
“水”や“水遊び”が大好きな子どもたちにとって、色水遊びは乳幼児のどの年齢にも見られる遊びです。 乳幼児なりに水の特徴に気付いたり活かしたりすることができるので、一人ひとりの子どもが自分のやりたい遊び方で楽しむことができます。どんな色にするのか?量は?入れ物は?どうやって色を付ける?どうしてこの色になったの?どうして色が変わったの?など、子どもたちが気付いたり考えたりして遊びが展開した事例をご紹介いたします。
ビニール袋に野菜を入れて…
「ギュッギュッて、キュウリみたいに力を入れるんだよね」と言い、汁を出す子どもたち。
「そうです!漬物の要領ですよ」と保育者。すると…
「先生、大変!汁がこぼれちゃったよ」
「早く口閉じて!涙が全部出ちゃうよ」
その後、“野菜の涙”の匂いを確かめました。


同じ花で染めたのに、色が違う紙(C児・D児の紙)を見せ合って…。
4歳C児:「この花でスリスリしたよ」と紙に花を直接こすりつける。
5歳D児:「同じ花で、指でトントンしたよ」と型押しのように紙に押し付ける。
子どもたち:「すごーい」とびっくりする。
そして、「今日はどの色の出し方をしようかな」 と遊び方を選び、取りかかるようになる。
5歳E児:「とんかちでトントンしたら、葉っぱの形に染まったよ」
4歳C児:「ギュッギュッってしたら泡がたくさん出たよ」
保育者の「この色何色かな?」と言う言葉に、
「あか」「あお」「きいろ」と喜び、遊び始めました。
「きれいな色」
「ジュースみたいだね」
「こぼさないように、そーっと運べるかな?」
「ジュースはいかが?」
「飲むまねっこ してみようっと…」
3色の色水をすくい、ジュース屋さんごっこを楽しんでいるうちに、色が混ざり
「あれ、きれいな色が、不思議な色に変わったね。何でかな?」
同じカップですくったり、混ぜたりしているうちに、色が変わっていく様子や、色を混ぜる時の音を、友達と言葉を交わしながら楽しむことができました。
色や水に対する興味・関心が高まっていきました。
家の小さな畑でソラマメの収穫をしませんかと、
保護者からの誘いがあり、 早速子どもたちと行きました。
園に戻り、「ちょっと堅いなあ」「ああ、むけた。お豆が入ってた」「そらまめくんのベッド 絵本と同じ!」などと友達と会話しながら、自分で摘んできたソラマメの皮をむきました。
そして皮は…、
A児はままごとの材料に。
薄皮を触りながら 「気持ちいいなぁ」「これ、お皿になるかな?」
B児はソラマメジュースに。
おろし器を使ってすりおろし、色水を作りました。
するとA児は、「ソラマメスープもできるね。おなべで混ぜようか?タンポポも一緒に入れたら、もっとおいしいかな?」と、さらにごちそうを作りました。
アサガオなど栽培活動を楽しんできた子どもたちは、小さな粒“種”の中に命が宿っていることを感じるようになってきています。その時期と重なるように、6月から8月までに7組の在園児のご家庭で出産があり、全園児で赤ちゃんの誕生を待つ日々が続きました。
そこで、各クラスでお母さん方をゲストティーチャーとしてお招きし、「命」のお話をうかがう機会を持ちました。「赤ちゃん誕生の絵本を持参して具体的なお話をするお母さん」「赤ちゃんはね最初はこんなに小さいんだよと、お話しくださるお母さん」「なかなか産まれてこなかったから、お腹を切ることになったけど、頑張って産まれてきてくれたからよかったと、お話しされるお母さん」など、子どもたちはどのお話も真剣に聞き入っていました。