公益財団法人 ソニー教育財団
科学する心を育てる ソニー幼児教育支援プログラム

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論文募集

岡崎市緑丘保育園・島坂保育園 実践提案研究会開催レポート

 2005年度優良プロジェクト園を受賞した岡崎市緑丘保育園と岡崎市島坂保育園の2園の実践発表を通して、「科学する心を育てる」をテーマにした実践提案研究会を開催いたしました。愛知県岡崎市と当財団の共催ということで、岡崎市福祉保健部のご支援をいただき、当日は、土曜日にもかかわらず市内、外の公私立保育園から268名の熱心な保育士が集まり、大規模な充実した会になりました。また、岡崎女子短期大学教授 林 陽子先生から、テーマ「学びあい、育ちあう」でご講演をいただき、共通理解を深めることができました。
 ここでは主に、グループでの協議会の内容をご紹介いたします。
主題:
科学する心を育てる
会場:
岡崎市福祉会館
日程:
平成18年10月21日(土)
13:30〜 ◆受付
14:00〜 ◆開会
14:15〜 ◆研究発表(詳細)
        岡崎市緑丘保育園
        <岡崎市緑丘3-5-3 TEL:0564-53-9617>
        「豊かな保育園生活を通して科学する心を育もう」

        岡崎市島坂保育園
        <岡崎市島坂町字川田55-1 TEL:0564-31-6000>
        「地域交流・異年齢児・統合保育の中で
         豊かな(科学する)心を育てるには」
14:45〜 ◆研究協議
        テーマ 「自然から学ぶ 感性を育む保育」
15:30〜 ◆講演 (詳細)
        岡崎女子短期大学教授 林 陽子先生
        テーマ 「学びあい 育ち合う」

研究協議  テーマ「自然から学ぶ、感性を育む保育」

 15〜20人の15グループに別れ、テーマ「自然から学ぶ、感性を育む保育」に沿って協議されました。協議会の前に、緑丘保育園、島坂保育園から、応募された論文やその後の展開のそれぞれのテーマに沿ったまとめが発表され、その内容を手がかりにして、始められました。
 また、各グループには緑丘、島坂、矢作西、細川、常磐、城北の各保育園の先生が司会や記録などの進行役を担い、円滑に進められました。
 それぞれのグループで、科学する心を育む保育を初めて知ったという話、今までいろいろな自然の生き物を育てた経験においての苦労話、子どもの発見から自然のすばらしさを感じた話、子ども達と分かち合った収穫の喜びや、食育に繋げ自然の営みを身近に感じ合うようになった事例などが話され、意見交換や参加者の方々の実践の情報交換になる討議でありました。
 主な内容は次の通りです。

  • わくわくした気持ちは実体験でなくてはわからないし、同じ事を何度繰り返しても色々な発見はある。又、育てることには失敗はつきものであるが、その後の成功は大きい喜びにも繋がる。
  • 日々の保育実践の記録(写真含む)を取り、他の保育士と考察し、次の実践に発展させたり、繋げたりしていくことが大切である。
  • どのようにゆさぶり(働きかけ)、展開させるか、ゆさぶりのタイミング・保育者がいかに関わっていけるかが課題である。
  • 子どものつぶやきを拾い、保育士同士共通意識を持ち、計画的に環境づくりをし、実践していきたい。
  • 科学する心は、自然環境だけではなく日常の中で発見できるので、そこから始めてもよいし、自然環境が園の周りに無ければ、無いなりに保育士が工夫して環境を設定していってもよいのではないか。
アンケートより

 参加者の70%の方からアンケートをいただきました。その9割の方が、協議会を有意義であったと示され、更に6割の方からはご意見の記述がありました。お一人お一人の貴重なご意見、ご感想をいただくことができましたことからも、協議会が有意義であったことが分かりました。
 主な内容は次の通りです。

  • いろいろな園の実践や教材を知ることができてよかった。
  • いろいろな実践を知ることができ、今後の参考になる。自園でもやってみたい。
  • 自分の意見を話すことは緊張するが、話すことで考えをまとめられた。
  • 「科学する心」のいろいろな教材や活動を知ることができた。
  • 初めは難しいと思ったが、日ごろやっている中に「科学する心」があることが分かった。
  • 各園の取り組みや考えが勉強になった。
  • 発表からでは分からなかった具体的な様子が分かり、よかった。
  • 目的をもって取り組むことが大切であることが分かった。
  • 他の方の意見に共感を覚え、参考になった。
  • 質問がしやすい。違う切り口から考えることができた。

その他、同じ会場で15グループという状況から、「声が聞き取りにくかった」「時間が短かった」「話が深まらなかった」「もっと、発表園の先生の話を聞きたかった」というご意見もありました。

講演(詳細)

 岡崎女子短期大学、幼児教育学科教授の林陽子先生をお迎えし、題目『学びあい 育ち合う』の講演をして頂きました。幼児の学びの筋道、学びに必要なこと、子どもの特性についてなど実践発表内容に沿って分かり易く教えて頂きました。
 論文の内容や主題についてわかりやすく、実践事例集の第3集のキーワード「感じる・気付く」「考える・試す」「経験を重ねる・納得する」につながる柱があり、主題の共通理解につながる充実した内容でした。
 まとめとして「興味のあることや疑問を共有し、筋道を立て試したり、一緒に考えたりする経験をして大人も子どもも科学する心が育っていく」と結ばれました。

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