公益財団法人 ソニー教育財団
科学する心を育てる ソニー幼児教育支援プログラム

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2006/11/16更新

論文募集

若松幼稚園 実践提案研究会開催レポート

指導助言

西南女学院短期大学 講師 益地 勝志 先生
  • 「科学する」とは「考える」こと。
    「考える」とき、2通りある。
    • 対象そのものになりきって考える。
      (直感的思考)⇒幼児期特有の思考
    • 観察したり実験したりして考える。
    年齢が低くなればなるほど、自分と対象が一体化した直感的思考である。
  • 科学的とか科学する心を育てるというと、教師は「なぜ?」「どうして?」と子どもに聞きたがるが、法則は決まっているので、子どもはわからない、説明できない。

    <ビデオカンファレンス3歳児の事例>
     ペットボトルとじょろで遊んでいた幼児は、おもしろいから繰り返している。何回も繰り返している子どもに「どうして?」とか「なぜかね」などと問うと、子どもは困ってしまう。
     (「水は低い方に流れる」という法則がある。何回繰り返しても変わらないのが法則。なぜそうなのかを子どもに問うてもわからない。)幼児はおもしろいから繰り返している。教師は「おもしろいね」と共感することが大事。
     「半わかり」の状態のときに科学心が育つ。「半わかり」の状態がおもしろいので、幼児は何回も何回も繰り返す。「なぜそうなのか」などと考えていない。

  • 子どもを取り巻く自然・社会・文化があるが、この3つを「生活」という。
    自然・社会・文化=生活⇒生活科
    <実践提案発表4・5歳児の事例>
  • バッタとカマキリなどの命について考えさせるには幼児期が一番適している。
    「自分のバッタ」「自分のカマキリ」など、「自分」がかかわることで、対象と自分が一体化する。そのときに「直感的思考」「科学の芽」が育つ。子どもによく考えさせようと思ったら、「自分の○○」となるようにかかわらせるとよい。例えば、金魚について考えさせるとき、先生がすくった金魚でなく「自分がすくった金魚」であれば、大事にし、科学する心の芽が育つ。
    「直感と反省」+「観察や実験」=「科学心の芽生え」
    上記2つが合わさると、子どもの「科学心の芽生え」を促す。
    事前の教材準備はとても大切なので、できるだけ時間をとって準備することが大切。
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