見えた!?科学する心


皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。

Vol.30

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テーマ

不思議

ここから見える 応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
写真をクリックすると、詳細が表示されます。
出雲市立中央幼稚園(島根県)
 
堺市立みはら大地幼稚園(大阪府)
出雲市立中央幼稚園(島根県)
実践事例集vol.3の41・42頁の事例です
実践提案研究会を開催しました7月1日
堺市立みはら大地幼稚園(大阪府)
実践事例集vol.3の49・50頁の関連事例です


風と遊ぼう!不思議体験

 幼児から「不思議」という言葉がよく聞かれます。「不思議」は、幼児にとって意味は難しいものの、実感できる心の動きであることが分かります。「なぜ?」「どうして?」「不思議だね」。こうした子どもたちの気付きや疑問を大切に捉え、「科学する心を育てる」ために保育を工夫していることが、どちらの事例からもよく分かります。中央幼稚園の事例は、「かざぐるま」などの身近な教材で風を楽しみ、「風車(ふうしゃ)」作りに挑戦した事例です。みはら大地幼稚園の事例は、藍の葉から出した黄緑色の汁、それが、太陽や風によって「わっ、色が変わった」「きれいな色になった!」と「深い藍色」に変わっていく色の変化を体験している事例です。子どもたちが不思議を感じて楽しみながら、充実感を味わう経験をしています。

実践事例集vol.3は http://www.sony-ef.or.jp/preschool/practice/ へ

ことばのたね 応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。
品川区立小山台保育園(東京都)
品川区立小山台保育園(東京都)
 5歳児がビニールにマジックで絵を描き、骨をつけ、凧の足をつけ完成。
 近くの林試の森公園に凧あげに行きました。危険のないように、5〜6人ずつあげるようにしました。
 1回目、B児「飛ぶけど、すぐに落ちるよ…」C児「僕のも、すぐ落ちちゃうよ」と言い「でも、A君の高く飛んでる。どうしてだろう?」「本当だ。A君の高く飛んでるし、落っこちないね。不思議…」と気がつきました。そこで、二人はA児のところに行き、「なんで、A君の凧、高く飛んでるの?」と聞きました。A児が「走ると風が顔にぶつかって気持ちいいから、顔に風があたるように走っているだけだよ」というのを聞いて、保育士が「A君すごいね。風の向きを考えて走ってたんだ」と言いました。B児とC児は「エッ、風?」「A君と一緒に走ってみればいいんだね」と言い、2回目は、A児と一緒に凧あげを始めました。
 その後、保育士が紙テープをだしたことでさらに風向きを意識して凧をあげたりやりとりをしたりするようになりました。<すぐに落ちる、くるくる回る、横にいったり上にいったりする>などに気付いて、「風がいろいろな方向に動くからかな?」と、考える姿も引き出されました。

えぴそーど 現場の先生方からお寄せ頂いたエピソードをご紹介します。
文京区立根津幼稚園(東京都)から
根津幼稚園(東京都)
↑クリックすると大きな画像が見られます
 小学校の校庭と園庭が同じ敷地、学校の校舎の一階が幼稚園という根津幼稚園・根津小学校は、隣接する第八中学校と、「区の幼・小・中一貫教育研究」のモデル校(園)として合同研修会を重ねてきました。
 研究として意図して交流活動をしましたが、日常的にも見られた温かな交流の様子をご紹介します。
 3歳児が戸外遊びを楽しんでいるところに、根津小学校の5年生数名が来ました。「大きなお兄さんお姉さん、何するのかな?」と、興味を持って視線を向けると、風を切って走り、大きな凧をあげています。スクーターに乗っていた子も、滑り台をしていた子も、ボールを転がしていた子も、5年生の姿に釘付けです。とうとう一人の子が「やらせて」と言いました。3歳児の様子に心が動き、小学生は次々に、3歳の子どもたちに凧を持たせてくれました。糸を持ってまねても、「あがらない…」。3歳児のその様子にすぐに応じて、5年生は一緒に手にとり、一緒に走り、凧あげを楽しめるようにしてくれました。ひとりではあげられない小学生の作った凧や一緒に凧あげをしてくれた優しい5年生のことは、3歳児なりに心に残る経験になったと思います。お礼にスクーターを貸してあげる姿がありました。
 5年生も、小さな子とやることで、自分ひとりであげて試すよりもあげる向きや走る向きなど考えて、凧あげをしたと思います。
 この時の「凧をあげる」という感覚が活きていたかどうかは分からなかったのですが、その後の3歳児の自分で作ったビニール袋の凧上げでは、3歳児なりに元気に走り回り、凧あげを楽しみました。


エピソードをご紹介ください
    「ぜひ紹介したい!!」という出来事、子どもたちや保護者の方々の大ニュースになった話題、心温まるエピソード、園独自の特徴的な取り組みなどをお寄せください。「えぴそーど」のコーナーでご紹介いたします。  
ご連絡はメールフォームにて受け付けています。
 

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"見えた!?科学する心"は、次回は8月7日(月)に更新です。テーマは【夏】"考えて工夫して水を使って"です。
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