見えた!?科学する心


皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。(1月のみ第2火曜日、第4月曜日に更新いたします。)

Vol.39

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テーマ

親子

ここから見える 応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
写真をクリックすると、詳細が表示されます。
刈谷市立住吉幼稚園(愛知県)
 
堺市立みはら大地幼稚園(大阪府)
刈谷市立住吉幼稚園(愛知県) 堺市立みはら大地幼稚園(大阪府)
実践事例集Vol.3の49・50頁の事例です

知識、技術、文化が伝わる

 子どもたちが主体的に興味深く取り組んでいる活動では、園での活動を家庭に帰って話したり園の活動に必要な情報やものを家庭から持ち込んだりすることはよくあります。また、子どもたちの園での様子を保護者が参観する活動の他に、保護者が子どもたちと一緒に活動する「保育参加」という取り組みも活発に行われるようになってきています。子どもたちを理解し、子どもたちを取り巻くみんなでかかわり育てようという目的もあり、子どもたちにとっては、興味深い刺激を受けて、幼児なりに知識や技能を身に付けるよい経験の場面になっています。今回は、住吉幼稚園の親子での資源回収の活動、みはら大地幼稚園の染色をしてお母さん先生の援助でエプロンを作った事例をご紹介いたします。どちらも暮らしの中で必要な「文化」が伝わり、ものを大切にする心や感謝する心が育まれている事例です。

実践事例集vol.3は http://www.sony-ef.or.jp/preschool/practice/ へ

ことばのたね 応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。
広島大学附属幼稚園(広島県)
広島大学附属幼稚園(広島県)
 子どもたちにとって身近な自然物の「葉っぱ」を教材にして、深く長期にわたって活動を展開するプロジェクト保育を実践しました。
 3歳児では、「ウサギの食べる葉っぱや食べない葉っぱ」の話しをしたり「葉っぱのごちそう作り」をしたりしました。4歳児では、葉っぱの観察や分類などの活動をし、「木」の変化に関心を向ける取り組みをしました。5歳児は、葉っぱの形・色・触覚・匂い・模様・名前など5歳児なりに感じたり観察したり調べたりして自分で分かることをもとに自分の好きな葉っぱを紹介して葉っぱへの興味を深め、さらに、「丸まった葉っぱ」「葉っぱをつけた水の色の変化」などに気付く活動などを進めました。
 「葉っぱが水を吸い、代わりに色が出る」などの話し合いから、「飲めそうな葉っぱ」「食べられそうな葉っぱ」探しをしました。そして、レモンバーム、ビワの葉を煮立てて飲むことになりました。「レモンみたい」「くさい」「いいにおい」など匂いを感じてことばが出てきました。「おいしい」「ほっと温まる」「薬みたい」「にがい」など味わって感じたことをことばに出していました。
 また、こうした「飲む」という活動では「おいしい」「お母さんにも飲んでもらいたい」という声もあがりました。「科学する心」が動き出すということは、目の前の「葉っぱ」への親しみや知識が深まるばかりでなく、生活と密着したり「お母さんにも飲んでもらいたい」と、思いやりや共感したい人とのかかわりにも結びつくことが分かることばも引き出されます。

えぴそーど 現場の先生方からお寄せ頂いたエピソードを2つご紹介します。

目黒区立ふどう幼稚園(東京都)から
目黒区立ふどう幼稚園(東京都)
 火起こしの体験や冒険広場の遊具の挑戦ができる公園で、保護者とともにデイキャンプを楽しみました。「火起こし」を初めて体験する子どもたちのために、保護者が火起こしの方法を描いた手作りの紙芝居を見せてくださったので、子どもたちは興味津々で、活動することができました。紙芝居から「どんな葉や木が燃えるのか」知ることができた子どもたちは、落ち葉や木切れを嬉しそうに集め、誇らしげに見せていました。
 一人ひとりが「よく燃えそうな葉や木」を探して集めたものなので、煙たい思いをしながらも、火がつく様子をじっと見つめていました。普段とは一味違うワクワクする思いを味わうことができました。この後、この火を使ってカレーライスを作りました。
 この計画は、前年度の「オヤジの会」の話し合いで提案されて実施したものです。そのため、保護者の方々が積極的に準備を進め、自然体験を楽しむことができました。火起こしの紙芝居を作ってくださったお父さんが子どもたちに見せてくださる場面では、子どもたちは集中して見入っていて、活動の成果が伝わる場面の一つでした。

堺市立北八下幼稚園(大阪府)から
堺市立北八下幼稚園(大阪府)
 府立大泉緑地で、四季を通じて自然に触れる体験を楽しんでいます。初冬の空気の冷たさを感じる林の中で、子どもたちはお家の方と一緒に冬の生き物探しをしました。
 落ち葉をめくったり木の皮の裏側や木の幹を覗き込んだりしていると、思いがけない虫の冬越しに出会えます。「うわっ!虫の大群やあ!お母さん見てみ」「ほんまや。じっとしてるね」「寝てるんかなあ?!」そっと、落ち葉をかぶせていました。寒い冬、太い木を組んで作った虫の家では、あまりの虫の多さに歓声があがったほど沢山の虫が春を待ちわびています。

エピソードをご紹介ください
    「ぜひ紹介したい!!」という出来事、子どもたちや保護者の方々の大ニュースになった話題、心温まるエピソード、園独自の特徴的な取り組みなどをお寄せください。「えぴそーど」のコーナーでご紹介いたします。  
ご連絡はメールフォームにて受け付けています。
 

"見えた!?科学する心"は、次回は12月18日(月)に更新です。テーマは【目的に向かって】"転がす遊びの中に見える"です。
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