください。(TEL 03−3442−1005 ・ FAX 03−3442−1035)
ことばのたね 応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。
岡崎市矢作西保育園(愛知県)
岡崎市矢作西保育園(愛知県)
岡崎市矢作西保育園(愛知県)

 来園した祖父母の方々と菜の花の種取りをしている時に、「菜の花の種で、てんぷらの油がとれる」ということを教わりました。菜の花や野草をてんぷらにして食べたことのある子どもたちは興味津々。菜種を取るために素足で菜の花を踏み、種をはじき出すことで、種の小ささや硬さなどを感じているので、「えっ、種が油になるの?」「どこに油があるの?」と驚きます。「天気のいい日に、しっかりと干した種を絞って油にする」と教えてもらい、日当たりの一番いい場所を探しました。「ここが明るくていいよ」「ここだと風で飛んでいかないよ」と相談し、見つけた場所に干しました。
 しばらくして菜種を触っていると「わぁー、あったかい」「本当だ!種があったかくて、気持ちがいい」「おひさまの匂いがする!」「匂いしないよ?」「するよ。こうやってやると匂いするよ」と顔を近づけて嗅ぎました。「早く油にならないかな」「天ぷらして食べたいな」「楽しみ!」と、また野草を天ぷらにして食べる話をしました。
 「小さな種のどこに油があるのか?」「干したことでおひさまの匂いになった」というやりとりは、疑問や驚きを感じて幼児なりに様々な思考をめぐらし、小さな種に興味深くかかわる行動が引き出される言葉です。
 こうして、自然の素晴らしさ、自然の恵みを受ける喜びを感じる感動体験は、環境を感じたり考えたりする力に結びつくことが期待できます。

えぴそーど 現場の先生方からお寄せ頂いたエピソードを3つご紹介します。

環境をテーマに「運動会」/ふたば幼稚園(福岡県福岡市)

ふたば幼稚園(福岡県福岡市)

 毎年、環境をテーマにして運動会を行っています。18年度のスローガンは「地球探検隊の大運動会〜みんなで守ろう!宇宙船地球号〜」と題して取り組みました。そして、“生ゴミ堆肥作り”をテーマにした競技を行いました。
 また、12月のお遊戯会では、5歳児がオゾン層やゴミをテーマにしたミュージカルを発表しました。テレビや新聞でも取り上げられ、保護者の方の意識も高まり多くの方に興味をもっていただきました。

ふたば幼稚園(福岡県福岡市)

 園で進めている堆肥作りの活動の意味が幼児なりに分かり、生き生きと進めることにつながっていると思います。生ゴミ堆肥で作った土に、ミミズやトカゲ、ダンゴムシなどの生き物が見つかり、ゴミと土と生き物の関係を子どもなりにキャッチしている姿も見られます。

自然を大切にする心が育つ/海童保育園(佐賀県鹿島市)

海童保育園(佐賀県鹿島市)

 平成19年7月28日(土)に、海童保育園では100万人のキャンドルナイトに参加し、夏祭り時に「竹明り」を開催しました。
 午後8時頃キャンドルに点火すると、境内から園庭入口までの暗闇に幻想的な回廊が浮かび上がりました。子どもたちはもちろんのこと、保護者や地域の方からも「きれーい♪」と感嘆の声が上がり、大好評でした。

海童保育園(佐賀県鹿島市)

 また8月1日(水)には、佐賀県庁より環境サポーターの方を4名お招きし、環境教育の一環として、「打ち水大作戦」を開催。
 ロープに50個の風鈴を一定の間隔で吊るすなどの下準備終了後、サポーターの方の指導のもと、いよいよ打ち水スタート!3歳以上の園児70名が園庭一杯に走り回り、打ち水を始めると、上昇気流が起こり、風が吹き始め、一斉に風鈴が鳴り始めました。これには子どもたちもびっくり!! 10分後、皆で温度計を観察すると2度外気温が下がり、とても涼しくなりました。
 このような体験を通して、先人の知恵の素晴らしさに気付きつつ、自然への探求心や大切にする心を育てていきたいと思います。

海童保育園(佐賀県鹿島市)

 そして当園では、食育にも力を入れていて、国産・地元産に拘った玄米菜食の給食を毎日子どもたちに提供。今年度はさが“食と農”絆づくりプロジェクトに参加するなど、稲作や味噌作りを中心とした体験学習を実施しています。また昨年度は内閣府後援「防災教育チャレンジプラン」に参加し、九州初の全国第2位を受賞しました。
 今後も地域や各官公庁と連携を取りながら、未来を担う子どもたちの未来が少しでも明るいものとなるよう、「3つ子の魂百まで」の理念のもと、幼少児からでも出来る体験学習型の食育・環境・防災教育を進めていきたいと思います。

なた豆で福神漬け/北区立うめのき幼稚園(東京都北区)

北区立うめのき幼稚園(東京都北区)
北区立うめのき幼稚園(東京都北区)
北区立うめのき幼稚園(東京都北区)

 9月、10cmほどの大きさに育った「なた豆」を収穫し、8種類の野菜(ごぼう、レンコン、ナス、きゅうり、大根、生姜、にんじん、しその実)を細かく切り、ゆでた“なた豆”を混ぜしょうゆ漬けにして、「福神漬け」をつくりました。
 カレーを作り、幼稚園特製の「福神漬け」を付け合せて会食しました。ぽりぽり感が、とてもおいしく忘れられない「福神漬け」でした。

 10月、この夏、2階まで伸びた“なた豆”のグリーンカーテンをはずしました。子どもたちは、長いつるを持って体に巻きつけたり、大きな“なた豆”を持ち上げたりして大喜びで遊びました。大きく育った“なた豆”からは、種を育てます。

レシピはこちらをご覧ください

エピソードをご紹介ください
 

貴園のエピソードをお寄せください。「えぴそーど」のコーナーに掲載いたします。

ご連絡はメールフォームまたは電話(03-3442-1005)にて受け付けています。

 
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"見えた!?科学する心"は、次回は12月3日(月)に更新です。テーマは【自然に親しむ】〜季節を感じる環境〜です。

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