
4.「科学するって何?」−遊びの中の学びを通しての検証−
二葉幼稚園・二葉つぼみ保育園(東京都品川区)
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昨年度より、遊びを通して育まれる気づきや発見などの知的な側面に着目して「科学する心」を探ってきた。二年次は、幼児の園生活で出会う様々な出来事や身の周りの事象に主体的にかかわる姿を3歳から5歳ごとに記録をし、「事例」の中から「科学する心」を検証してきた。
幼児にとって遊びは生活そのものであり、遊びを通して多くのことを感じ、考え、学習していく。そして、これらの学習=学びが“科学する心”につながることが、幼児の様子をとらえた事例を検討することで明らかになってきた。
そして、遊びの中のさまざまな経験を通して、幼児一人一人の中にいろいろな物事に対する興味関心、好奇心、探究心、気づき、発見、挑戦などの気持ちが養われていくことがわかってきた。
“遊びの中に広がる科学する心“をもとに、次年度のプログラム作りに取り組み、「感じ、考え、実現できる幼児の育成」を目指して環境作りをしてきた。
■遊びの中に広がる科学する心について
遊びの中での学びと「科学する心」につながる幼児の姿を前年度の研究を基に(1)〜(6)の視点で整理した。そして、実践事例から遊びの検証を重ねて、「科学する心」を育むための環境や援助のあり方を検討し実践してきた。その視点は下記のとおりである。
(1) 興味・関心、経験からの発見
「あれー!「」なんだろう?」
(2) 模倣、先行体験と結び付けての比較
「・・と同じ」「・・みたい」
(3) 疑問
「なぜだろう?」「どうして」「不思議」
(4) 予測、創造する
「・・かもしれない」「こうしたらどうかな?」
(5) 自分のイメージに近づけようと試し・工夫
「・・してみよう」「・・してみたら」
(6) 疑問への説明、納得、満足
「おっ!こうなんだ」「〜だから」「〜なんだ」
■科学する心を育てるための環境についての考察
事例の検証から環境について改善計画を立て、「科学する心を育てる」ために学びを豊かにする環境とは、動機付けが多く心を動かす環境、繰り返し試すことができる環境、受けとめる教師であると考え、以下のような環境作りをしてきた。
●感じ・考える環境 ・・・ もりのみち作り
●発達に応じた遊び場作り ・・・ つぼみガーデン
●自然を呼び込む環境作り ・・・ にこにこ通り
これらの実践から、さらに「科学する心」を育てるための環境作りに大切なことを考えた。
●遊びを通して発見し、その経験を重ねてさらに高い発見をしていく。 → 創造性
●遊びの中で人とどうつきあわねばならないのか学ぶ。 → 人間関係
●五感を揺さぶる → 情緒性と感覚の開発
「創造性」「人間関係」「情緒性」と感覚が育つような環境作りをしていくことが、科学する心を育てるために大切なことであると考え、次年度の課題にすることにした。
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