
身近な自然と触れ合うことは、乳幼児にとって心を癒したり開放したりすると同時に、自然の不思議さや面白さを感じることで、感情を揺さぶる経験になります。日々変化していく自然との様々な形での出会いや、周囲の大人や年長児の自然とかかわる姿に刺激されながら、子どもたちの世界が広がっていくことでしょう。今回は、そんな0歳児〜3歳児の子どもたちの、身近な自然との出会いやかかわりの様子をご紹介します。
初めて触れる砂の感触に、様々な反応を示す0歳児。始めは保育者の真似をしながら・・・探索の始まる子どもたちにとって、またひとつ世界が広がる瞬間です。

バケツの中の泥水に手を突っ込んだ後、不思議そうな顔をして手を出し、自分の手を見つめるK児。
今度は自分の手を泥の中に沈めました。
B児が、砂で作った団子に水をかけ始めました。
2日後、砂場でそれぞれに水をかけて・・・
一人ひとり違う子どもたちの心がどう成長していくのか、どのような経過を経て「科学する心」が育っていくのかを丁寧に追ってみたいと考えました。 0〜2歳児期をご紹介します。
保育者との情緒的な絆を深め、安定した心で楽しく遊ぶ
日々の何気ないかかわりの積み重ねで、子どもの心の安定や自然への関心が芽生え、目に入る様々なものに興味をもち始める。

「掴みたい!」それだけで懸命に手を伸ばす。
面白いこと、好きなことを見つけて遊ぶ
決まった遊び方は通用しない。偶然に「面白い!」に出会い、その中でいろいろなことを感じ取っている。

水の移し変えに、夢中になっている。
興味をもって、自らかかわって遊ぶ
好奇心・自己主張が盛んになり、「何で?」「どうして?」が多くなる。自分の思いを伝えることを喜びと感じている。

年上の子の姿を見て、「やりたい」と水やりをする。


「お外に行こうか」保育者のひと声で待ってましたとばかりに、外遊びの大好きな子どもたちは園庭に飛び出しました。
お団子屋さんごっこをして遊んでいる5歳児の所へ行くと、その前に立って「チョウダイ」と両手を出してお団子の催促。5歳児は、さらさら砂でピカピカに仕上げたお団子をビワやカエデの大きな葉っぱのお皿の上に乗せて、そっと手に持たせてくれました。「本当に食べないかな・・・」と心配気に見守る5歳児の前で、ギュと握って持ったので、お団子は壊れてしまいました。でも、中からドングリや赤や黄色の可愛いモミジの葉っぱが出てきたので大喜び。その後も何度もお団子の催促をしていましたが、汗ばむほどの秋日和の園庭で冷たい砂の感触が気持ちよく、そのうち自分たちも砂をつかんでお団子を作り始めました。そして、5歳児の真似をしてビワやカエデの葉っぱを探して来ては、ギュと握って作ったお団子を葉っぱの上に乗せていました。今にも壊れそうな小さな小さなお団子を、今度は大事そうに5歳児に「どうぞ」と渡していました。
子どもたちにとって安心して遊べる身近な自然の中で、秋の日和のようなほのぼのとしたひと時を過ごしました。
ウェブマガジンvol.92でご紹介いたしました「危険学プロジェクト 子どものための危険学」では、 読み聞かせ絵本「あぶない!きけん!」を全国の保育園に無償で配布する企画が進められています。 只今、保育園からの申込みを受け付けています。締め切りは、2010年1月25日です。 発送は2010年2月中旬頃を予定されているそうです。保育園で活用されることを期待しています.
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