公益財団法人 ソニー教育財団
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赤碕保育園実践発表会開催レポート

公開保育

 当日は3歳以上の3クラス(異年齢児混合クラス)で立てた3つのプロジェクトの指導案に添って保育を公開し、実践発表を行った。
 そのうちの一つであるカエルのプロジェクトでは、2つのクラスのカエルに興味を持った子ども5名(3歳児1名、4歳児3名、5歳児1名)によってグループが構成された。
 飼っていたカエルの死後の変化を観察し、生きていた頃のカエルとの違いなどを話し合った。死後のカエルの変化が標本となったカエルや写真によって子どもたちに紹介され、その変化を継続的に観察してきた子どもが匂いなどについても感想を話した。
 子どもたちが対話によって、死を具体的に見つめ、生き物を飼育することの意味や配慮、注意などに気づいていった。
 公開保育の参加者は、1時間近くにわたる子どもたちの対話や保育士のプロジェクトの進め方などを熱心に見守っていた。
     
  • 【プロジェクト名 かえるグループ】
進み方 内容や要素 保育者の心がけることや
事前の準備
クラスやグループでの
実際の進み方
プロセスA
(5/31)
プロジェクトの始まり
  • 死んだものの絵を描いたことがないということの気付き
  • 子どもたちの素直な反応や言葉を受け止める
  • 触った後の手洗いの声掛け
  • 衛生面への配慮
  • 興味を持った子が集まり、観察をする。
  • 死んだカエルの絵を描く。触ってみる。
  • 投げかけ「この死んでしまったカエルはどうする?」「・・・」(無言)「土に埋めてあげる」→お墓作り
  • 投げかけ「このまま置いていたらどうなる?」「分からん」
プロセスC1
(6/1〜6/11)
実験
  • 死ということをもう少し見つめて欲しいという願いから、保育士の意図で一匹だけ埋めずにそのまま置いておく
  • 変化があった場合はその都度子どもたちに知らせていく
  • グループ外の子とのやり取りを大切にする(A子が話をしていくようにしていく)
  • グループ化(A子を中心として)
  • 変化があった場合はその都度絵に描いて表現する。
  • においの気付き・カエルの体の変化の気付き
  • いも虫(うじ虫)の存在、行動の予想、水分の気付き
プロセスB1
(6/16)
深まり
  • A子が観察を続けてきた中で、カエルの死をどんな風に受け止めるか把握する
  • 子どもたちの様子や発言を記録
  • 死を具体的に表現するために、生とはどういうことかを投げかける。  思い出しながら、体を動かしながら話をした。初めて「かわいそう」と話す。
プロセスC2
(6/23)
調査
  • 腐っているということに繋がることを期待する
  • A子「カエルはどうなっとるかな?」と自ら言ってくる。「臭いかな?」とにおいのことが印象深く残っているようだった。
  • 投げかけ「死んだカエルと同じにおいのものはない?」
  • 園庭内の色々なところのにおいを嗅いで回る。
  • すずめの死体を見つけた子と話をし、すずめのにおいを嗅ぐ。→「同じにおいがした」
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