2007/07/11更新

身近な食材や調理する楽しさや、情報をもとに工夫してかかわる中で感じていることが自然に引き出されたことば。

 玉ねぎを調理することになり、「玉ねぎは涙が出る」という予想をした子どもたちの中から「テレビで、玉ねぎの皮をむいちょって冷蔵庫に入れといたら、涙がでんといいよったよ」という話が出て、やってみることになりました。
 調理の前日、冷蔵庫に入れる玉ねぎの皮をむきました。畑でとれた玉ねぎなので、「畑や田んぼの泥のにおいがするよ」と、早速気付いたことをつぶやく子がいたので、皮をむき始めると「皮がちょっとむけたところ、ニンニクの臭いがする」「カメムシの臭いがする〜」「泥臭い〜」「目がチカチカする」など口々に感じたことが出てきました。

 明日のお泊り保育で玉ねぎを調理することになりました。「玉ねぎは涙が出る」という予想をした子どもたちの中から「テレビで、玉ねぎの皮をむいちょって冷蔵庫に入れといたら、涙がでんといいよったよ」という話が出ました。そこで、「実験してみよう」ということになり、玉ねぎの皮むきをしました。畑でとれた玉ねぎなので、「畑や田んぼの泥のにおいがするよ」と、早速気付いたことをつぶやく子がいたので、皮をむき始めると「皮がちょっとむけたところ、ニンニクの臭いがする」「カメムシの臭いがする〜」「泥臭い〜」「目がチカチカする」など口々に感じたことが出てきました。皮をむくと茶色からだんだん白になることにも気付きました。皮をむいた玉ねぎ(6個)と皮付きのままの玉ねぎを冷蔵庫に入れました。残った5個の玉ねぎはそのままにしました。
 お泊り保育当日、いよいよ玉ねぎを切る時がきました。「包丁で切る」というだけでなく、「実験」という目的があるので、感じたことを口々に伝え合う姿が引き出されました。皮をむいて冷やしたものは「においがちょっとしただけだった」「目は痛くなかった」「切る時フッと切りやすかった」「普通よりやわらかい感じがした」でした。皮つきのまま冷やしたものは「はじめは大丈夫だったけど、だんだん目が痛くなってきた」「においも、すこし玉ねぎのにおいがした」「切った後からだんだん目が痛くなって、目をパチパチするともっともっと痛くなって、涙がいっぱい出た」「切る時、硬さは普通だった」でした。そのままの玉ねぎは「切る時硬かった」「ゴリゴリした」「ニンニクのにおいがした」「目がシュワシュワする〜」「目が転んだ時みたいに痛い」「目がチカチカする」「お友達が切っている時にいっぱい涙がでてきたよ」でした。そして、ゴーグルを着けて切ると「目が痛くなくなった」「始めから着けて切ったら、目が痛くなかったかもしれん」でした。夢中になって切り、感じたことを言い合うことで、「やっぱりそうだったんだ…」という思いをもちました。でも、目的は調理、そして楽しい会食です。こうして、意欲的に活動は進んでいきました。

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