印刷用PDF(A42枚)はこちら

かかわりを深める〜ザリガニ〜

「科学する心を見つけよう」フォトコンテスト入選作品より

ザリガニなど、身近な生き物に親しむことで、生き物のことをよく知りたい気持ちが高まっていく子どもたち。興味深く観察し、発見を喜んだり不思議さを感じたりして生き物とのかかわりを深める中で、生き物に必要な環境や生態を知っていく姿や、生き物の様子を言葉や動きや絵画など様々な形で表現する子どもたちの姿をご紹介します。

工夫を凝らした保育実践をご紹介

ここから見える

ザリガニとのかかわり(神理幼稚園)

ザリガニとのかかわり

神理幼稚園(福岡県北九州市)

「ザリガニ釣りがしたい!」と家庭で自分の竿を作ってきた子どもたち。園庭の隣の池でザリガニを探し釣り始めました。なかなか釣れない日が続きましたが子どもたちは諦めません。自分たちで餌を調べたり、釣り糸を引くタイミングを考えたりしてやっと釣ることができました。そして…。詳しくはこちら

子どもたちの素敵な一言をご紹介

ことばのたね

ザリガニさんどうしたの?(4・5歳)

芽豆羅保育園(大分県宇佐市)
ザリガニさんどうしたの?(芽豆羅保育園)

飼育中のザリガニが痙攣のように動いているのを見て、水槽の前で「ザリガニさんガンバレ!」と応援していた子どもたち…。

  • A児:「これは脱皮だ!びっくりした!」
  • B児:「すごい力で脱皮しているね」
  • C児:「ひとりで脱皮できるのだね」
  • D児:「殻は赤くなっているね」
  • E児:「ザリガニさんは黒色だね」

次の日からこのザリガニは、“ダッピ君”という愛称で、子どもたちから呼ばれるようになりました。

ジャンケンできるかな?(4歳)

品川区立八潮北保育園(東京都品川区)
ジャンケンできるかな?(品川区立八潮北保育園)

小さいザリガニが並んでいるように見えると、

  • F児:「あっ!花いちもんめしているよ」
  • G児:「本当だ!」
  • F児:「チームどうやって決めたんだろう?」
  • G児:「ジャンケンはできるかな?」
  • H児:「はさみはチョキだよね」
  • I児:「グーはできないね」
  • G児:「パーもできないね」と言って、笑い合っていました。

この頃、子どもたちは、わらべうたの花いちもんめを楽しんでいました。

現場の先生方から届いたエピソードをご紹介

えぴそーど

ザリガニとの触れ合い

済世第一幼稚園(福岡県北九州市)
<ザリガニ釣り>
ザリガニとの触れ合い(済世第一幼稚園)

自分たちで、釣りに必要な物やザリガニが住む場所を調べて出かけました。たくさん釣れましたが、飼うことを考えて3匹のみ園に持ち帰りました。 保育者が観察ケースに川の水を入れ、その中にザリガニを入れて保育室に置いておいたところ、子どもたちが自分たちで図鑑を見て、飼い方を調べ始めました。

<飼い方を調べよう>
  • A児:「(背中を触ると後ろに逃げる様子を見て)ダンスしているよ〜」
  • B児:「(図鑑を片手に)砂と隠れる所がいるってよ」

子どもたちと、ザリガニを飼う環境について話し合い、砂利や隠れ場所などを観察ケース内に設置しました。
毎日毎日ザリガニの観察や触れ合いを楽しむ子どもたちでした。

<脱皮発見!>
  • C児:「ザリガニが死んどる!」
  • D児:「上向いてぷかぷか浮いとる」
  • みんな真剣な表情でしばらく観察していると、
  • E児:「違うよ!これ、脱皮しとるんよ!だって3匹おるもん」

保育者が脱皮した殻を別容器に移し、子どもたちが見やすいように設置すると、みんなでよく観察していました。

<お家の掃除をしよう!>

ある日、飼育ケースが汚れているのを見た子どもが「ザリガニのお家、お掃除しよう」と言いました。掃除の為に脱皮したザリガニを別の場所に移す時に、殻の柔らかさや色の変化に気が付いた子どもたち。

  • A児:「何で脱皮するの?」
  • B児:「体が大きくなったけやない?」
  • など、ヤドカリを飼育して学んだことに結び付けて発言する姿もありました。

石にひっついても落ちんように

るんびにー保育園(愛知県岡崎市)

オタマジャクシから足が出てきたことを発見した子どもたち、実際に目で見た物は、足の形ではなかったため、丸い膨らみでどんな足になるのかな?と心配になったようでした。そして、オタマジャクシの動きを観察し、表現遊びを始めました。

4歳児4歳児/4歳児3歳児/4歳児保育者)

石にひっついても落ちんように(るんびにー保育園)
  • E児:「先生、このオタマジャクシに足が出てきたかも!」
  • F児:「本当だ!体と尻尾の所から足が出てきた」
  • E児:「こっちは、膨らんでるだけだぁ」
  • F児:「ここから足になるの?」
  • G児:「足がぶら下がってる。でも、こうして動かして泳いでる」
       と言いながら足を曲げたり、伸ばしたりしました。
  • F児:「何で、イボのような物がついてるんだろうね?」
  • H児:「だってイヌとかネコも足の裏が丸くなってるの知ってるよ」
  • 保育者:「よく見てるんだね。同じかなぁ?」
  • E児:「石とかにひっついても落ちんようにだよ。図鑑に書いてあったよ」
  • F児:「お母さんのカエルに乗っても落ちんようにじゃない?」
  • 床に寝転び、オタマジャクシの真似をして前へ進もうとしましたが進みませんでした。
  • E児:(床に寝転んで動く時、足が重くて尻尾が邪魔だと感じた様子)
       「足が出てきたら、尻尾は邪魔だよね。」
  • F児:「でも水の中の時は、“ヒラヒラ”させないと泳げないもん」
       「まだ尻尾は、いるね」

その後みんなで図鑑を開き、尻尾の中には、オタマジャクシに必要な養分が沢山入っていることを知りました。

エピソード募集!このコーナーでご紹介するエピソードを募集しています。こちらのフォームからご連絡ください。

次回更新は、2012年02月15日(水)「そうだったんだ〜振り返る〜」です。


Copyright Sony Education Foundation