ソニー教育財団
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〜自然に親しむ〜

身近な自然と触れ合うことは、乳幼児にとって心を癒したり開放したりすると同時に、自然の不思議さや面白さを感じることで、感情を揺さぶる経験になります。日々変化していく自然との様々な形での出会いや、周囲の大人や年長児の自然とかかわる姿に刺激されながら、子どもたちの世界が広がっていくことでしょう。今回は、そんな0歳児〜3歳児の子どもたちの、身近な自然との出会いやかかわりの様子をご紹介します。

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初めての砂遊び!
初めての砂遊び!(品川区立小山台保育園)
品川区立小山台保育園 (東京都品川区)

初めて触れる砂の感触に、様々な反応を示す0歳児。始めは保育者の真似をしながら・・・探索の始まる子どもたちにとって、またひとつ世界が広がる瞬間です。

栽培物とのかかわり
栽培物とのかかわり(刈谷市立双葉保育園)
刈谷市立双葉保育園 (愛知県刈谷市)

「フウセンカズラ」・・・「フウセン(風船)?」自分の知っている言葉と重ね合わせ、イメージをふくらませながら、植物とのかかわりを楽しんでいる2歳児です。

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あるよ!(1歳)
刈谷市立慈友保育園 (愛知県刈谷市)
あるよ!(刈谷市立慈友保育園)

バケツの中の泥水に手を突っ込んだ後、不思議そうな顔をして手を出し、自分の手を見つめるK児。

  • 保育者:「水、ピチャピチャ」
  • K児:「違うの」と言って保育者の手を持ち、泥水の中に手首まで隠れるように沈めました。
  • 保育者:「あれ?手がなくなっちゃった!」と驚くと、
  • K児はニコッとして保育者の手を持ち上げました。
  • 保育者:「あった、あった。よかったぁ」

今度は自分の手を泥の中に沈めました。

  • 保育者:「あれ?Kちゃんの手がなくなっちゃった。Kちゃんの手、どこですか〜」
  • K児はさっと泥水から手を出し「キャハハ」と笑い、再び泥水に手を入れます。
  • 「また、Kちゃんの手なくなっちゃった!Kちゃんの手、どこですか?」と探す素振りをすると、
  • K児:「あるよ!」と勢いよく手を出し微笑みました。
ペタペタ プニプニ(4歳)
刈谷市立小垣江東幼稚園 (愛知県刈谷市)
ペタペタ プニプニ(刈谷市立小垣江東幼稚園)

B児が、砂で作った団子に水をかけ始めました。

  • B児:「ほら、ペタペタになったよ」
  • 保育者:「本当だ!何か冷たくてペタペタするね」
  • A児、C児も同じように砂に水をかけ、
  • A児:「柔らかくなったよ」
  • C児:「気持ち良いね」
  • と言いながら、繰り返し遊びました。

2日後、砂場でそれぞれに水をかけて・・・

  • A児:「先生、すごいよ触って!」
  • 保育者:「うわ!気持ちいいね」
  • C児:「プニプニしてるね」
  • A児:「お水いっぱい入れたらプニプニになったよ」
  • B児・D児:「すごいね」「プニプニだね」
  • 保育者:「プニプニしてて楽しいね」
  • C児:「楽しいね」

「科学する心」につながる発達段階の捉え方
若葉台保育園 (福島県いわき市)

一人ひとり違う子どもたちの心がどう成長していくのか、どのような経過を経て「科学する心」が育っていくのかを丁寧に追ってみたいと考えました。 0〜2歳児期をご紹介します。

<0歳児期>

保育者との情緒的な絆を深め、安定した心で楽しく遊ぶ

日々の何気ないかかわりの積み重ねで、子どもの心の安定や自然への関心が芽生え、目に入る様々なものに興味をもち始める。

「科学する心」につながる発達段階の捉え方(若葉台保育園)

「掴みたい!」それだけで懸命に手を伸ばす。

<1歳児期>

面白いこと、好きなことを見つけて遊ぶ

決まった遊び方は通用しない。偶然に「面白い!」に出会い、その中でいろいろなことを感じ取っている。

「科学する心」につながる発達段階の捉え方(若葉台保育園)

水の移し変えに、夢中になっている。

<2歳児期>

興味をもって、自らかかわって遊ぶ

好奇心・自己主張が盛んになり、「何で?」「どうして?」が多くなる。自分の思いを伝えることを喜びと感じている。

「科学する心」につながる発達段階の捉え方(若葉台保育園)

年上の子の姿を見て、「やりたい」と水やりをする。

自然とかかわる1歳児 〜5歳児との触れ合いの中で〜
深井保育園(大阪府堺市)
自然とかかわる1歳児  〜5歳児との触れ合いの中で〜(大阪府堺市)
自然とかかわる1歳児  〜5歳児との触れ合いの中で〜(大阪府堺市)

「お外に行こうか」保育者のひと声で待ってましたとばかりに、外遊びの大好きな子どもたちは園庭に飛び出しました。

お団子屋さんごっこをして遊んでいる5歳児の所へ行くと、その前に立って「チョウダイ」と両手を出してお団子の催促。5歳児は、さらさら砂でピカピカに仕上げたお団子をビワやカエデの大きな葉っぱのお皿の上に乗せて、そっと手に持たせてくれました。「本当に食べないかな・・・」と心配気に見守る5歳児の前で、ギュと握って持ったので、お団子は壊れてしまいました。でも、中からドングリや赤や黄色の可愛いモミジの葉っぱが出てきたので大喜び。その後も何度もお団子の催促をしていましたが、汗ばむほどの秋日和の園庭で冷たい砂の感触が気持ちよく、そのうち自分たちも砂をつかんでお団子を作り始めました。そして、5歳児の真似をしてビワやカエデの葉っぱを探して来ては、ギュと握って作ったお団子を葉っぱの上に乗せていました。今にも壊れそうな小さな小さなお団子を、今度は大事そうに5歳児に「どうぞ」と渡していました。

子どもたちにとって安心して遊べる身近な自然の中で、秋の日和のようなほのぼのとしたひと時を過ごしました。

エピソード募集! 貴園のエピソードをお寄せください。「えぴどーそ」のコーナーに掲載いたします。ご連絡はこちらから

【無償配布】 読み聞かせ絵本「あぶない!きけん!」 〜1/25(月)まで

ウェブマガジンvol.92でご紹介いたしました「危険学プロジェクト 子どものための危険学」では、 読み聞かせ絵本「あぶない!きけん!」を全国の保育園に無償で配布する企画が進められています。 只今、保育園からの申込みを受け付けています。締め切りは、2010年1月25日です。 発送は2010年2月中旬頃を予定されているそうです。保育園で活用されることを期待しています.