見えた!?科学する心

皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。

Vol.48
テーマ

表現する

ここから見える 応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
写真をクリックすると、詳細が表示されます。
作って飛ばそう くも・おひさま・イモリ
曳舟幼稚園(東京都)
曳舟幼稚園(東京都)
紙飛行機を作って遊び、翌日には、
飛ばして遊ぶ「まるまる飛行機」を作り遊んだ
4歳児の事例です。
みどり丘幼稚園(大阪府)
みどり丘幼稚園(大阪府)
雲に興味をもち新聞紙で作った3歳児の事例や、
天気や太陽に興味をもち豊かな言葉が引き出された
4・5歳児の事例です。

って遊ぶ

 今回は、心が動く体験を通して作ったり豊かな言葉の表現が引き出されたりした事例です。自分で作ったもので遊んだりイメージを膨らませたりする経験を重ねることにより、その後、考えたり工夫したりして創意工夫のある製作活動を進める展開を期待することができます。この2つの事例は、そのような体験を重ねるきっかけになると思われるものです。身近なものや自然にかかわるための基本的な体験をして、いろいろなことを感じています。作って遊ぶことで、感じたことやイメージが言葉や表情に表れ、「科学する心」の芽を捉えることができます。

実践事例集は http://www.sony-ef.or.jp/preschool/practice/ へ
みどり丘幼稚園(6/11)品川区立南大井保育園(6/20)において、実践提案研究会が行われました。
岡崎市緑丘保育園(6/30)において、実践発表会が行われました。
ことばのたね 応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。
刈谷市立双葉幼稚園(愛知県)

刈谷市立双葉幼稚園(愛知県)

 保育者は、小麦粉粘土の楽しさが分かってきた3歳児が、小麦粉と水が混ざって粘土になっていく過程も楽しめるような場面を作りました。まず始めに「魔法の粉と水を混ぜて、こねこねして粘土に変身させるんだよ」と声をかけました。そして、興味をもって集まってきた子どもたちの手に小麦粉をかけ「どう?サラサラ?ザラザラ?」などと声をかけました。子どもたちは「すごいサラサラしてる」「真っ白だ」「こんなにいっぱい、白いお山だね」などと言いながら、手に付けたり集めたりして粉を楽しみました。

 少しして保育者は「お水を入れるよ」「こんなになっちゃったよ」と水を混ぜていく様子や手についた粘土を見せました。子どもたちは「おもしろい」「お化けみたい」と言ったり水を入れたりしました。「水を入れすぎたみたい。トロトロになっちゃった」と保育者が言うと、「本当だ、トロトロしてる」「やわらかすぎじゃない?」と、子どもたちは感触を味わいながら言いました。こうして、魔法の粉を足して丁度よい粘土にし、子どもたちは「こねこね」「よいしょよいしょ」と言いながら、小麦粉粘土で思い思いのものを作りました。

 「サラサラ」「トロトロ」「こねこね」など声に出し表すことでより素材への興味が深まり、言葉と感触と動きを楽しみながら小麦粉粘土の製作活動ができました。

実践事例集vol.4 24〜25頁に関連事例があります

えぴそーど 現場の先生方からお寄せ頂いたエピソードを2つご紹介します。

ゃんとカエルになってね    草牟田幼稚園(鹿児島県鹿児島市)から

草牟田幼稚園(鹿児島県鹿児島市)
草牟田幼稚園(鹿児島県鹿児島市)

 小川で見つけたカエルの卵やおたまじゃくしを捕まえて、幼稚園で飼うことにしました。

 4月は「真っ黒だね」「しっぽが小さいね」「かわいいよ」「たくさんいる」「ウンチも真っ黒だ」と、見て感じたことを話していました。

 5月になると、「ヌルヌルしている」「こっち向いて」「『おなかすいたよ』って言ってるみたいだね」「笑ってるみたいだね」と、親しみをもてるようになりました。

 おたまじゃくしの変化にも気付き、「あっ、手がついてるよ」「これ、足になるのかな」「早くカエルにならないかな」と言うやりとりも聞かれるようになりました。

 こうして6月まで飼っていると、次第に「おたまじゃくしにとって、どうしてあげることがいいのか」話し合うようになり、もとの小川に逃がしてあげることにしました。

 「ちゃんとカエルになってね」と、大きく育っていくことをみんなで願って逃がしました。

代米の田植えからわら草履作りまで  堺市立北八下幼稚園(大阪府堺市)から

堺市立北八下幼稚園(大阪府堺市)

 17年度は、4歳児も5歳児も大泉緑地で古代米の田植えをしました。
 18年度は緑地内の加呂登池での田植えの経験を活かし、園内の花壇を使って、教師・保護者・園児で田作りをし、古代米作りをしました。ぬかるんだ田んぼに素足で入る感触は、心地よくもあり少々抵抗もありましたが、一苗ずつ親子で楽しく植えました。
 園内の田は、園外とは違い、身近に稲の生長を見ることができ、雀に食べられないように案山子を作ったり網を張ったりし、稲穂が頭を垂れるのを楽しみに育てました。稲刈りでは親子で一苗ずつ刈り、もみすりは一部を手作業で行ったので大変でしたが、ふだん意識せずに食べているお米ができていく過程を知り、お米の大切さを感じる機会にもなりました。脱穀をしたあと餅つきをしました。
 脱穀した後の“わら”で地域の方に教えていただきわら草履作りも体験しました。地域の方の優しさにも触れる交流の場にもなり、貴重な経験ができました。

関連事例をご覧いただけます

エピソードをご紹介ください
 

貴園のエピソードをお寄せください。「えぴそーど」のコーナーに掲載いたします。

ご連絡はメールフォームまたは電話(03-3442-1005)にて受け付けています。

 
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"見えた!?科学する心"は、次回は7月17日(火)に更新です。テーマは【工夫を引き出す】〜工夫して作る〜です。

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