るんびにー保育園 0歳からの「科学する心を育てる」研究会
〜乳幼児の科学する心を育てていくには “みてみて 小さな発見”〜
10月27日(土)るんびにー保育園(愛知県岡崎市)で「0歳からの科学する心」研究会が開催されました。台風接近の雨にもかかわらず、岡崎市内の保育園の先生方が集まり、熱心に協議が行われました。
2歳児の泥だんご遊び、カタツムリとのかかわりの事例が提案されました。0歳、1歳の経験を通して、2歳児の泥だんご遊びの感覚や意欲につながっているということや「カタツムリの卵からはカタツムリが産まれる」という大人の感覚とは違う子どもの発想、体全体を使ってカタツムリの特徴を表現するなど子どもたちの発見や驚き、興味・関心に大人が共感し、感動や喜びを共有することの大切さが話されました。また、このような経験の積み重ねが科学する心の芽生えにつながっていくのではないかということ、そしてそのための保育者のかかわりの重要性についても提案がありました。
その後、カマキリ、コオロギ、メダカ、カタツムリを囲んでグループ討議が行われました。
各園での乳児と生き物とのかかわりの実態と環境の工夫や子どもがどのように心を動かすか、虫を通して命を感じるかなどが話し合われました。そして、大人自身が生き物に親しんだり、子どもの気持ちに寄り添うことが大切ではないかという意見も挙がりました。
最後に中部学院大学短期大学教授の林陽子先生よりお話しがありました。
「子どもは、同じところ、違うところを瞬時に見つける名人」など乳幼児期の認識の特性は「科学する心」の基礎となるものであることや「感性」「自由に巧みに操作する手指としなやかな足腰」など「科学する心を支え育むもの」についてお話がありました。
また、「科学する心」を育てる大人の役割として、「不思議だなあ?」の気持ちを大切にするなど子どもの認識の段階に合わせた援助の仕方が大事ということもお話されました。
まさに参加者にとって、演題の通り「『科学する心』を科学する」考えを深める機会となったのではないでしょうか。
園全体で子どもたちの「科学する心」を育むために、熱心に取り組まれている先生方の様子が伝わってきました。そして、その成果が教材研究のたまものとして大切に飾られていた「泥だんご」にも表れていると思いました。

