見えた!?科学する心


皆様から寄せられた応募論文の中から選び出した様々な事例、印象に残った子どもたちの一言などのご紹介を中心に、毎月第1・第3月曜日に更新いたします。

Vol.27

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応募いただいた論文の中の事例をご紹介いたします。
写真をクリックすると、詳細が表示されます。

「ここが畑になるの?」

堆肥づくり
若葉台保育園(福島県)
 
けやの森学園幼稚舎(埼玉県)
若葉台保育園(福島県)
実践事例集vol.3の23・24頁の関連事例です
実践提案研究会が開催されます(6月30日)
けやの森学園幼稚舎(埼玉県)
実践発表会が開催されます(6月10日)


堆肥を作る

  栽培活動では、成長する栽培物の変化を楽しむばかりでなく、「なぜ、葉っぱの大きさが違うの?」「どうして、大きくならない芽があるの?」「どうしたら、もっともっと大きくなるの?」などと疑問を持つことができます。それは、今まで以上に進んで栽培物を観察したり、土の栄養、栽培物への栄養「肥料」を知り意欲的にかかわって世話をしたりする機会になり、「科学する心」が育まれます。若葉台保育園の事例は、石拾いから始まる荒れた土地に牛糞を撒き、畑にした事例です。けやの森学園幼稚舎の事例は、地域の関連機関の指導のもとリサイクル活動として堆肥づくりをし、「手作りの土」を実感した事例です。堆肥作りは前年度からはじめなければできませんが、「肥料」や「土」について気付いたり考えたりできるこの時期は、堆肥づくり・土づくりにつながる経験ができます。また、堆肥や土作りをしてきた経験が生きる時期です。

実践事例集vol.3を掲載しています!!http://www.sony-ef.or.jp/preschool/practice/index.html

応募いただいた論文の中から子どもたちの素敵な一言をご紹介いたします。
立花愛の園幼稚園(兵庫県)
  野菜畑に肥料が必要な時期になりました。子どもたちの話し合いで肥料やりをすることになり、いよいよカップを持って肥料の袋のところに…。
  肥料をすくうと「うわー、臭い!」鼻を押さえながら運び、苗の間にまく姿もあります。臭いと言いながらも、肥料をまく意味が分かっているので、やめることはありません。「くっさー、肥料って何が入っているの?」という子どものことばに、「よく見たら分かるわよ。なーんだ!?」と保育者が答えると、「えー。あっ分かった。貝みたいなのが入ってる」「ほんとや。ほんとや」と肥料を見て言う子どもたち。「他にも入っているけど、匂いで分かるかなー?」「うわー、臭すぎる」「臭いものやろ。臭いものなんだ」とやりとりしていると…。「臭いものって、“おなら”とか“うんこ”と違うわな」とC児。「当たり。実は鶏糞ていって、“鳥のうんこ”がはいっています」と保育者が伝えると、「エー、臭いはずや」と納得。 「昔は人間のうんこやおしっこも畑に肥料にして、まいとったんやで」と、保育者が昔の農業の話も知らせました。肥料をまく意味が分かっているからこそ、「臭い」という匂いに疑問や興味をもち、新たに知識を広げ深めることができました。

現場の先生方からお寄せ頂いたエピソードをご紹介します。
【ふたば幼稚園(福岡県)から】
 当園では食育と環境教育に力を入れており、その一環として給食室から出る生ゴミを利用して子どもたちと一緒に堆肥や土作りを実践し野菜の栽培を行っています。この活動を通して、子どもたちはとても素晴らしい気づきや発見のある経験をしていると感じています。
  生ゴミが形を変えやがて土に返る様子を見て、
「あっ、ゴミがなくなってきている、ふしぎだなぁ・・」
「なんだか、つけもののにおいがする・・」
「ミミズがいっぱいいるよ!」
  などなど、子どもたちの口からは私たちがねらった通りの言葉が次々と発せられます。
「せんせい、これみかんのかわやろ、ぼくのおかあさんこれすてようとよ、もったいないね、これ地球の土になるのにね!」
  と言ってくれたときは、“正にテーマに沿った言葉だった”と、とても感動しました。
  子どもたちの気づきや発見は、そのまま科学の芽へと繋がっていきますので、この取り組みは学習効果が高い活動の一つとしてこれからも積極的に進めていきたいと考えています。

    「ぜひ紹介したい!!」という出来事、子どもたちや保護者の方々の大ニュースになった話題、心温まるエピソード、園独自の特徴的な取り組みなどをお寄せください。「えぴそーど」のコーナーでご紹介いたします。  
ご連絡はメールフォームにて受け付けています。
 

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"見えた!?科学する心"は、次回は6月19日(月)に更新です。テーマは【やってみる】"疑問?発想!やってみる"です。
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