見えた!?科学する心

皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。

Vol.59
テーマ

試行錯誤

ここから見える 応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
写真をクリックすると、詳細が表示されます。
風で走らせよう! ダイコンを育てる
中央保育所・幼稚園(島根県)
中央保育所・幼稚園(島根県)
風で動く大きな車を作りたいという思いで、
試行錯誤しながら製作し、さらに大きな車を作るという
意欲的な発想をした5歳児の事例です。
奥の池幼稚園(兵庫県)
奥の池幼稚園(兵庫県)
種まきや水やりの場面で、4歳児が戸惑いや困難を感じ
5歳児とのかかわりで乗り越える事例です。
実践事例集vol.4の22頁の関連事例です。

問題を解決する意欲や学び

 子どもたちは身近な興味の対象に、不思議さや思ったことと違う疑問、思うようにならない戸惑いや葛藤などを感じながら繰り返しかかわることがあります。こうした場面では、好奇心が揺さぶられたり試行錯誤をしたりする「意欲的な取り組み」や「問題解決して得られる学び」につながる体験をすることを期待できます。今回は、目的をもって製作活動をする5歳児の事例と、いろいろなことに戸惑いながら5歳児とのかかわりを通して栽培活動の経験を重ねる4歳児の事例をご紹介します。
 さて、運動遊びが盛んに行われる時期!のびのびと体を動かす中で育まれる「科学する心」の事例をご紹介ください。お待ちしています。

実践事例集は http://www.sony-ef.or.jp/preschool/practice/ へ
野外保育 森の子(9月11日)出雲市立乙立幼稚園(9月28日)で、実践提案研究会が行われました。
ことばのたね 応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。
刈谷市立平成幼稚園(愛知県)
刈谷市立平成幼稚園(愛知県)

 虫を見つけて、保育室で飼いたいと思う4歳児の子どもたち。
食べ物をあげなかったことで死んでしまう経験をしています。
 保育室のオタマジャクシに「何か食べ物をあげないと…」という気持ちが出てきたところで、煮干をあげて食べるところをみんなで見ました。「口が動いてる」「なんかパクパクしてる」「愛のキスだ!」と、みんなオタマジャクシの口に注目して口々に言いました。
 翌日も「先生、今日も餌をあげたい」という言葉とともに、集まってきました。「煮干そのまま入れよ」「ちっちゃくした方がいいよ」「口ちっちゃいもんね」「これくらいなら食べるかな」と相談しながら入れました。
 ところが、昨日のようには食べてくれません。「食べないよ」「おなかいっぱいかもしれん」「おっきいんじゃない?」「お母さん、ご飯を食べるって言ってた」と、オタマジャクシを見ながら考えたことや疑問、気付いたことを言い、話し合いはさらに続きました。
 そこで、ご飯を持ってきてあげてみました。「なんか、ツンツンしてる」「わ、食べた!」「ヨッシャー!」と大満足!オタマジャクシをよく見て、よく考え、試行錯誤して意欲的にかかわっている言葉です。

えぴそーど 現場の先生方からお寄せ頂いたエピソードを3つご紹介します。

落ち葉を使って遊んだ!/刈谷市立朝日幼稚園(愛知県刈谷市)から

 本園は開設4年目で樹木はまだ十分に育っていません。また、紅葉する木はサクラの木一本です。
 そこで、近くの小学校に行き、サクラ、イチョウ、サンゴジュなどの落ち葉遊びを楽しみました。
 学校の門を入るとすぐに落ち葉を見つけて拾い始めました。サンゴジュの葉に頬擦りをして「この葉っぱ、つるつるしていて気持ちがいい」イチョウの葉を合わせて「イチョウの葉っぱがあったよ。こうするとチョウチョみたいでしょ」サクラの葉を頭につけて「こうするとウサギになるよ」など楽しみました。

 数名の子どもたちがサクラの葉をかき集めて「雨だよ!」と投げ上げると、「キャー!」「きれい!」と歓声が上がり、その遊びを楽しみました。
 その後、拾ってきた葉っぱで作った冠をかぶって「インディアンみたい」と言い、インディアンの曲をBGMにして楽しみながらいろいろな装飾を作り、遊びました。
カラーポリ袋で手足が出るようにした服を作り、さらに落ち葉での構成を楽しむ製作遊びが展開しました。

花 だいすき!/品川区立御殿山幼稚園(東京都品川区)から

 4歳児が、3月にフラワーアレンジメントを楽しみました。その時の様子から、子どもたちの花への関心が高まる体験を大切にしたいと考え、「花育」に取り組んでいます。財団法人日本花普及センターの花育推進委員会が策定した「花育活動推進方策」の実践マニュアル作成に協力し、園の「花育プログラム」を推進する栽培計画を立て、積極的に計画を進めることができました。
 例年のように、園の花壇で野菜や草花などを栽培する際に、専門家の支援をいただけることで、「都会でもこんなに魅力的な花壇ができる」「見事な野菜を収穫できる」と大人も感心するほどの成果があり、子どもたちはとても満足する体験をしています。さらに、日陰が多い環境でも栽培活動を楽しめる栽培の指導を受け、クリスマスローズや斑入りヤブランなどを育てています。
 また、きっかけとなったフラワーアレンジメントの活動としては、母の日に4歳児が親子で、5歳になった子どもたちは昨年の経験を活かして、自分でプレゼントのフラワーアレンジメントを作りました。
 「花」ならではの「快感や癒し」の効果があって、会話やかかわりが自然に生まれ、花に親しむことだけでなく、豊かな心も育まれていく様子がうかがえます。保護者の感想からも「心が潤うことを感じながら、子どもと作ることができました」という声が聞かれました。
 9月の敬老参観でも「祖父母の方に喜んでいただけるように飾りたい」という子どもたちの思いを、園庭に咲いている季節の草花を使ってアレンジメントにして表して飾ることができました。参観にきていただいた祖父母の方からも「子どもの手でアレンジされて素敵です」という感想が聞かれました。

園庭の湧水に住む生き物との触れ合い/秦野市立南幼稚園(神奈川県秦野市)から


 幼稚園の近辺にはたくさんの湧水があり、本園にも湧水池があります。暑い夏でも常に澄んだ水が湧き出ています。
 池の周りにはいろいろな水生生物が自然に繁殖し、子どもたちの人気の場所になっています。「大きなカニがいたよ」「僕はエビを捕まえたよ」など、目を輝かす幼児の姿が見られます。捕まえたサワガニやヌマエビをクラスで育て、えさをあげながら、「外のカニは何を食べているのかな?」など、不思議に感じたり、図鑑で調べたりしています。生き物への興味や関心が大きく膨らんでいます。

エピソードをご紹介ください
 

貴園のエピソードをお寄せください。「えぴそーど」のコーナーに掲載いたします。

ご連絡はメールフォームまたは電話(03-3442-1005)にて受け付けています。

 
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"見えた!?科学する心"は、次回は10月15日(月)に更新です。テーマは【目的に向かって】〜つくる喜び、食べる喜び〜です。

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