公益財団法人 ソニー教育財団
科学する心を育てる ソニー幼児教育支援プログラム

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神戸市立奥の池幼稚園 実践提案研究会レポート

 神戸市立幼稚園の夏季主任研修会の中で、実践提案研究会が実施されました。神戸市立奥の池幼稚園の研究発表を基に、主題に迫る協議が行われました。すでに地域や園の実態、研究について共通にされている神戸市立幼稚園の主任の先生方による協議は、保育や指導のあり方に触れる意見が交わされました。研究会の内容をご紹介いたします。

 ソニー幼児教育支援プログラム 2006年度優良プロジェクト園を受賞した、神戸市立奥の池幼稚園の実践発表を通して、「幼児が日々の生活の中で科学する心を培うためには環境をどのように構成し、援助していけばよいのかを探る」をテーマにグループ討議を行いました。グループ討議内容発表の後、ソニー教育財団 幼児教育支援事業担当主任 木恭子氏より講評がありました。

主題: 「科学する心を育てる」
サブテーマ: いのち・ふしぎ・ときめきの豊かな心づくり
会場: 神戸市生涯学習支援センター 301号室
(兵庫県神戸市中央区吾妻通4-1-6 TEL 078-251-4731)
日程: 平成19年8月23日(木)
09:45〜 受付
10:00〜 全体会
10:15〜 研究発表
(神戸市立奥の池幼稚園 三木扶美子教諭)
10:45〜 研究討議(グループ討議)
テーマ「幼児が日々の生活の中で科学する心を培うためには環境をどのように構成し、援助していけばよいのかを探る」
11:30〜 各グループ討議報告
11:45〜 講評
ソニー教育財団 幼児教育支援事業担当主任 木恭子氏
配布資料: ・発表レジメ  ・ソニー教育財団資料

研究発表(神戸市立奥の池幼稚園 三木扶美子教諭)

 副主題を「いのち・ふしぎ・ときめきの豊かな心づくり」とし、「ダイコン栽培活動」「中学生とのかかわり」などの活動を中心に、活動の展開や成果について発表がありました。

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グループ討議

 12人ずつ4グループに分かれ、テーマ「幼児が日々の生活の中で“科学する心”を培うためには環境をどのように構成し、援助していけばよいのかを探る」に沿って討議がされました。

  • 「科学する心」をどうとらえるかがよく分かった。子どもの「不思議!」「なぜ?」と言う気持ちを伝え合い、次のステップに高めていくのが教師の役割である。
  • 子どもが失敗しないように、活動しやすいようにと環境を整え過ぎていたという面で、教師の意識を変えていく必要性を感じた。
  • 遊びのつながりが子どもの興味、関心、不思議、試しからつながっていく過程が実感できた。
  • 子どもの興味や楽しみが何処にあるのかという実態を的確に把握し、子どもをどのように育てていきたいかを教師が共通理解することが大切である。
  • 活動の行き詰まりや子どもの葛藤を、考えるチャンスに結び付けていくことが「科学する心を育てる」ことにつながる。

講 評 (ソニー教育財団 幼児教育支援事業担当主任 木 恭子氏)

  • 実践事例集Vol.4に本日の奥の池幼稚園の実践が掲載されているが、今日の発表にはなかった「もったいないやんか。ウサギのおみやげにしよう!」という事例の中では、「心の育ち」という観点から、ダイコンの間引きを子どもたちが納得して行った遊びの経過が載せられている。また、本日の発表の事例では、数・量・形にも視点を当てて「科学する心」を掘り下げている。
  • 資料:「科学する心」の育ちが期待できる体験について
    • 資料に挙げられている体験には何となく順序性がある。まず大切にしたいのは“様々な感情体験をする”ということ“子どもが気付いているかどうか”ということである。
    • “名称やことばを知る”という視点も大切になる。どんなことばを子ども世界の中で共通に知っているか、共有しているかを教師が知っておくことである。ここでは知識というより、“子どもたちが体感して知っている便利さややり方”という意味で知る喜びをとらえて欲しい。その次の興味・関心の追求からが日々の現実的な保育の場面になる。
    • 奥の池幼稚園は実践をしていく中で子ども像(子どもの力や考えの素晴らしさ)が具体的になっていった。“子どもってすごい”と教師が思えて資質が高まることが、その園の保育の内容の向上につながる。
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