公益財団法人 ソニー教育財団
科学する心を育てる ソニー幼児教育支援プログラム

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論文募集

中央保育所・幼稚園 実践発表会開催レポート

研究発表

平成18年度の取り組みから
研究主題

『子どもたちの不思議との出会いを大切に』
〜 気付く・試す・考えるを生み出す環境の構成とは 〜

研究目標

 1歳児から5歳児の子どもたちの「不思議」との出会いを大切にした保育を通して、その活動を支える環境の構成について、実践から究明していく。

研究の仮説

 子どもたちの「不思議」との出会いを大切にし、気付く・試す・考えるを生み出す環境の構成を工夫していけば、子どもの感性・創造性・主体性を育んでいくことになるであろう。

実践
  • 1・2歳児「おひさまとなかよし」の遊びから(五感を感じながら)
  • 3歳児  「たのしいことみーつけた」の遊びから(身近な小動物との出会いから)
  • 4歳児  「りんご組道路で遊ぼう」の遊びから(一人一人の興味・関心を大切にして)
  • 5歳児  「おひさまや風で遊ぼう」の遊びから(多様な体験を基にして)
まとめ

遊びを支える環境の構成について

  1. かかわりが深まる環境の構成
  2. 知的好奇心が深まる環境の構成
  3. 有能感が育つ環境の構成
  4. 教師の援助について
平成19年度の取り組みから
研究主題

『子どもたちの不思議との出会いを大切に』
〜かかわる力を育てるための環境構成を探る〜

研究目標

1歳児から5歳児の子どもたちの不思議との出会いを大切にした保育を通して、かかわる力を育てるための環境の構成を実践から究明していく

研究の内容と方法

 子どもたちが「やってみたい」「もっとやってみたい」と思い、不思議との出会いから主体的にかかわることができる環境の構成について探る

  1. 「おもしろいなー」・・・・・・・・・・・1・2歳児
  2. 「不思議だな」「なぜだろう」・・・・・・3〜5歳児
  3. 「やってみよう」「ためしてみよう」・・・3〜5歳児
−保育所部の実践から−
1歳児 さくらんぼ組 「ぷかぷかういた!」

1歳児は見守られている安心感が心の基地となるため、一人一人の子どもの依存欲求を満たしていくことが大切である。身近な環境である、庭・テラス・保育室に色々な素材や手作りおもちゃを準備することにより、好奇心が芽生え始める。

2歳児 いちご組 「おもしろいな やってみよう」

2歳児では、毎日の生活の中での新たな体験が子どもの関心や探索意欲を高めることにつながる。素材や手作りおもちゃで遊び、そこで得た喜びや感動を一緒に共感してくれる保育士や友だちに伝えたい、一緒に遊びたいという欲求を満たすことが大切である。

保育所では、遊びの環境の中で五感を働かせながら、触れたり、操作したりする体験を大切にしてきた。また、保育者が一人一人の気持ちをしっかりと受け止め、共感していくことが心の安定や遊ぶ意欲へつながっていくと考える。

  • 心に寄り添う保育者の言葉がけや見守りなどの援助
  • 身近な素材へのかかわりを大切にした教材研究
  • 信頼感を基に自然事象や自然物など、五感を働かせながら遊ぶ環境
  • 自然の中で発見したことを身近な遊びや手作りおもちゃに取り入れていく
−幼稚園部の実践から−
3歳児 みかん組 「ザリガニさんと遊ぼう」

 3歳児は、好奇心が旺盛で生活の中で様々な不思議を見つける。自分で見て、自分で触って、自分で話しかけて次の不思議に向かっていく。

4歳児 りんご組 「りんご組『わくわくおひさま公園』で遊ぼう!」

 4歳児は楽しかった経験から、思い思いのイメージを描き、次の遊びに向かう意欲が生まれる。

5歳児 ぶどう組 「砂や土の大発見!!」

 5歳児は友達と一緒に何かをしたい思いが強くなっている。身のまわりのことへの興味関心が強くなり、友達の動きから、情報をキャッチし、自分の生活に取り入れて、充実させていこうとする意欲が旺盛になってくる。

  • 3歳児には、友達と一緒に遊ぶ楽しさが分かり、イメージを持って繰り返し遊べるような援助が必要。
  • 4歳児は、経験したことを基に遊びの場を一緒に作る楽しさを味わっている。「やってみたい」「もっとくふうしよう」という意欲や自分からかかわろうとする思いを引き出すような援助が大切。
  • 5歳児は遊びの中で発見したり、試したことを、集まりで伝え合う場を作り、自らやってみようとする思いを持たせるようにしてきた。一人一人の遊びが、学級全体の遊びになり達成感を味わえるようにした。
−まとめ−

今年度の実践から・・・
幼児が主体的に遊びに取り組み、その中で自らの生活経験を広げ深めていくことができる環境の構成をしなければならないと考える。

かかわる力を育てるための環境の構成について
  1. 体験の多様性が広がる環境の構成
  2. 不思議さが味わえるような環境の構成
  3. 追求、創意工夫ができるような環境構成
かかわる力を育てるための教師の役割
  1. 子どもの興味⇒保育を構想する
  2. 教材の準備、教材研究をする
  3. 遊びをつなげたり言葉がけをしたりする
  4. 伝え合う場を作る
  5. 用具の使い方を教える
  6. 共感し充実感を味わわせる
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