皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。
2006年度
年間スケジュール
テーマ
生長・収穫
応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
写真をクリックすると、詳細が表示されます。
「じゃがいも」
「ピーナッツべビィー」
油井幼稚園(福島県)
穴川花園幼稚園(千葉県)
栽培、発見、大収穫!
花壇での子どもたちの様々なやりとりが、よりにぎやかに聞かれる夏野菜の収穫の時期。独自の食育の指導も活発に展開されていることと思います。5月の「気付く」〜トマトの脇芽とり〜でご紹介しました実践のように、今までの栽培活動で経験してきたことからも、子どもたちの「科学する心」の育ちを捉えることができ、この時期は、まさにその取り組みが「実を結ぶ」経験ができます。油井幼稚園の事例では、園の改築に伴い「畑の環境をどうしたらよいか」と考えた、取り組みの最初から紹介されている実践です。穴川花園幼稚園の事例は、子どもたちの興味を深めて主体的に栽培活動を楽しむように工夫した実践です。
小さな種や苗が育つ過程は一様ではなく、また、子ども一人ひとりの感じることも、発見することも違いますが、この時期「大収穫!」という喜びを共感することができます。その喜びの中で、ぜひ楽しく今までの栽培活動を振り返ってみてください。
実践事例集vol.3は
http://www.sony-ef.or.jp/preschool/practice/
へ
応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。
文京区立柳町幼稚園(東京都)
育ててきたミニトマトを収穫する時が来ました。「赤いのがいいんだよね」と濃い赤色になっている実を探し…「あった!」と実を採っています。A児は取った実を回してみながら、「あれ、半分緑だ」と周りの友達に言いました。
周りの子どもたちもそのトマトを見て「本当だ」「じゃあ、まだ緑ってことじゃない」「裏だから分からないよ」…友達のことばを聞いたA児は「まあ、いいか」と他の実と一緒にかごに入れました。そして収穫したミニトマトを食べる時、A児は緑が半分程ある赤いミニトマトを取りました。赤いところを「おいしい」と食べ、緑のところになると「うわ、まずい」「緑のはやめた方がいい」と周りの友達に言いました。数日後のA児は、赤い実を見つけると、注意深くあらゆる角度から色を確かめて採りました。
身近に栽培していても意識できなかったことが、「赤いトマト」という目的をもったことで、「半分緑のトマトがある」という気付きにつながりました。その友達のことばで、「半分緑のものは緑のトマトなのか」、「裏で分からないから赤いトマトということでいいのか」と、友達同士で考えを出し合うことができました。
食べたことで、「緑のトマトは、おいしくないからまだ採ってはいけない」と実感し、次の収穫では、そのことを生かして活動できました。
今回は、現場の先生方からお寄せ頂いた2つのエピソードをご紹介します。
長井保育園(神奈川県)から
私たちの園では、じゃがいもやサツマイモを育てることを通じて、「思いやりの心を育む」ことを大切にして保育を進めています。
5月は、全園児が参加して、サツマイモの苗植えを終えました。
お手伝いの保護者より「土を掘っている時の子どもたちのキラキラした目が印象的でした」と感想をいただきました。この日は手をつないでいる年下の子に声をかけながら歩いている年長児の後姿が、チョッピリたくましく思えました。
6月には、姉妹園の園児や知的障害者施設の方々とともに、「じゃがいもの収穫祭」をしました。
収穫し、給食で食べるまでには、水やりや雑草取りに行ったり、作物の絵を描きに行ったりと、畑に通いました。
他の畑で作業をしている人から「おはよう」「どこいくの?」の声。
「先生、富士山がついてくるよ」「海の上にトンビがいっぱい。ぶつからないのかな」畑までの道には楽しい出会いや発見がたくさんあります。
人のやさしさや、自然がいっぱいの中で畑の作物が大きく生長するように、子どもたちの思いやりの心も大きく成長して欲しいと思います。
文京区立千駄木幼稚園(東京都)から
都心の幼稚園ですが、子どもたちは幼稚園で様々な自然とのかかわりを体験しています。
そこで、保護者の方々にもその様子を楽しんでいただけるように、「土と緑の 千駄木自然ニュース」を発行しています。
5月、夏の野菜の植え付けを紹介すると、「こんなのがあったんですね」とか「初めて成っているソラマメを見ました」と、保護者の声が聞かれ、園内の花壇の様子や栽培物に興味をもっていただけたことが分かりました。
7月の収穫を紹介すると、「ここに植わっている葉っぱは里芋だったんですね。トトロが持っている葉っぱですよね」「これが○○組さんが植えたものですね」などの話がありました。
また、「家でも、やってもようと苗を買ってきました」など家庭でも栽培をしてみようという話も聞かれました。
子どもたちも、植え付けの様子や収穫の喜びなど話すきっかけになり、年長児は「千駄木自然ニュース」の解説者といった様子で、誇らしげに、詳しく活動の様子を話す姿が見られました。
※千駄木自然ニュースをPDFファイル形式でご覧いただけます。
千駄木自然ニュース No.2
[PDF:58KB]
千駄木自然ニュース No.3
[PDF:48KB]
「ぜひ紹介したい!!」という出来事、子どもたちや保護者の方々の大ニュースになった話題、心温まるエピソード、園独自の特徴的な取り組みなどをお寄せください。「えぴそーど」のコーナーでご紹介いたします。
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"見えた!?科学する心"は、次回は7月18日(火)に更新です。テーマは【不思議】"風と遊ぼう!不思議体験"です。
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