<開催速報>
2010年度優秀園 社会福祉法人あおば福祉会 瀬川保育園
実践提案研究会
雨上がりの秋晴れになった11月20日(日)、2010年度ソニー幼児教育支援プログラム優秀園である大阪府の社会福祉法人あおば福祉会 瀬川保育園による実践提案研究会が開催されました。
初めに瀬川保育園より、主題「科学する心を育てる」を受けて「日々の気付きを認識につなげる 〜子どものもっと知りたいに寄り添って〜」をテーマにして、「鳥の巣」への関心が高まっていった事例や前年度の5歳児から引き継いだ「カマキリの卵」をカラスから守り誕生した事例<実践事例集vol.8 P16ここやったら絶対見つからへんわ<5歳>>など、主題に迫る実践が発表されました。




特に、瀬川保育園の特徴的な環境である絵本と自然に関する保育の工夫に焦点を当て、絵本に関する工夫では、先生方がダンボールで作った“手作りの面展台”を活用し、手軽で子どもの身近に絵本を提示できる事例が紹介されました。自然に関する工夫では、地域や保護者の協力を得て、手作りで作られたビオトープに関する今年度の実践が報告されました。
次に、講師の白梅学園大学学長・東京大学名誉教授の汐見稔幸先生による記念講演がありました。汐見先生ご自身の幼少期からのエピソードや瀬川保育園の実践を挙げての、演題「子育ては地域みんなで!社会の果す役割 〜感じる心・生きる力を育むために〜」と「科学する心」が関連づく貴重なご講演により、研究発表の内容や主題について更に深く理解することにつながりました。
午後は瀬川保育園に会場を移し、園の環境の見学や協議会が行われました。実践発表や記念講演を受けての感想や汐見先生への質問、自園の保育に結び付ける考えなどが話し合われました。最後に、汐見先生より「“知る”と“わかる”の違い」から「子どもがしみじみわかる体験」の重要性や「科学する心」を育む絵本の活用についてまとめの講話がありました。
午前中の会場になった箕面市立西南小学校には瀬川保育園の子どもたちの様々な作品が掲示され、参加された270名余りの方々は、研究会開催前に掲示物を見たり、箕面市立保育所民営化5周年を記念して行われた瀬川保育園の園児や保護者による太鼓の演技を見たりして、開催までの時間も楽しまれていました。箕面市市長の倉田哲郎氏による開会のご挨拶や図書館や地域の方々との連携・交流などの報告から、地域の園としての存在感が伝わってきました。

