見えた!?科学する心

皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。

Vol.45
テーマ

感動

ここから見える 応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
写真をクリックすると、詳細が表示されます。
おいしく科学しよう(高校生との心のふれあい) 灯ろう流し
磐田市立長野幼稚園(静岡県)
磐田市立長野幼稚園(静岡県)
実践事例集Vol.353・54頁の事例です
岡崎市島坂保育園(愛知県)
岡崎市島坂保育園(愛知県)

「人、もの、出来事」とのかかわりを通して

 子どもたちが自然の偉大さや不思議さを感じたり、日常の生活ではできない発見や創造などを経験したりして、大きく心を動かし「感動」している事例から、「科学する心」の育ちが伝わってきます。長野幼稚園の事例は、高校生との感動体験を通して心のふれあいを大切にした実践です。島坂保育園の事例は、地域の協力を得て、伝統行事を幼児にも体験できるように工夫し、子どもたちが感動体験をした実践です。いずれの事例も、「心を育てる」ために、子どもたちの心が大きく動かされる「感動」体験ができるように、様々な工夫がされています。

実践事例集vol.3は http://www.sony-ef.or.jp/preschool/practice/ へ
ことばのたね 応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。
北陵幼稚園 (島根県)
北陵幼稚園 (島根県)

 砂場で見つけた砂鉄、「砂鉄から鉄が作れる!?」という思いをもって、砂鉄をたくさん集められる場所を探して必死で採取したのは8kg。インターネットや鉄の未来科学館の近くの鍛冶工房で調べてみると、10kgあれば鉄の前の「ケラ」になることや夏より冬がよいことなどが分かって、やはり思ったように簡単には実現できないことを実感した子どもたち。保育者も同じ思いで探していると、協力いただける鍛冶屋を見つけることができ、子どもたちは大喜び。鍛冶屋の仕事のことや場所など調べたり先生から教わったりして、鍛冶屋見学が実現しました。
 鍛冶屋の方が感心するほどに、お話や仕事をしっかり見聞きして、2時間たっぷりと充実した見学ができました。
 園に帰って、更に色々な話ができました。「火が出るところがびっくりした。花火みたいだった」「熱かった。汗がでた。おじいさんが熱くてかわいそう」「おじいさんの手がぼこぼこしていた(筋肉の意味)」「黒くて大きな機械が、鉄を打ってた。音が大きかった」「鍛冶屋の神様が祭ってあったよ。火の神さまだったよ」「ツバメが巣を作っていて赤ちゃんがピーピーいってたね。ツバメもおじいさんが好きかな」「おじいさんのシャツに穴がいっぱい開いていたよ。火が飛び散ったね」「油の中に鉄を入れたらてんぷらの匂いがした」子どもたちからあふれる言葉に、見たり感じたりしていたことがよくわかります。自分たちの砂鉄が実際に鉄にならなくても、鉄で物を作るという仕事の大変さやできていく工程、作業をされているおじいさんの様子や作業場の様子などから、子どもたちが思っていた以上の多くのことを感じ、感動したことが、一挙にあふれ出てきたのです。この後の遊びにも、砂鉄クイズや鉄を打つ機械作りなど、この時の体験が表現されました。

えぴそーど 現場の先生方からお寄せ頂いたエピソードを2つご紹介します。

らっきょう切り    福井市立棗幼稚園(福井県)から

福井市立棗幼稚園(福井県)

 本園では、棗小学校や中学校との一貫教育を進めており、運動会等の行事はもちろん、様々な交流活動を工夫しています。中には、地域を大切に思う心を育てるということで、数十年続いている大きな活動があります。
 それは、幼稚園児から中学生まで全員で行う『らっきょう切り』です。
 小学5年生がらっきょうの栽培や収穫をし、それを含めて、地域で収穫しているらっきょうを中学生のリードのもと、全員で切るのです。幼稚園児には、中学生や小学校高学年の子どもたちがマンツーマンでついて、やさしく丁寧にかかわりながら活動をすすめていきます。
 らっきょうの茎と根を一つ一つ切り落とす作業は、実際に鎌を使うのでとても難しく、根気がいります。園児はそれを、多い子は50個ぐらい切ります。小学校高学年や中学生の切ったものは、実際に出荷されます。そして、園児や低学年の切ったものは、学校給食で食べるために「らっきょう漬け」になります。

福井市立棗幼稚園(福井県) 福井市立棗幼稚園(福井県)

 今年も、6月下旬の初夏を感じる日に行いました。『らっきょう切り』の会場の体育館に、らっきょう独特のにおいが充満し「目が痛い」という子もいましたが、みんな“おいしいらっきょう”になる日を楽しみにしているようです。

マイ桜島大根収穫祭    さくら幼稚園(鹿児島県)から

さくら幼稚園(鹿児島県)

 本園の子どもたちは毎年1月末に、地域特産の「桜島大根」の収穫を体験しています。  9月に大根の種まきをします。一人ひとりが、掌にのせた小さな小さな種を大切にまき、収穫を待ちます。1月になりいよいよ収穫!「桜島の畑で育てた桜島大根なので、味も格別」と評判です。 畑で目にするのは、絵本「おおきなかぶ」をイメージできるほどに、大きな大きな大根。日本中に知れ渡るほどの大きな大根の収穫です。子どもたち一人の力では、そう簡単には抜けません。そこで、楽しみにしていた保護者も参加して、親子で収穫をします。この収穫の満足感、喜びの表情は格別です。  今年は、こうした経験が活きる活動が2月に早速ありました。市民文化ホールで「夢見るジャンプ」という歌を、みんなで歌いました。小さな種の子どもたちは、土の中でぐんぐん育ち、春に大きくなって出てくるという歌です。まさにその気になって喜んで歌いました。

さくら幼稚園(鹿児島県) さくら幼稚園(鹿児島県)
エピソードをご紹介ください
 

 「ぜひ紹介したい!!」という出来事、子どもたちや保護者の方々の大ニュースになった話題、心温まるエピソード、園独自の特徴的な取り組みなどをお寄せください。「えぴそーど」のコーナーでご紹介いたします。

ご連絡はメールフォームにて受け付けています。

 
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"見えた!?科学する心"は、次回は3月19日(月)に更新です。テーマは【共に育つ】"共に育つ、共に生きる喜び"です。

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